札幌フリープラン2日間 12月5日(日)〜12月6日(月)

 

 順の振替休日を利用して日月を使って北海道へ行く。前調べではもう雪が降っていて、朝も早い。どうしてこんな計画を立てたんだろうと半分後悔しながらの旅立ちとなった。
 それでも誰よりも早く雪を見られると思い直して、プラス思考で5時40分に羽田へ着いた。集合時刻より早かったが、受付で搭乗券を手にして、X線を通過。搭乗口へ行くと、この便は欠航になったとの放送があった。朝から雪が猛威をふるっているらしい。まさか〜と思ったが、手続きをしている人たちがいるので間違いない。我々も全日空の係員に誘導されてもう一度フロアまで出ることになった。生まれてはじめてこのとき、X検査を逆行した。
 そこでその後どうなるかがはっきりするまでしばらく待たされることになったので、偶然見つけたカード会社のラウンジで待つことにした。そこには飲み物だけでなく、朝だけですという「クロワッサン」もおいてあった。ちょっと小腹に入れようと有り難くいただいた。コーヒーも美味しかった。
 どういう訳か次の便の切符が入手でき、どうにか8時には出るらしいと言うので、またX線を通過して中に入る。53番搭乗口に向かうと、搭乗口が変更になったというアナウンス。109ばん・・・と言うことはバスじゃん。ぞろぞろと、札幌行きの人たちがバス待合室に行く。とまた放送があって、整備不良のためしばらく遅れるとのこと。一旦バスに乗った人たちも引き戻されたらしい。そうこうしているうちに、代わりに朝食をくれるというので、早速則が売店に行って弁当とサンドイッチと水を手に入れてきた。そこでとりあえずサンドイッチを食べていると、10時にようやく準備ができて搭乗となった。
 それからもしばらく待たされた。どうにか飛び立ったのはもう11時近くになっていた。4時間遅れとなった。それでも帰りではなくて良かったぁ〜。
 新千歳には12時過ぎにようやく着いた。とにかく来られて良かった。
 それからすぐに電車に飛び乗った。電車の時間が電光掲示板のとちっがっている。電車も遅れているらしいとわかったのは、途中の駅でしばらく停車したからだ。また待たされた。周りは白一色。雪に慣れているこちらの人でも、急にこんなに積もったので準備不足で不意をつかれたらしい。そんなこんなで新札幌に着いたのは午後の1時を回っていた。
 そこでまず「ドニチカ」切符を買った。1日地下鉄乗り放題と言う便利な切符だ。何と、500円ぽっきり。札幌まで行っても310円だから、ずいぶんと、オトク。それを使ってホテルへと向かった。午後2時過ぎにやっと着いた。難行苦行の旅であった。
 しばらく休んでテレビを見ていると、各地の交通情報をやっていた。あちこちで列車が運休して大変のようだ。
 一休み後、今日はジンギスカンを食べに行った。今回の旅行には、キリンビール園での食べ放題飲み放題が付いている。
 まずはビール。外は雪だというのに、美味しいから不思議。ジンギスカン、お寿司、野菜、好きなだけ食べた。ただ、お寿司は回転寿司仕様(もしくはそれ以下!)で、ご飯が大きくてネタが小さくてこれだけはガッカリ。まあ、焼き肉園だから仕方ないか。
 ジンギスカンを堪能してから、大通公園へと向かう。
 ライトアップがきれいだった。ここのライトアップは、単に木に電飾を飾るというのえなく、形を作っている。雪が舞っている中にその赤や緑のライトが浮かび上がって本当にきれいだった。雪が降っているのとあまりの積雪量の多さにか、出ている人が少なかったので邪魔をされずに写真を撮ることもでき、ハッピー。
 このままホテルへ戻るのも早すぎる気がして、これまたこの旅行に付いているラーメン券を持って、ラーメン横町へ行った。勿論ラーメンを食べに。ほんの2時間ほど前まで食べ放題を食べていたのに・・・。
 何軒も並んでいて何処に入るか迷ったあげくに一番奥の華龍という店に入って、ホタテラーメンとチャーシュー麺を頼んだ。具は美味しかったが、醤油のつゆがどうもひと味口に合わなかった。
 その後はまっすぐにホテルに戻った。いやホテルのすぐ横にセブンイレブンがあったのでちょっと買いもの。

 

 朝目を覚ますとすぐに外を見る。状況によっては帰郷できない可能性があるからだ。
 幸いなことに雪は止んでいた。これなら帰れそうだ。安心してチェックアウトして外へ出た。駅に向かう途中、街は除雪で大わらわだった。
 まずは1DAYカード(地下鉄1日乗り放題切符:800円也)を買ってサンピアザ水族館へ行くことにした。早く着きすぎたので、近くの喫茶店で軽く朝食をとって時間をつぶした。
 開場時間に行くと誰もいなかった。中に入っても貸し切りでゆっくり見放題。10時半になると魚のショータイムだが、未だに2人しかいない。それでも丁寧にやってくれた。ゲームは3つ。始めに箱を空けて中のものを出すのだが、うまいものだ。すぐにキティちゃんやアンパンマンなどのキャラクターが出てきた。次は輪くぐり。だんだん輪の数が多くなっていくのだが、これも上手だ。最後はゴルフ。落とされたボールを口で突っついて穴の中に入れる。これは1回目は簡単に成功したが、そのあとはできなかった。出も、それでも、魚がこんなにいろいろな芸をするなんて思っても見なかった。面白かった。
 それからラッコの餌づけが始まった。貝を食べるものとばっかり思っていたら、こちらも全く違って、イカやホタテなどをあげていた。ラッコにも好き嫌いがあるらしく、まずは好きなものを食べる。食い散らかすようにいい所だけ食べるのだ。そして、もうくれないとなると、それまで捨てていたものを拾って食べる。それも徹底していてカスも残さないほどきれいに食べてしまう。
 それからまた一回りして戻ってくると、丁度お昼寝タイムらしく、だらしなく体を浮かせて眠っていた。全く無防備だ。これでは 獲物をねらうものに難なく捕獲されてしまう。
 十分楽しんだ後、また地下鉄に乗ってサッポロファクトリに行った。ここでグラスをくれるという宣伝文句に惹かれてビールを1杯。煙突にまでサンタクロースが上っているデコレーションには感心しきりであった。
 次に訪れたのは旧道庁舎。雪の中のそれは情緒があって見応えがあるだろうと期待して行ったのだが、その通りだった。惜しむらくは青空が消えてしまったこと。どんよりした中では雪の輝きが無く、くすんだ感じになってしまう。それでも、木に積もった雪がまるで白い花を咲かせているようで、きれいだった。アジア系の観光客が来ていて、我々以上に写真を撮りまくっていた。
 その後時計台へ。月曜日(休館日)とこの天候で、さすがに観光客らしき人は1人もいなくて、写真を撮るにはもってこいの条件だったのだが、時間をつぶしがてら休息しようと思っていた、ロイヤルホストが閉店していたのはガッカリ。時計台の前のロイホは結構利用していただけに、残念だ。計算が違ってしまって、大通公園のライトアップまで時間がありすぎる。
 仕方ないので、フラフラ歩いてテレビ塔に行くことにした。実はここの入場券も付いているのだ。その前に、ドイツミュンフェンフェアをやっているので、そこで少しフラフラした。ドイツの食べ物、飲み物、お土産を売っているのだが、あまり気を引くものもないので休憩所で一休みしてからテレビ塔へ行った。
 それにしてもまだ1時間もある。どうしようかと迷いながら怪しげな喫茶店へ入った。混雑する所らしく、待ち時間の表もあったが、この日はガラガラで「どうぞごゆっくり」と言う店の人の言葉に甘えて、そこでライトアップの時間までを過ごすことにした。
 コーヒー1杯では申し訳ないので、途中でスープも頼んだ。そうしているうちにとうとうその時間になった。
 期待に背かずきれいだった。となれば、もう話すこともなくシャッターを押しまくっていた。そこでも十分にきれいだったが、入場券もあることだしとエレベーターに乗って上へ行った。
 すると、そこは更にきれいだった。やはり上の方が全体が見渡せたほうがいい。
 その後18日からはレーザーが空へ伸びて、大通公園全体で巨大クリスマスツリーを現すのだそうだ。が、この日でもその雰囲気は十分に感じ取れた。まさに、ツリーそのものだ。
 その後いつもの店へ行ってちょっと1杯。
 その後予定通りの飛行機に乗って帰京。出発は大変だったが、今日は快適な1日だった。