10月11日(月) 晴れ

 白馬塩の道温泉(0750)=安曇野スイス村(0842〜0900)=沢渡(1015)=上高地(1050〜1350 弁当の昼食付き)=安曇野ワイナリー(1545〜1615)=松本IC(1630)<中央道>=境川PS(1740〜1800)=一宮御坂=国道20号線=上野原IC(1900)=<中央道>=石川PA(1940〜1955)=(2025)新宿

<白馬塩の道温泉> (0750)
 朝ご飯はバイキング。朝食後、朝恒例の散歩。少し歩いて教会に出た。ここが和田の森の教会だ。それまで地図上では何度も見ていたのだが、初めて目にしてものすごく嬉しかった。少し先へ行くとまた、ポツポツと雨が落ちてきた。今日は一番楽しみにしていた上高地なのに何とかお願い、と言う気持ちで仕方なくホテルに戻った。
 
<安曇野スイス村> (0842〜0900)
 昼食を仕入れるためにまたスイス村に来た。

<上高地へ:沢渡通過>(1015)  
 さあ、今回の旅で一番楽しみにしていた上高地へ向かう。この頃になるとお天気も回復して期待感が膨れあがる。
 3連休の最後の日というので、混雑が予想されたが、沢渡まではそうでもなく進むことができた。釜トンネルにはいるときに少し待ったが、イライラするほどではなかった。
 焼岳がきれいに見える頃になると周りの景色も紅葉中。青空とのコントラストが見事だった。遠目に大正池が見えると、既に上高地気分真っ直中。気分も高揚中。
 大正池辺りになるとさすがに一大観光地。観光バスがこんなにいたのかと思うほどの台数になっていた。しかもここから歩く人たちを降ろすためにバスが道路に駐車するので、そこでちょっとした渋滞になる。我々のグループも、ここから歩く人と一番奥の駐車場まで行く人に分かれる。勿論我々は一番奥まで行くので、大正池はバスの中からの観光となる。ただ、この大正池、昔ほどの感激はない。枯れ木の本数が少なくなったのと、池がどんどん小さくなっているということで、始めの印象とは随分と違ってきてしまったように思うからだ。
 さて、駐車場へ向かった我々のバスだが、帝国ホテル前当たりから数珠つなぎになってしまって、その少し先からはもうびくとも動かなくなってしまったので、そこで降りて歩くことにした。

<上高地 (弁当の昼食付き)>(1050〜1350 )
 駐車場には既にたくさんのバスがいた。それを脇目に我々は先を進んだ。
 河童橋は相変わらずの人出だが、今日はお天気もよく遠くの山並みもきれいに見えるので最高だ。ポスターの写真そのままの風景が広がっていた。我々も絵はがき写真を何枚かとって先を急ぐことにした。

〔明神池へ〕(1100〜1200)
 バスの数のわりには歩く人はさほど混雑ということでもなかったので、自分のペースで歩くことができた。最も我々も自由時間は3時間ということで、明神池までの往復には結構きついものがある。河童橋当たりでゆっくりと過ごす人が多いのかも知れない。
 木道を急ぎ足で歩いて行ったので、あまり周りを見る余裕もなかったが、景色は黄葉の中を歩くだけなのであまり代わり映えがしない。焼岳が見えるかと思ったが、その頃になると雲がかかり始めたこともあって、また、先を急ごうという気が強いこともあって、わからなかった。
 川沿いで休んでいる人たちを見て、我々もと思ったが、とにかく先を急ぐことばかり考えて歩いた。

〔明神池・明神橋〕(1200〜1240)
 そんなで、歩き始めて約1時間で明神池に着いた。入場券500円也を買って中に入る。則は不当に高すぎると言っていたが、そこからは明神岳がきれいに見えて、その姿を写している池もそれなりに見応えがあった。箱庭のような感じできれいだった。
 そこでしばし休憩。昼食をとる。(12:10〜12:35)
 それから帰る道で明神橋を渡る。この頃にはまた青空が戻ってきて、明神岳が浮き上がって見えるようになっていた。吊り橋と明神岳が格好の被写体となった。

〔駐車場へ〕(1240〜1345)
 帰り道は木道ではなく砂利道で広く、下り道なので歩くのには楽な道だ。約束の時間は13時50分。また急ぐことになった。
 ただ、明神岳の姿がいつまでも後を着いてくるので、振り返り振り返りの道中となった。
 まだかなあと思った頃やっと小梨平キャンプ場へ着いた(13:20)。駐車場のトイレは混んでいるだろうと予想して、ここですませた。これは大正解で、駐車場のトイレは長蛇の列。そのために遅れた人もいるくらいだった。
 バスは、我々を降ろしてから駐車場にはいるまで何と2時間もかかったとのことだった。絵でも中に入れたのは運がいいらしく、乗客は集合しているのにバスが来ないという団体がいくつかあったようだ。
 帰り道もものすごい数のバスが、駐車場の方へ向いて並んでいた。それは大正池辺りまで続いていた。
 我々は逆方向なのでスムーズに進み、釜トンネルも待ち時間ゼロで通過。


<安曇野ワイナリー>(1545〜1615)
 ここは始めてきた所だ。ワインの試飲ができるというので我々にとっては至福の時が過ごせる。勿論手当たり次第に試飲。と言うより飲みまくり。ちょいといい気分になった。ソフトクリームで気分転換して、則はお土産を買った。

<東京へ>(1630〜2025)
帰りは松本ICから中央道を行く。まだ混雑はなくスムーズな走りだ。ただ、もう少し後になるといつものトンネル辺りで渋滞だろうと覚悟はしていた。
境川PS(1740〜1800)で夕食を積み込む。手違いがあったようで、予定の釜飯ではなくなってしまった。
 さあこれから渋滞、と思っていたら、何とバスは一宮御坂で中央道を下りて国道20号線を走り出した。くにゃくにゃと下くらい道をこの運転手は迷うことなく結構なスピードで走っていく。かなり走り慣れた道なのだろう。
 そして上野原ICで再び中央道に戻る(1900)。そこからも渋滞はなかったので、途中、石川PA(1940〜1955)で休憩したとはいえ、2000時着の予定をわずか25分オーバーしただけで新宿に着いてしまった。
 3連休ということを考えれば、奇跡に近い。

 今回は紅葉の旅という触れ込みだったが、1日目の台風は致し方ないとして、まあ結構楽しめた。