関西ぶらり2012初夏

葵祭が見たい!

 京都には三大祭りというのがあります。春の葵祭に始まり、初秋の時代祭、そして盛夏に行われる賑わいとしてもスケールとしても一番の祇園祭です。祇園さんについては、2005年に経験しています。それをターゲットにしたツアーで行ったので、鉾にも登らせてもらいましたし、宵山から楽しみました。
 で、後の二つを見たいのですが、さすがは京都の祭です、昨今のように土日に祭を合わせて催行人員の確保を図るというようなことはしません。したがって、これまでのサラリーマン生活の中では、曜日の方が合ってくれなければ、見学がままなりませんでした。というわけで、先送りされておりました。
 今年もnoriの老人大学(生涯大学)の日程の合間を縫っての計画となりました。葵祭は、5月15日に行われます。16日が老人大学の開講式なので、見学したらとんぼ返りをしなければなりません。いやそれ以上に、葵祭は雨天順延(1回のみ)なので、その日が雨ならば見学が出来なくなります。そうした日程の中、関西に向かいました。

関西旅行はこのパターンで決まりだ!

 前回関西に行った時のパターンは、
   ①夜行バスで関西に到着、
   ②その日から三日間のスルッとKANSAIを利用して滞在中の交通機関確保
   ③ホテルに二泊して、夜行バスで帰京、
というものでした。
 ②の「スルッとKANSAI」というのは、大阪を中心とした関西圏のかなり広範囲なJRを除く殆どと言ってもよい一般の鉄道バスに3日間乗り放題(2日バージョンあり)で5000円というかなりおとくな切符です。大まかに言えば高野山、比叡山、姫路城の範囲で3日間乗り放題。乗り物を乗ることが目的なら最高の切符、いや色々見て回るのに最高の切符です。
 というわけで、今回もこのパターンを利用しました。
 宿泊場所は大阪梅田近辺、ビジネスホテル関西というホテルのクーポンをゲット。ここで二泊しました。前回はセミダブルでしたが、今回はツインで、ゆったりです。それに朝食付き。これで二泊で9200円でした。
 で、夜行バスですが、新宿から京都に出て、帰路は大阪から乗りました。利用したツアーバス会社VIPは、帰発点にVIPラウンジと称する待合室を持っており、往路復路とも利用しました。外のバス会社のように、道路上でさまようことなく乗れます。到着が早くても、時間調整が出来ます。コーヒー・具のない味噌汁などの簡易な飲み物は無料。英気を養ってから、旅を開始または帰宅できます。外のバスよりも少し高い程度で、今回往復で二人で、25000円でした。だいたいJRの半額かそれ以下でいけます。少し正直身体がしんどい部分はありますが、3日間フルに動き回ることが出来るのも気に入っている点です。

祭だ祭だ!

 さて今回の目的は葵祭です。これが行われるのが15日で、老人大学の開講式が16日ですから、スルッとKANSAIを利用するとなると、逆算して5月12日の出発となりました。13~15日の三日間を関西で過ごし、16日の開講式に間に合うように早朝帰ってくると言うことになったわけです。
 15日はおそらく丸一日葵祭を追っかけているだろうから、さてそうなると残りの二日間について予定を決めなければなりません。
 13日には、京都の観光案内所に立ち寄り葵祭関係の資料を最終的に集める必要があります。何とか京都の行事がないかと探していると、有りました。大徳寺近くに「今宮神社」という社があり、そこのお祭りが13日まで行われており、御輿などの行列があると言うこと。これにのりました。
 14日は中将姫伝説で知られている奈良県当麻寺で、お練り供養、つまり中将姫が極楽浄土へ召される様を模式化した祭が行われることを発見。それが16時に始まるというので、その余った時間を利用して神戸で清盛関係の展覧会もどきをやっているので、それに行こうと決めました。こうした芸当が出来るのは、やはりスルッとKANSAIのお陰です。
 こうして計画を立てて出かけましたが、はてさて、どうなったかは本文をご覧くださいませ。