2.7月2日(月) 箱根第二日目
起床(0530)風呂(0600)朝食(0700)ホテル発(0805)小涌園バス発(0835)箱根湿生花園(0900~1100)湿生花園前バス発(1110)御殿場プレミアムアウトレット(1150~1300)秩父宮記念公園(1305~1405)強羅公園(1500~1600)強羅駅前バス発(1515)ホテル着(1600)
2-1 朝
起床(0530)風呂(0600)朝食(0700)ホテル発(0805)
朝は比較的早く目を覚ましました。noriはネットで今日と明日の天気の比較をしました。天気が良い方の日は出かけて、悪い方の日はユネッサンに行こうという考えでした。しかしながら、残念ながら両方ともあまり期待の出来ない空模様でした。それでも今日は午後から晴れるような予報だったので、ユネッサンは明日に回すことにしました。
朝風呂に何時ものように入りました。今日はサラダ付きです。自宅からサラダを持ってきたからです。これは、煮物をジップロックに詰めて冷凍しておいて、それを保冷剤代わりにして、持ってきたものです。部屋には冷蔵庫があるのでそうしたのですが、幸いにも未だ煮物がかなり固い状態で昨日ホテルに到着し、冷蔵庫に入れることが出来ました。ここの朝食はジュース・コーヒーにパンだけです。パンは小さな菓子パンが何種類か有ります。しかしこれだけでは栄養的にどうかという感じなので、ゆで卵と生野菜を持ってきたわけです。隣の席の小さな子供を連れた家族連れのおばあさんがそれを見ていて、やはり野菜が欲しいわねぇ~と言っていました。
それから支度をして、8時過ぎにホテルを出ました・・・と言いたいところではあったのですが、ホテルの庇を出てみると、なんと細かい雨が降っているではありませんか。明日と交換しようかと、一瞬逡巡しましたが、決めたものは決めたものと言うことで、傘を出して出かけることにしました。
決めたのは良いのですが、バス停に着くと雨脚は強くなってきました。目の前の小涌園ホテルも瞬く間にホワイトアウト寸前です。
2-2 箱根湿生花園(0900~1100)
小涌園バス発(0835)箱根湿生花園(0900~1100)
今日の第一目的地は、箱根湿生花園です。
今回はフリーパスがないので、この日だけ、施設めぐりバス1DAYチケットを購入しました。1000円ですが、2000円分くらい今日は乗る予定です。湿生花園の後に行く御殿場プレミアムアウトレットまでだけでも740円もかかるのですから。それと、noriは発見したのです。このチケットにも特典があって、様々な割引などを受けられるのですが、そのリストに御殿場プレミアムアウトレットも入っていたのです。勿論、入場料がかかるわけもなく、ひょっとすると・・・という期待があったからです。その結末は次のところでお話しします。
さて箱根湿生花園はいつ行っても花を見ることができるので、junの超お気に入りの場所だから、箱根観光には絶対に外すことが出来ません。
後お気に入りはポーラ美術館で、この二ヶ所はスタンプを持っています。それほどこの二つは良く行くのです。
というわけで、雨の中、開園少し前に到着しました。確か前回も雨で、門の前で待っていたように思います。そのときは開園時刻を過ぎても開かないので、「おーい」と叫ぶ振りをしながら跳んだりはねたりしてのぞき込むようにしていました。ようやく係員が走って出てきて中に入れたのですが、今回は雨もひどかったので、土産物屋の軒下で待つことにしました。
他にも客が来出しましたので、その人達の動向を見てこちらも行動しました。
今回は開園時刻ぴったりに開いたようです。
スタンプカードを持っていましたので、有効期限は過ぎていたのですが、窓口でいいかどうか聞いてみますと、4つめのスタンプを押してくれました。これで次回は無料で入ることが出来ます。ただ、このカードは、30周年で配ったものなので、既に配布は終わってしまったとのことで貴重なものとなりました。
さて、丁度あじさいの時期ですので、それも期待して入りましたが、ここには他の花が見られました。
2-2-1 外国の山草と園芸種
まずはいつものエーデルワイスです。昔はこの花を見つけると興奮していたものですが、中国で踏みしめるほどのエーデルワイスの花畑の中を歩いてからそうでもなくなりました。
真っ赤なのはヒメユリでしょうか、ずいぶんとしっかりと自己主張していました。それに比べて、相変わらずブルーポピーはひっそりとしています。この花はいつもこうした雨の中で見ているような気がします。中国でも雨の翌日でしたから下を向いていましたし、ここでもそうです。いつも雨のシーズンだからでしょうか。それでも花の数は多くなったように思います。今度は是非青空の下でカラッと咲いている花を見てみたいものです。
食虫植物も咲いていました。去年は丁度特別展をしている期間に訪れたので、いろいろと説明を聞いたり実際に触ったりしたのですが、今年はまだ準備中とのことで、残念ながらそのコーナーは閉鎖されていました。夏休みを子供が迎えると開園するようです。
2-2-3 ススキ草原区
ナニワズは赤い実をつけていました。
マツモトセンノウというのは初めて見ました。真っ赤なとても鮮やかな色をした花でした。漢字で松本仙翁と書くのも面白いです。どういう意味なのでしょう。これでナデシコ科なのだそうです。ナデシコの可憐さとはほど遠い気がしました。
イヌヌマトラノオもありました。トラノオはこのほかの種類もあるそうです。
同じようなもので花の色が紫のものはまた違った花だと思いますが、名前は分かりません。多分、エゾミソハギでしょうか。
ドクウツギという怖い名もありました。赤い実が毒なのでしょうか。
他にも黄色や白の花を見つけました。
2-2-4 ヌマガヤ草原区
ニッコウキスゲが盛りでした。以前来たときはお天気だったこともあって人が多かったのですが、この日は平日でしかも雨、ということもあっては殆ど人影はありませんでした。お陰でゆっくりと楽しむことが出来ました。
青い花はクガイソウとクサフジです。クガイソウは苦界を思い浮かべてしまいましたが、実は九階草とか九蓋草と書きます。クサフジはよく見ると確かに豆のような藤の花と似ています。
ハマナスの花を咲かせ、赤い実をつけていました。junはこのハマナスという花が好きです。
それから橋を渡って、少し移動しました。橋の辺りの池には、コウホネが黄色い花を付けていました。
林を抜けて行くとまた小さな花が咲いていました。クリンソウは沢山蕾を付けていましたからもうすぐ咲くのでしょう。この花はここには沢山あります。
2-2-8 湿生林区
仙石原湿原区を出ますとすぐにカキランというのを見ました。初めて見ました。ところがこの花、箱根にも自生する多年草なのだそうです。ということはこれまでも目にしたことがあったのかも知れません。
この辺りで一番咲いていたのはギボウシです。初めは何なのか良く分からなかったのですが、葉の形から間違いないと思います。見慣れたギボウシは下にいくつも花が連なっているのですが、これは一番上に一つだけでした。これから下の方が咲くのでしょう。
珍しいのでは赤みがかったコウホネです。
更に進んで行きますと、道の両側にハンカイソウが、これこそ咲き乱れているほどに咲いていました。ヒツジグサもありました。
ずうっと以前は、サギソウの看板があったところは、もうそれも取り払われて見ることが出来ませんでした。
2-2-9 出口へ
一回りしましたので、戻ることにしました。この頃になりますといくつか団体が入ってきているようで、人に出会うようになりました。
出口のところには、売り物の中に鉢植えのあじさいがありました。
2-3 御殿場プレミアムアウトレット(1150~1300)
御殿場は実は静岡県です。湿生花園からかなりの距離があります。乙女峠の下のトンネルの中が県境です。
ところで御殿場プレミアムアウトレットに行く理由は、殆どありません。以前はあったのですが、分け合って今回は直前になっていく必要がなくなったのです。しかし、noriは施設めぐりバス1DAYチケットの特典に期待していったのです。前回箱根冬のクーポンというキャンペーンの時に、提示したらパスポートをもらえたからです。このパスポートがあると、お店が割引になるなどのサービスを受けられます。そしてそのお目当ては、一つのレストランです。そこは、きれいな定食屋さんという感じの店で、まぁ最低でも1000円内外はするのですが、メインのおかずの外に付け合わせが3つ出てきて、その付け合わせとご飯(三種類有ってどれでも)食べ放題なのです。箱根のお昼では、これほどの所は未だ行ったことのない一軒を除いて、知りません。
で、更にクーポンで、ビールが一杯無料になるのです(たぶん今回も)。ビールだけでも500円以上します。これを見逃さない手はありません。・・・と言うわけで、わざわざ静岡県まで昼食に行きました。
結果として、noriの感というか願いというかは叶いました。ですから、昼を食べれば後は用のない御殿場プレミアムアウトレット、直ぐに帰路のバスに直りました。ちなみに、junは煮浸し定食、noriは焼き魚定食でした。サブのおかずは一度おかわり。このうち枝豆は3杯目ももらいました。
2-4 秩父宮記念公園(1305~1405)
秩父宮とは、昭和天皇の弟君。結核を患い、この地で長く静養をされたということです。
ここを訪れるのは二度目になります。noriは公園そのものよりも、門から邸内に至る木立の静寂が気に入っています。ここでも今回ご多分に漏れず、あじさい展が開催されていました。公園内のあじさいはガクアジサイが中心でした。なお、園内地図に「あじさいの丘」なる場所があるとあったが、道を間違えて見学が叶いませんでした。
ここも訪れる人は少なかったものの、特に団体のお客様が何組か来ていました。一方個人客はまばらでした。
ところで昨日は七十二候の一つ半夏生でしたが、折しも園内には半夏生が、文字通りその姿を見せていました。
帰り際、バス停横の森にかなり大きな鳥が4羽ほどいるのを見つけました。人里近いこのような場所に、かような大きな鳥がいるのに目を見張りました。彼らは日当たりを見つけては、羽を暖めているようにも見えました。
2-6 ホテル(1600)
強羅公園は斜面に出来た公園で、その一番上から下へと降りてくるのが一番苦労がない歩き方。斜面に沿って降りてきて、それから先少し歩いて強羅駅へ。
強羅駅では15分ほど待って、ユネッサン行きの施設めぐりバスに乗る。これでB&Bパンシオンのある小涌園村に戻ることが出来ます。終点であるユネッサンの一つ手前の小涌園で降りて、後のスケジュールは昨日と同じです。
すなわち、ファミマで買い物をして、小涌園によってバスを拾い、B&Bパンシオンに向かいました。風呂に入り、休憩の後、宴会をして寝た。今日も充実した一日でした。