平成24年8月1日(水) 蔵王温泉Ⅱ第三日目

3.8月1日(水) 蔵王温泉Ⅱ第三日目

起床(0540)入浴1(0555~0620)体操(0625~0630)朝食(0710~0735)買い物(0735~0750)蔵王散策(0825~1320)入浴2(1345~1410)蔵王大露天風呂(1500~1555)夕食(1800)就寝(1945)

3-1 朝

起床(N0400:J0540)入浴1(0555~0620)体操(0625~0630)朝食(0710~0735)買い物(0735~0750)

 noriさんは相変わらずの早起きです。
 junさんがようやく目覚めたので早速風呂へ行きました。やはり既に入っている人がいました。
 皆さん早起きです。部屋へ戻ってからいつものテレビ体操をしました。
 それから昨日と同じように朝食会場へ行ってみますと、学生が沢山席を占めていましたので、我々は後にしてくれと言われました。仕方なくフロントの辺りをフラフラして待っていて、ようやく入ることが出来ました。
 やはり人数が多いせいでしょうか、空になったものはすぐに追加されますので、これなら遅く来ても大丈夫だと思いました(前回は補充が必ずしもスムーズではなかった)。
 食事の後、近くのコンビニに昼食のおむすびを買いに行きました。今日はケーブルで上へ行くことにしたからです。

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3-2 蔵王散策へ(0825~)

ホテル発(0820)

 今日は雲一つ無い快晴です。そこで、ロープウェイの割引券ももらっていましたので、それを使って上まで行って見ることにしたというわけです。
 初発が8時30分なのでそれに合わせてホテルを出ました。というか、8時20分ですからかなりぎりぎりなのですが、junさんが「梅ちゃん先生」を見るので仕方ありません。駆け足でケーブル乗り場に向かいました。それでも8時30分に間に合うのですから、ホテルは良いロケーションにあります。
 さてケーブル代は割引券のお陰で、往復2500円が2000円になりました。おまけに上のレストランの100円引き券ももらいました。

zao201207_084 01 0813.jpg梅ちゃん先生を見るjunさん

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3-3 ロープウェイ

蔵王山麓駅発(0830)樹氷高原駅発(0840)地蔵山頂駅着(0847)

 蔵王温泉にはロープウェイの路線が3本あります。我々が乗るのは一番下にある蔵王ロープウェイです。
 まず蔵王山麓駅からやや大型のロープウェイに乗ります。既に結構な人が乗り込んでいて、周りの様子が見づらい状況でした。その殆どが登山をするようで、しっかりした装備をしていました。我々のようにTシャツに小さなリュックというような人は一人もいませんでした。
 上に行くに従って周りの山並みが綺麗に見渡せました。ロープウェイの乗務員がそれらの山について教えてくれました。我々以外の人は皆それらを知っているようで、盛り上がっていました。
 樹氷高原駅で乗り換えます。少し階段を上って行くと次の駅があります。チケットはこのロープウェイも込みの値段です。
こちらは箱根のロープウェイと同じ形式のゴンドラでした。皆がもそもそしている間に二番目に乗り込みました。最終的に6人で発車です。
 今度は少ない人数だったので、邪魔されること無く周りの景色を楽しむことが出来ました。深い木立を見て、あれが樹氷になるのかと冬の蔵王に思いをはせました。

zao201207_087 01 0823.jpg息を切らしてロープウェイ山麓駅に
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3-4 散策 (0850~)

蔵王地蔵尊(0853)

 真っ青な空の下、散策に出発です。目的は「こまくさ」です。
 駅の前に「開運の鐘」がありましたのでそれをついてから出発しました。
 歩き始めてすぐに蔵王地蔵尊の前に出ました。ここでも改めて両手を合わせました。
 その先が二つに分かれています。どちらを行こうかと迷っていると、丁度そこにいて花の写真を撮っていた人がどちらを行っても着く先は同じというので、行きと帰りに道を変えることにして、まずは厳しい方の道を選びました。

zao201207_103 01 0851.jpgここで標高1661m
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3-4-1 地蔵山へ

散策出発(0900)地蔵山山頂1736m(0907)

 そこから地蔵山1,736mを目指します。といっても、出発点のここが既に1,661mですからそれほど登っていくわけではありません。
 道は人一人がやっと通れるくらいの狭さでした。両側は植物が生い茂っていますが、アザミが道にはみ出してきているので時折チクッとした痛みを感じました。また、トンボも多かったのですが、それ以上に蜂が多くて怖い思いもしました。耳の傍をブーンと通り過ぎていくのがトンボなのか蜂なのか確かめることも出来ずにひたすら階段になっている道を進みました。
 頂上からは360度の眺望がききました。綺麗という言葉しか出てこないほど素晴らしいものでした。

zao201207_112 01 0900.jpgほぼ直登コースです
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3-4-2 熊野岳へ

ワサ小屋跡(0922)

 そこから次の目的地の熊野だけを目指します。そこを超えないとコマクサにはお目にかかれません。
 いったん道は下りになります。ただ、足下はかなり危ないです。というのも小さいな石を敷き詰めるように整備されているので、その石に乗り上げると滑ったり転んだりする恐れがあるのです。二人とも何度か足を取られることがありました。戻ったときに3度も転んだよという他のひとの話も耳にしました。かなり要注意です。
 それでも、こんな瓦礫の山にも沢山の高山植物が咲いていましたので、写真を撮りながら進みました。
 下りきったところに「ヤマンバ様」がおりました。
 ここがワサ小屋の跡です。おワサさんという老婆がこの小屋の番をしていて蔵王神社への参拝者の面倒を見ていたのだそうです。ヤマンバの像はいつ頃誰が造ったのかは分からないそうで、近年首の無い姿で見つかったのだそうです。そこで首だけが新しく付け加えられました。
さあ、ここからまた熊野だけを目指しての上りになります。
 ここから先のも沢山花が咲いていましたので、それを見つけながらゆっくりの登山となりました。途中、近道という標識を見つけたのですが、丁度上から下りてきた人が却って遠回りになると教えてくれたので、整備された道を行くことにしました。

zao201207_127 01 0909.jpg一旦下りワサ小屋跡へ
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3-4-3 熊野岳

蔵王山神社(1000)熊野岳1840m(1002)

 まずは蔵王山神社でお参りです。ここまで約1時間かかりました。
 小さな神社ですが、他にもお参りをしている人たちがいました。昨日は月山に登ったという人や鳥海山へ行ってきたというような人たちばかりです。勿論皆さん重装備です。
 そんな中へふざけた二人も仲間入りです。
 junさんの写真が多いのは、どうもまだ新しいカメラにjunさんが慣れていないのと、疲れてその余裕が無いためです。悪しからず。

zao201207_155 01 0958.jpgまずはお参り
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3-4-4 お釜

お釜(1020)

 ここからお釜へは直行の道を通りましたが、これまた更に歩きにくいひどい道でした。何しろ小さな石がゴロゴロしているだけなのですから、なおいっそうの注意が必要です。それでも何度か転びそうになり、杖が欲しいと切実に思いました。
 こんな道にも可憐に花は咲いていました。
 ようやくお釜が見えてきました。あまり人はいません。まだシーズンでは無いのでしょうか、こういう観光地にはつきものの団体さんもいませんでした。時間が早かったせいかもしれません。
 角度を変えながらお釜の写真を撮ったりしました。

zao201207_165 01 1012.jpgガレ場を気をつけて下ります
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3-4-5 コマクサ群

 そのうちようやく一株のコマクサを見つけました。
 自然の中にありますが、石で囲まれていて人の手に助けられているという感じでした。やはり厳しい自然環境の中ではこれが精一杯なのでしょうか。
 そんなことを思いながら、人の多い方の道筋を通って戻ることにしました。そこですれ違った人に「コマクサはありませんでしたか?」と聞きながら行きました。すると、この先に沢山ありますよ、と教えてくれる人にぶつかりましたので、そちらの方へ行ってみました。
 ありました、ありました。それも一株、二株と数えるような物では無く、群生していました。
 こんなに沢山咲いているコマクサを見るのは初めてです。一株の大きさは小さいように思いましたが、数の多さで圧倒しています。これまでに見てきた中では最高の光景です。二人ともテンションが最高点に達しました。
 囲いがしてありませんので、踏みつけないように気をつけながら,写真を撮りました。

zao201207_178 01 1025.jpgようやく見つけた一輪
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3-4-6 戻り道

避難小屋(1038)ワサ小屋跡(1106~1110)山頂駅着(1135)

 そこを十分に堪能してから戻ることになりました。
 避難小屋を通過すると下りの道になります。ここからは先ほどと同じ道になりますので、また足下注意です。
ただ、ワサ小屋跡からは地蔵山を通らないで巻いていく道を通ります。
 こちらは木道が整備されていて歩きやすくなっていました。ただし、花は殆ど見られません。黙々と歩くだけです。だから木道?何て洒落は言いませんでしたが。
 ひたすら歩いて、山頂駅に戻って来ました。帰路の道は少し長かったように思います。約2時間半の散策でした。

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3-4-7 レストラン山頂にて休憩(1135~1158)

 あまりの暑さに、レストランで休憩を取ることにしました。ここでの100円割引券もあったからです。
 300円以上で100円割引になるので丁度300円というソフトクリームを買いました。冷たい水も飲み放題でしたので、とにかくがぶがぶと何倍もお代わりをしてのどを潤しました。生き返った心地がするというのはこういうことでしょう。
 ようやく落ち着いてきましたので、朝買ってきたおむすびも食べました。その代わりに追加で玉こんにゃくも買いました。

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3-4-8 駅周辺散策 (1200~)

蔵王地蔵尊(1200)三宝荒神山1703m(1213)蔵王地蔵尊(1225)

 ここでnoriさんは帰るつもりだったようですが、junさんがまだハクサンシャクナゲを見ていないというので、三宝山へ行くことにしました。
 周遊道路が付けられていて0.4km程度ですから、そうたいした道のりではありませんが、一応山に行きますから登ることになります。
 ここも狭い道でした。登っている人はすれ違った一組だけでした。
 ここではハクサンシャクナゲを見ることが出来ました。ロープウェイの駅には見頃と表記されていましたが、ここではもう終わりかけていました。それでも初めて見ましたので、やはり来た甲斐はありました。
 勿論他の花も目にしました。花ばかりで無く蝶も目にしました。
 向かい側には先ほど登ってきた地蔵山が見えました。これを見るといかに急な道を上ったのか分かります。行きは直登して、帰りは左側の巻き道です。
 ここでも頂上で記念撮影です。今回は3つの山を走破しました。

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3-4-9 ホテルへ

地蔵山頂駅発(1235)樹氷高原駅発(1300)ホテル着(1320)

 帰りは当たり前ですがただひたすら帰るだけです。
 もう一度今日のコースを思い出すように山の方を見ながらロープウェイで下りてきました。
 看板にオーストリアの名前を見つけました。姉妹都市ででもあるのでしょうか。
 あじさいがあまりにも綺麗だったので1枚パチリ。

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3-5 ホテルにて

入浴2(1345~1410)

 ホテルへ戻って少し休みました。
 それからまた入浴です。疲れは早いうちに取るのが一番です。
 でも、このときに,首の後ろ辺りに痛みを覚えました。何と二人とも日焼けしていました。それほどに日差しが強烈だったのです。

3-6 蔵王大露天風呂(1500~1555)

入浴(1510~1540)

 部屋で少し休んだ後、また入浴です。
 といっても今度は、バスに乗って連れて行ってもらいます。
 前回来たときには冬期休業中だったのですが、今回はオープンしているということで、ホテルで連れて行ってくれるのです。
 大勢来るのかと思っていましたら、たったの5人でした。
 バスは急な坂道を登って、それでも5分程で着きました。とても歩いてはこれない道です。有り難いサービスです。
 入り口でバスを降り、坂道を少し下ります。葦簀の塀の横を通って行きますと、受付があります。通常450円が、ホテルの泊まり客は300円で入ることが出来ます。
 受付から男は右側、女は左側に入ります。
 上流の方が女、下流の方が男となります。
 まず、女性の方ですが、湯船が3つあります。上の方の露天風呂は開放された本当の露天です。でも源水が直接流れ込んできているのでかなり熱いです。長湯は出来ません。二つ目は、休憩所の下になります。ですから周りも囲まれていて露天とはいえません。天井も低くて暗いので、開放感は全くありません。ただ、お湯の温度はいくらか低いので、ゆっくりと使っていることは出来ます。この両方とも足下は岩がゴロゴロしていて歩くのには気を遣います。最後の一つは、何と川の中です。川の一画に板を引いてせき止めてあります。源泉とは別の流れですが、これは熱くて熱くて足先を浸す程度しか出来ません。足湯にしても熱すぎる感じがします。勿論入っている人は誰もいませんでした。
 次に男性の方ですが、こちらは湯船が二つです。上の段と下の段とあります。上の段の方はやはり水温が高いです。下の段の方には上の段から流れ落ちる小さな滝のようなものがあります。上の方がやや小さめですが、それでも20人は入れるそうです。
 大勢が入れるので大露天風呂というのでしょうが、この日は男女ともせいぜい10人程度しか入っていませんでした。
 場内にはしつこくらいに「撮影禁止」の札が貼り付けられていました。問題があったのかも知れません。
 風呂上がりは休憩所で玉こんにゃくを頂きました。一串3玉で100円です。でも、お店の一が一玉サービスしてくれました。こんな事でもありがたいです。
 まだ少し集合時刻には早かったのですが、駐車場へ行ってみると既に他の人は乗り込んでいました。皆さん早かったようです。

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3-7 夕食(1800)

 今日のメニューは、豚キムチ鍋です。
 席へ着くと,ボトルのセットか用意されていました。
 今日はいろいろと体験して気分が良かったので、ボトルを空にしてしまい、新しいのを追加しました。
 芋煮も出ました。これが最高に美味しかったです。刺身や天ぷらは,どうということのない平凡なメニューですが、やはり地元の料理は一味も二味も違いました。junさんは美味しい美味しいといって,汁まですべて平らげました。

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3-8 部屋にて

 楽しく夕食を済ませました。ということはほろ酔い加減ですので、すぐに床につきました。

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