5.1月12日(土) 鵜戸神宮 サンメッセ日南 (雨のち晴れ)
起床(0500)朝食(0632~)宮崎空港(0833~0848)鵜戸神宮(1000~1032)サンメッセ日南(1107~1325)宮崎空港着(1417)昼食:夢かぐら(1435~1600)離陸(1708)羽田着陸(1812)羽田発(1831)
5-3 鵜戸神宮へ
空港でサンメッセ日南の割引券も手に入れて、バスで鵜戸神宮を目指す。先にも書いたように、この往復だけでも一日乗車券を使う価値がある。
バスはしばらくはJR日南線に沿って走る。宮崎のホテルを出た時は晴れていたが、だんだんと雲行きが怪しくなってきた。
鵜戸神宮が近づく頃、とうとう雨が降り出してきた。天気予報を何度も見ていたのだが、今日は降ることにはなっていなかったので、傘は空港に置いてきてしまった。後悔先に立たずだが、やはり傘は最低限お守りとして持って来るべきだった。これまで全て快晴に近い天気だったので余計に油断してしまった。
5-4 鵜戸神宮(0947~1102)
鵜戸神宮参道入り口下車(0947) 鵜戸神宮参道入り口乗車(1102)
空港の切符売り場の人に、鵜戸神宮の下りる停留所を確認したときに、参道入り口は今は使っていないと言われたので、神宮前まで行くつもりだったのだが、バスのアナウンスを聞いていたら「参道入り口」というのでそこで下りた。こちらの方が近いので、良かった。
が、雨がひどくなってきた。バス停から5分ほどで、鵜戸神宮の駐車場に着いた。雨脚が強くなってきたので、駐車場の横の店の人に、八丁坂のぐるりと回る道の方は滑るので止めて階段を行くようにと言われた。聞きもしないのに、親切に道順なども教えてくれた。
この場所から鵜戸神宮には小さな山を越えなければならない。教えてくれた人の指示した道は、それをトンネルで回避する道だ。勿論我々も最初からこの道で行くことにしてはいた。トンネルで少し英気を養って、覚悟を決めて雨の降る中再び歩き出した。
5-4-3 本殿
それから本堂へお参りし、周りを見て回った。
この本殿は、海に面した断崖の洞窟の中にあり、主祭神は神武天皇の父ウガヤフキアエズノミコト(山幸彦の子供)。縁結びの神として知られている。社伝によれば、本殿の鎮座する岩窟は豊玉姫が主祭神を産むための産屋を建てた場所だとのこと。
よくぞこんな所に造った物だと思う。場所選びもそうだが、うまく造っている物だと感心する。
大正の初め頃まで、宮崎市を中心とする地域の新婚夫婦が「鵜戸さん参り」をする風習があり、参拝を終えた2人を、親族が鈴で飾った「しゃんしゃん馬」を引いて出迎え、花嫁を馬に乗せて連れて帰ったそうで、現在も宮崎神宮の祭りで見ることが出来るとか。
なでウサギというのもあった。この神社とウサギは縁があるそうで、病気平癒開運飛翔などの御利益があるそうだ。
5-4-4 亀石
さて今回の旅の密かなる目的を達成する時が来た! かつて日南を旅した時もやはり鵜戸神宮を参拝したが、junはこの亀石投げ?に失敗している。ソフトボールのかつて名手だったからには、絶対に入れなければプライドが許さない。今回はリベンジマッチの旅でもあったのだ。
この亀石というのは、豊玉姫が海神宮(わたつみのみや)から来訪する際に乗った亀が石と化したものと伝える。石頂に枡形の穴が開いており、その穴に男性は左手、女性は右手で願いを込めた「運玉」を投げ入れることで願いが叶うといわれている。
このために昨日練習したのだ。早速5玉100円をそれぞれ購入し、まずjunから挑戦した。あえなく散る。可愛そうに思ったnoriが3玉くれたので改めて挑戦したが、枡の淵にあたって跳ね返ることが続いてあえなく返り討ちになった。
続いてnoriもやってみたが、結果は同じ。駄目だった。
枡に入った玉は毎日集めてますよ、というので、大変だなあと思ったら、しっかり1個300円で売り出していた。
5-4-5 バス停へ
まだ雨が降り続いていた。
振り返りながら写真を撮ったりしてバス停へ向かった。途中駐車場のところでトイレを借りた。軒先があるのでしばし今後の対策を練るも、モバイルルーターが繋がらず、天候の予想を付けることが叶わなかった。仕方ない、このまま宮崎に戻って遊ぶか・・・と覚悟を決めてバス停に向かった。
駐車場から下ってくると、遙か彼方に一の鳥居(たぶん)が見えた。
バス停で待っていると、土日だけ運転している「にちなん号」が鵜戸神宮にやってきた。またバス停近くでも水仙が咲いていた。
バスを待っている間に上を見上げると、少し雲が切れてきました。まだ降っていたが、西の方の空に青い色が見えてきた。junはその変化を見逃さなかった。まだ雨は降っていた。迷ったが、サンメッセ日南に行くことにした。バスが少し定刻より遅くやってきたので、この決断がすることが出来た。定刻にやってきていたら、その時点ではまだだいぶ降っていたから、行こうとは思わなかったかも知れない。
5-5 サンメッセ日南(1107~1325)
バスを降りる頃には雨が上がっていた。
ここは、モアイ像が並んでいることが売り物になっているところ。それだけしかないといってもいいのかも知れないが、飛行機の時間までかなりあるので、立ち寄ったという所。
バス停から実に坂道登りを500m近くを歩いて入り口に着く。ここは有料道路の料金所のような建物が歩行者料金所になっていた。料金を100円引きで払う。junが空港で見つけた割引券が役に立った。
ところで、はっきり言って、ここにバスで訪問する人など皆無と言ってよい場所だ。でも中に入ってしまえば、ゴルフ場のカートのようなものを借りれば別だが、後は皆徒歩だから同じことだ。
5-5-2 園内
その後、散歩道に沿って上の方へ上って行くと、モアイ像もよく見えた。
園内には、「モアイ広場」をはじめとして「太陽の丘」「恋人達の丘」など色々な名前の付けられている。それらを一通り見て回った。
道の途中に単体の像も置かれていた。
一番高いところには、地球感謝の鐘というのがある。そこまでフーフー言いながら上り着いた。これは、地球への感謝を込めて日本の神道、仏教、キリスト教など18の教団が協力して造った物だそうだ(この施設そのものも某宗教法人が実質作ったものらしい)。その施設では上を向いてあるこうのメロディが流されていたが、これは、サヌカイト(古代原石)で音を出しているそうだ。
帰り道に太陽の丘を見た。何故かコインが挟まっていた。適当ないわれを誰かが作ったせいだろう。
下まで来ると疲れも出たので、少し休んで昨日もらったおやつを食べてからバス停へ向かった。帰り道は降りなので、来た時のようなフウフウ言うことも無く,バス停に着いた。バスは今度は比較的正確にやってきた。
5-7 昼食:夢かぐら(1435~1600)
これまたnoriが調べておいた店。
そこで、noriは「山幸定食」1300円を、junは「かぐら御膳」1600 円を頼んだ。といっても、シェアするので不公平感は無い。
飲み物は焼酎、junは「黒霧島」、noriは「日向木挽(25度)」を飲む。
食事中に外を見るとボーイング787が見えた。鳴り物入りで製造された飛行機だが、トラブル続きで世間を騒がせている飛行機だ。レアな物を見た。
食事が終わったのが丁度16時だったので、店の前のからくり時計が動き出したところだった。noriが会計をしてくれている間に、junが写真を撮りに行った。
高千穂で見たことのある神楽に似ていた。
それからお土産を買って、11番ゲートへ行った。
5-9 帰路
羽田発(1831)
急いで電車の駅へ向かい、快速特急に飛び乗ることが出来た。それにしても、到着してから駅の改札までは遠かった。制限区域外に出るまで時間がかかった。やはりこの辺がLCCなので仕方が無いのか。