5月5日 感激の昭和新山、有珠山

 雨が降っていたが、天気予報を信じて、とにかく出発。電車を降りてもバスを降りても雨は止まないし、けむって山は見えないし。がっかりしながら、一縷の望みを持って時間つぶしにガラス館で万華鏡を作る。

 と、それが終わる頃やっと雨が上がる。が、ロープウエイは動いている気配がない。これに乗らないと有珠山へは行けないのだ。前回の時も天気が悪くて、登っていない。

 が、とにかく雨が止んだだけでも嬉しいと外へ飛び出して、頂上はまだ煙っている昭和新山を眺めながら写真を撮ったりしていると、ロープウェイが動く気配。試験運転が始まったのかも知れないと乗り場へ急ぐとその通りで、一番に乗って頂上へ。

 上に行くに従ってもやは晴れ、有珠山の頂上も、昭和新山の全身も、洞爺湖もきれいに見渡せる。しかも人が少ないのでゆったりした気分で満喫できる。素晴らしい景色を2人占めだ。

 山を下りてからは、洞爺湖へ行って遊覧船に乗る。そこからも有珠山が見えた。

 そうそう、有珠山といえば先年大噴火があって大分被害が出たところだ。その記念館へ行って見たが、すごいものだ。泥流というもののすごさを垣間見た。

 大満足で、帰路へつく。

 予定より早めに千歳空港に着いたが、まあいいだろうと思って切符を取りに行ったら、何と我々の飛行機が大幅に遅れるとのこと。終電車に間に合わないおそれもあるので、大いにごねる。

 で、結局全日空でタクシー台を出すということで決着。実際には空港から新宿までバスを出してくれたので、それで最終電車に間に合い、無事帰宅。お詫び料一人5千円はそれぞれの懐へ。

 でも、6日は遠足で、笑い話に同僚には「もし帰れなかったらよろしく。」と言っていたのが現実味を帯びるとは。帰宅は午前様になり、睡眠時間4時間足らずで遠足へ出発することとなる。

 終わりよければ全て良し、と言うのに、今回は全く逆だ。

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