第一日目(2月9日)
(集合時間:0900)東京(0920)−【東北新幹線】やまびこ81号6号車 13AB→(1203)盛岡・【市内にてわんこそばの昼食】(1220〜1310)−雫石あねっこ道の駅(1355~1410)気温5℃−【高速道路】太平山PA(1545~1600)−男鹿温泉湯元・白龍閣(1650~1720)−(1740)真山神社・1750から【なまはげ柴灯まつりの見物】1950ごろまで−約7q→(2000)男鹿湯本・白龍閣【※祭りの後は名物石焼桶鍋の夕食】


 仕事の関係で運よくできた3連休を利用して、東北の祭りを見に出かけることになった。今回もまたパックツアー。夜は寒いというので、完全防備。
 新幹線での旅行は久しぶりだ。いつもなら車窓の景色を楽しむのだが、二人とも交代で白河夜船。日頃の疲れが出た?それでも、白いものが目にはいるようになると、ようやく旅行気分になって、目に入るものを楽しむようになった。
 そして、盛岡着。バスに乗って昼食会場へと向かう。途中、石割桜などを車窓から見ながら行った。昼食は、初めての「わんこそば」体験。蕎麦だけかと思ったら、結構薬味がそろっていた。味を変えながら楽しむという思考のようだ。さて、お姉さんだが、二人に一人位ついてくれるのかと思ったら、5〜6人に一人なので、テレビで見るように、お姉さんとの掛け合いや競争などということはなく、自分のペースでゆっくりと食べられた。しかし、我々は場所が悪くて、なかなか蕎麦にありつけず、結局順は35杯、則は38杯にとどまった。薬味が多いとは言っても、蕎麦自体は同じ味で飽きてしまうので、この辺がいいところか。中には100杯以上食べた人もいたようだが、はてさて味わえたのだろうか。ただ、多い人には賞品が出たので、前もって言ってくれれば頑張ったのに。

 その後、男鹿半島へ向かう。途中二度ほど休憩をしたが、あとはひたすら走るだけのバスの旅。何故、秋田まで新幹線で行かないのかと思う。この行程は無駄だったように思う。
 ホテルへ到着するとすぐに身支度をしていよいよ最初の祭り、【なまはげ柴灯まつり】の見物に出かけた。あらかじめ則が催しの内容や行われる時間・場所を詳細に調べていたので、動きの予定を立てて準備は万端だった。といっても、予想したよりも会場がずっと狭くて(校庭の半分くらいしかない)あちこち走り回る必要はなかった。
 まず、階段を上ると、抽選券をもらった。拝殿前に行くと、既に多くの人が並んでいる。勿論我々もその列に入り、徐々に徐々に、いつものごとく前の方へと侵入していた。六時になると、なまはげ入魂というのが、ここで行われた。神官が清められた鬼の面を持って来る。そこへ身を清めた若者が10人くらい山から下りてきて、その面を受け取り、また山へ戻っていくというものだ。この儀式は厳かに行われた。このころになると、既に闇の中。ただ、寒さは思ったほどではなく、あとで聞くとこんなに暖かいことはまれだとのことで、よかった。

 なまはげが山へ入ってしまったので、会場ではその後、なまはげの行事の様子を神楽殿で見せてくれた。なまはげをどんな風にもてなし、なまはげがどんな風に暴れるのかをミニ劇のようにして紹介していた。その後、なまはげたちは我々の回りを叫び回って子どもたちを怖がらせていた。
 次に和太鼓の競演があった。なまはげの面を着けてたたく太鼓は、佐渡の鬼太鼓に似て、勇壮だった。更に各地のなまはげの紹介などがあり、いよいよ最大のクライマックス、なまはげ下山の時間となった。
 先ほどの若者たちが松明を手に、叫び声を上げながら下りてくる。が、意外と静かな感じだった。我々の中へ来ても暴れるわけでもなく、お行儀のよいなまはげの行列という感じだ。それでも、子どもたちには十分怖い存在のようで、泣き声が響いていた。
 豆まきのあと、最後はお楽しみ抽選会。残念ながら単なる紙くずであった。帰り際に、柴灯(せど・大きなたき火)で焼いた餅をなまはげからもらった。なまはげの体を覆っている藁ももらった。これは縁起物だそうだ。御神酒ももらった。美味しかった。

 ホテルへ戻るとすぐに夕食。ここで、祭りの後だったのでかなり遅かったにもかかわらず、この地方の名物になっている「石焼き料理」というのを見せてくれた。テレビではよく見ていたが、焼いた石を鍋の中に入れて、それだけで料理をするという豪快なものだ。確かにそれだけで調理できてしまうのだからすごい。味はおみそ汁ということで、みそ味。そこへ魚やらホタテ、野菜類がたくさん入っている。美味しかった。則はお代わりをした。
 その後風呂に入ってすぐに寝た。


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