9月14日(日) 曇り


 今朝は5時半出発の朝の散歩というのがあったのだが、夜半の大雨のために中止。代わりに明日予定している八方尾根へのゴンドラリフト乗り場の下見に行く。歩いて10分程度という地の利のよいところにこのホテルはある。

 出発は10時の予定なので、朝食のあとはゆっくりと過ごす。さて、その朝食もバイキングということで、それぞれ好きなものを食べる。この形が一番いいなあ。

 今日の参加者は20人ということでマイクロバスで出発。弁当を積み込んだりして予定より20分ほど遅れた。

 バスは30分ほどで栂池自然園へのゴンドラリフトに到着。イブという名前が付いている。うっすらと雲の上に白馬岳らしき物が見えた。
 まだ紅葉には早いし、夏の高山植物も終わってしまったし、この時期見る物はあまりないようだが、ロープウェイに乗り換える辺りにはセリ科の植物やアザミ類が結構咲いていた。この両者の種類は多くて、一緒に来ているガイドさんもこの区別は苦手だと言っていた。ただ、現在咲いている花々をシートのような写真にして売っているのを見ると、まだ結構咲いているようなのだ。目をこらして探しながら歩くことにしよう。
 殆どの人は、栂池山荘を借りて昼食をとるようだが、前回同様奥まで行きたい我々は、お弁当を持ってひたすら前をめざすこととした。

 ビジターセンターから中に入って道順に沿って水芭蕉湿原の方へ行くと、トリカブトの群落に出会った。こんなにたくさん見るのは初めてのことだった。これは毒性なので決してとらぬようにと注意されていたが、見た目にはとてもきれいだ。他に、イワショウブとその実、ハクサンボウフウ(シシウド?)、ウメバチソウ、キリンソウなどが目についた。思ったよりもきれいに咲いているのにビックリした。
 ワタスゲやチングルマの残骸も見られた。更に木道を進むと、真夏でも冷風が吹き出しているという風穴を通って 第一のチェックポイントに出る。ここは川が流れていてちょっとした休憩所にもなっている。勿論トイレ完備。普通の人はここまで。ここから先は登山靴を装備していないときついコースになる。我々はそのつもりで用意しているので、休むことなく前進を続ける。
 確かに道は厳しくなる。しかも昨日の雨でかなりぬかる。木道は新しくなったような気がするが、それでも階段状の所は歩きにくい。則はさっさと進み、順さんは休み休みとなるが、途中でリンドウの一団を見つけて気持ちを持ち直して進んだ。
やっと到着した第二チェックポイントでお弁当。さながら移動教室のお弁当だ。おむすびに唐揚げ。それでも、ホッと一息ついたときに食べるには十分。美味しくいただいた。

 浮島湿原に軽く足を踏み入れて、数枚写真を撮り、もと来た道を引き返した。帰りにも赤い花やイチゴの実などを見つけた。
 こうして花は思いがけずたくさん見ることができたが、残念なことに雲が厚く覆っていたので白馬岳などの山々を見ることは叶わなかった。明日に期待しよう。

 約束の集合時刻よりやや早めに到着したので、ソフトクリームを食べて待っていると、みんなの集合が早かったので早めに出発。次の温泉をめざす。

 「倉下の湯」という、ホテルからすぐそばの温泉だ。ここで1時間半の休憩。ゆっくりと汗を流した。午後3時という時間なのに、風呂場は人であふれかえっていた。皆車で来ていた。

 さて、ホテルに戻って夕食。今日は白ワインを1本。夜の散歩に備えて控えめに飲んだのだが、残念ながらこの日も中止。明日の朝はどうなのだろう。

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