7月31日(土)
〔九寨溝滞在〕晴れ 九寨溝泊


九寨溝入口(0915)−長海・五彩池・熊猫海・五花海・珍珠灘瀑布・鏡海・老虎海・樹正瀑布−(1610)九寨溝入口−(1740)チベット舞踊(1930)


【朝】

 目覚めは早い。が、則の調子が今ひとつ。朝食をとってから薬を飲む。



【九寨溝】

  少しだけバスに乗って9時15分に九寨溝の入口へ着く。ものすごい人で、ここが一大観光地だということがよくわかる。しばらくまたされてから、写真撮影をした。これは2日間有効の入場券のためで、明日渡される券にこの写真が刷られているらしい。
 その儀式が終わってようやく入場できたのが、もう10時近くになっていた。
そこから小さなバスに乗り換えた。今度は補助席まで使わないといけないような小さなマイクロバス。それで、一番奥の長海へと向かう。途中いろいろな湖が見えたが、それは明日ということで車窓見学。


<長海>3100m(1040〜1105)
 ここは一番大きな湖だ。青い空とそれよりも青い水の色。周りの切り込んだ山々と絶景を造り出している。それだけに人の数もすごい。順番を待って、等とおとなしくしていると何時我々の写真が撮れるかわからないので、ちょっと強引に一番前の柵まで失礼した。 駐車場には急ごしらえのトイレもたくさん用意してあったが、あまりきれいではなかった。それでも、則はバスを降りたら直行した。
 きれいな民族衣装を持った人がたくさんいたので、お土産に売っているのかと思ったら、記念写真用に貸し出しているのだそうだ。ひとそろい10元なり。邦貨約150円。地元の人たちにとっては安くないと思う金額だが、結構繁盛していた。

<五彩池>(1110〜1140)
 そこからまた少しバスに乗って着いたのが色がきれいな五彩池。何と表現してよいのかわからないが、エメラルドグリーンの透き通った色をしている。
 長海に比べるとずっと小さいが、真っ青あり、濃い緑ありと色では負けていない。そして下まで見られるくらい澄んでいるのも今までと同じ。ここもすごい人で、池までに降りていく階段で食事をしている人がいるなど結構混雑していた。


<昼食>(1205〜1300)
 やや早めの昼食となる。また同じような中華料理で、もうすでに食傷気味だ。則の食事のペースは最悪だ。
 さてここでおもしろかったのは、食べ終わったあとの残滓の始末の仕方。実はこれまでも気がついていたが、テーブルには薄いビニールシートが何枚も重ねて敷いてある。そのテーブルに敷いてあるビニールの上に皿から残飯などを全部あけてしまってそのビニールごとまとめて片付けるのだ。何と大胆な!! 写真はそのぶち開けている図。かわいそうにまだメンバーのひとりは食べているのに。
 ちなみにここでの食事は、25元だったと思う。大変に広い食堂で、おそらくは一度に千人以上食べられるようになっていると思う・


<熊猫海>(1320〜1340)
 午後の一番目は映画「HERO」の撮影現場にもなったという熊猫海(パンダ海)。途中五花海が素晴らしい姿を見せていた。色が何とも言えないくらいきれいだ。
 この海には魚がいた。ガイドさんはここだけですと言っていたが、その後もたくさん見られた。そこへ小さな子達がお土産物を持って店を開き始めた。いい客が来たと思ったのだろうが、残念売れなかった。そこから森の中の道を通って五花海へ向かう。

<五花海(1350〜1400)
 上から見たときの方がきれいなような気がした。もちろんだからと言ってほかに比べて劣るということではない。青というより緑がかっているように見えた。
 
<珍珠灘瀑布>(1412〜1500)
 ここはものすごいの一言に尽きる。はじめは滝の上の部分を歩いているだけだったので、そのすごさはあまりよくわからなかったが、下へ行ってみると幅の広さ、落ちる水量の多さに圧倒された。しぶきが顔に当たって心地よかった。
 何より自由に見学できたので、十分に謳歌した。少し早めにバスのところに戻ったので、近くの花畑に行って花の写真をとりまくっていた。

<鏡海>(1503〜1510)
 次は予定になかった鏡海へ行った。ガイドさんおすすめの場所だ。写真のみということでの停車だ。きれいに山が映るはずだったのだが、水面が波立っていたので、残念だった。

<老虎海>(1520)〜徒歩で (1550)<樹正瀑布> 水車式マニ車
 今日最後の見学場所。この名前の由来も聞いたような気がしたが、忘れた。そこから歩いて樹正瀑布をめざす。行くときに木々の間から見えていた滝で、実際に見てみると楽しみにしていただけのことはある。やはり水量が多いので豪快に見えるのだろう。どうしても日本の滝と比べてしまうが、こちらは立派だ。
 途中にエーデルワイスやヤマユリが咲いていて、そちらの方も見応え十分。しばらく歩いていくとマニ車が並んでいた。何とこれは水車を利用して回るようになっている。賢いなあ。

 上の道に出るとチベット民族村のようなものがあった。そこからバスに乗って、また来た道を戻る。
 16時10分に出口に到着。バスの駐車場まで15分くらい歩いて、そこからバスに乗ってホテルへ戻る(1640)。


【夕食はパス】

 則の状況が思わしくなく、夕食は二人ともパス。順だけが持ってきたお菓子やゼリーを食べてすませる。則は添乗員さんに薬をもらって飲む。


【チベット舞踊】

 それでもこれは見たかったので出かけた。ホテルの中にあるので、万一の場合には中座できるという気楽さもあった。
 入るときに大きな完成で出迎えてくれ、首にはお馴染みのカタ(白い布)をかけてくれた。席は一番前を確保。これで気兼ねなく写真が撮れる。
 さて、チベット舞踊というので古典的な静かなものを想像していたのだが、大音響の中、わりと現代的なテンポの速いにぎやかな曲が多いのでびっくりした。中にイケメンの男の子が何人かいて人気だった。気に入ると、先ほどのカタを持ってでて首にかけてあげる。はじめは遠慮していた観客たちも慣れるに従って、次々とカタをかけに舞台に出ていった。もちろん日本人も例外ではない。(1740〜1930)


【則ダウン】

 薬を飲んでも一向に改善の兆しが見えず、気持ちは焦るばかり。明日も歩いて観光なのに大丈夫だろうか。今日は一人、子どもがダウンして見学に行っていない。果たして則は・・・


【則裕 14,322歩・順子 13,426歩】