2006GW ちょっと済州島まで!



★GW・・・実は昨年はどこにも行かなかった。理由は二つだ。最近GWというと桜を追いかけて北へ行くのが通例だったが、それに少し飽きてきたと言うこと。それから、もっぱら最近はツアー利用の旅行が日本でもほとんどなのだけれども、この時期は価格がべらぼうに高いと言うこと。ところがある日、パラパラとパンフレットを見ていると、沖縄や利尻礼文よりも安い海外旅行を発見した。それが、今回済州島への旅だった。

★済州島へは距離的には沖縄よりも近い。飛行時間は正味で言えば、帰路など1時間40分だった。しかも、朝の9時半に飛び立って、現地に昼過ぎに着き、半日観光が可能だ。韓国は日本と時差がないが、西に寄っているので、その分日の出が遅く日の入りも遅い。だから昼過ぎと言っても、感覚的には昼頃からの観光だ。そして、帰路の飛行機は18時に出るので、帰りのひもほぼ一日観光が可能だ。しかも、チェジュ空港は国際空港と言ってもそう大きくはないから、1時間半前くらいに行けば間に合うらしい。実際我々も1時間45分前くらいに到着した。北海道の二泊三日とそう変わらない、通関手続き等の面倒さをいとわなければ、手軽に出かけられる外国だった。

★今回のツアーはめちゃくちゃこの時期に下は安かったので、おきまりの免税店などの土産物屋回りもしたが、それは仕方のないことで、またある意味、同じツアーの人たちで、たくさん買い物をしている人を見ると、かつての自分たちを見ているようで、自分たちが恥ずかしくなった。でも、観光もしっかりしたから、特に大きな不満はなかった。

★さて今回選んだのは、国内旅行で頻度高くお世話になっているC社。私たちは、はじめ5月3日を希望し、先にも述べたようにGWはあまり積極的に旅行に行こうという気がなかったので、キャンセル待ちで、ダメ元にしていたら、電話があって4日からの三日間ならと言うことだった。元々そんなツアーはなかったので、急遽作ったらしい。人数は総勢7人とこぢんまりとしたものだった。でも現地に着いてみると、旅行客は二人とか数人とかの小さな旅行グループがかなり多かった

★済州島は、日本の統治時代を含めて、複雑な歴史のある島だ。しかしながら、今回の旅は余りにも日数が短く、そうしたものにふれることは全くと言ってよいくらいになかった。現地のガイドさんも積極的にふれるというようなことはなかった。私たちの旅の後の印象は、済州島はミカンの火山島というものだ。。

★食事について言えば、温暖な気候と言うこともあろうが、あまり辛いキムチなどはなく、選ばれた料理もバライティーがあり、マァ満足すべきものではあった。何より島なので、海産物が豊富だった(その分米はとれないので、韓国本土からのものに頼らざるを得ない)。衛生的にも全くと言ってよいくらい問題はなかった。

★総じて言えば、出入国の時間と、成田の暫定滑走路利用による成田空港でのエプロン〜離着陸の時間が30分もかかってしまうと言うことをのぞけば、この時期にまぁまぁよい旅行が出来たものだと思っている。機会があれば、再訪可能な「国」だ。・・・今「国」と書いたが、済州島は文字通りかつてのような「国」に近い形に間もなくなる(2006年5月記述)。詳細はこちらを見ていただくとして、また新しくなった済州島を見たいとも思う反面、素朴な今が失われるのではと心配でもある。