第7日目(2004年3月31日)

              《ペトラ クラウンプラザホテル》

【アンマン市内観光】(0845〜1045)
 8時というゆっくりした出発だった。
 バスは走り出すとすぐに、アンマン城壁を経て小高い丘に登った。そこには、ヘラクレス神殿やイスラム時代の宮殿、博物館などが集まっている。
 まずヘラクレス神殿跡を見る。といっても柱が少し残っているだけ。それでも、青空に浮き上がるように聳えている姿は美しいと思った(ヘラクレスの手というのが、博物館入り口にある)。
 そこから下を見ると、円形劇場やオデオンが見える。アンマンは丘の町という位丘が多いそうで、しかも石灰岩で建物ができているので町全体が白い感じになっている。
 歩いて宮殿跡に行く。小さな建物で、かなり修復されている。後世モスクに改修され使われたそうだ。さっと見てから、更に歩いて考古学博物館へ。

○考古学博物館
 入り口でヘラクレスの手と対面した後、中に入る。ここでまた小学生くらいの女子団体と出会う。今は丁度季節がよくて、遠足のシーズンなのであろうか。どの国でも、こうした遠足のような社会科見学のような一団に出会った。
 フラッシュをたかなければ写真撮影OK。
 ここの売り物は死海文書。銅板や羊皮紙などに写された旧約聖書だ。が、そこへ行く前に年代ごとに整理された壺など発掘品を見るようになっている。きちんと区分けされていてとても見やすい。
 他にナバテア人の豊穣の神アタルザライや遺体を縦に収める土器の棺桶、ギアプ王国の時代(BC9世紀)にフェニキア文字で書かれた黒い碑(本物はルーブル美術館)などが目についた。またその人の顔が描かれたテラコッタの棺もあった。
 さてお待ちかねの死海文書。ガラスケースに並べられていた。もうボロボロになっているが、よくもまあ残っているものだ。手前の緑色のが銅板バージョンの本物(たぶん)。上はそれを広げたもの。左に見える陶器の入れ物に丸められて入っていたので、U字状になっている。

○円形劇場とオデオン
 先ほど丘から見た劇場を見に行く。ここからはバスで移動だ。途中、王宮前を通るとたくさんの人が並んでいた。見学の人かなと思っていたら、あれは王様に直接お願いをする人たちの列だと聞いてびっくりした。これも王様の大事な仕事なのだそうだ。勿論全員もれなく聞いている時間はないので、側近や身内の人が代わりに聞くこともあるという。たぶん多くはそうだろう。
 円形劇場は、今までと同じ。ヨルダンでは一番大きいものだとのこと。
 ここでは劇場そのものよりも、さっきも一緒になった女子団体の子達が自由奔放でこちらに寄ってきたり話しかけたり、写真を撮れと言ったりで、その関わりの方が面白かった。年配の先生がしきりにきちんと並べと言っているのに、子どもたちは一向に聞く気配がない。いずこも同じか。
 隣にあるオデオンに移動。小さな造りだが、ここは劇場で公演する音楽隊のリハーサルの場所として使われたり、音楽会を開いたりする所だそうだ。右の写真は隣の円形劇場最上段から除いたもの。かなり完全な姿で残っていることがわかる。
 こちらが見終わる頃さっきの団体がこちらに向かっていたので、ホッ。また見学どころではなくなるところだった。

【海抜0m】(1144〜1150)
 アンマン市内を抜けて1時間も走ると、海抜0m地点へ到着した。そこで記念撮影。ただ、その場所自体は何の変哲もない道路端。
 後ろの看板の一番左の青い線が引いてあるのが海。今はこのレベルにいる。看板の山と山の間一番くぼんだ所が死海。この後ここまで下っている。つまり死海は海抜0メートル以下の所にあると言うことだ。

【死海】(1200〜1320)
 今日一番のお楽しみ、死海遊泳だ。まずは、デッド シー スパ ホテルの更衣室へ。
 思ったより小さい更衣室で、着替えられる所が3カ所しかない。ロッカーはいくつかあったが、番をする人がいてチップを取られる(1ドル)ので、ガイドさんに持っていてもらうこととした。なんてケチと思うが、無駄な金はびた一文使いたくないといところか。
 さあ、とグループの中で一番に海に飛び込んだのは、順。誰よりも早くプカプカし始めた。
 それから則も入ってきて、浮かんだ。面白いように浮かぶ。バランスの取り具合が難しいと聞いていたが、そんなこともなくいとも簡単に浮かんだ。(後ろに見えるのはイスラエル)ただ、立つときが難しい。体がぐるぐる回ってしまう。しかも下が砂ではなく石がごろごろしているので痛くてたまらない。
 それでも浮かぶ楽しさにいつまでも入っていた。慣れてくると新聞を読んだり、お酒を飲むポーズをとったりすることもできるようになった。
 途中で、則は黒い泥を全身に塗ってもらった。お肌がすべすべになるのだそうだ。5分くらいそのままにしておいてからまた海に入ってきれいに洗い落とす。他にも試した人がいたが、順は気持ち悪いと言ってやらなかった。
 それにしても、こんなにも楽に体が浮くとは・・・死海はすごい。十分に楽しんだ。ただ、絶対に目に海水を入れないようにというので、泳ぐことはしなかった。でも泳ごうと思えば泳げるのかなあ。

【昼食】(1320〜1420)
 昼食はこのホテルのレストランで。冷たいビールが美味しかった。

【ホテル着】(1810) クラウン プラザ リゾート ホテル
その後はひたすらホテルを目指して走る。途中の砂漠は砂嵐のようなものに遭遇。前があまり見えないくらいすごかった。そんな砂漠を越えて、夕方にはホテルに到着。