7月25日(金)晴れ一時雨 ドロットニングホルム宮殿ほかストックホルム観光、バイキングライン乗船
 順 35,7 117−75―63 則 34,7 142−103−68

○朝食 0630
 右端のパンに塗ったものは、チューブに入った魚卵。結構どこでも売っている。好き嫌いがあるから土産には難しいかな。

○出発 0900 
 この日は夜が楽しみだ。まあ、その前の観光はついでのようなもの、と思いながら出発。だんだん疲れがたまってきているので、この位に出発だと嬉しい。

○クルーズ 0930〜1005  
 まず始めはクルーズ。といっても30分くらいのメーラレン湖の旅だが、静かに周りの景色を楽しむにはよい乗り物だ。これは夏しかやっていないらしい。たくさんの船がでていた。我々の乗った船は、あまり大きくなく、2階の椅子は我々団体と少しの外国人でもういっぱいになっていた。

○ドロットニングホルム宮殿(65+20) 1015〜1115 
 到着したのは現女王の住居という宮殿。世界遺産に指定されている。船を下りて行くと、ちょうど警備の軍人さんの隊列が来た。といっても6人ほどだが、多分ちょうど交代の時だったのだろう。絶好のモデルであった。
 その後宮殿の中に入ったが、ここは最近撮影禁止となったとのことで、写真はない。ここも今までの宮殿と同じように豪華な飾りと贅沢な造り、数々の肖像画で、もう頭の中がごちゃごちゃ。
 最後は庭に出て自由行動。よく整えられた庭で、手入れも行き届いていた。

○昼食(中華料理) 1230 
 さあ、楽しみにしていた昼食。こちらの食事はどうもいまいちの所があって、今回は中華料理なので口に合うだろうと思ったのだ。が、実際にはがっかり。こんなに美味しくない中華料理があるのかと思うくらいだった。

○旧市街散策(自由時間30分) 1325 
 その後旧市街へ出た。細い石畳の道を行列を作って歩くのだから、かなりの迷惑団体であったが、そうでもしなければ道に迷いそうだ。ここにも滑車の後やバイキング時代の文字を刻み込んだ石が壁として使われているなど興味深いものもあった。少し行くと広場にでた。そこを取り囲むように建物があり、その一つにノーベル賞の博物館のような建物がある。そこで一通りの説明があった後、解散となり自由散策となった。我々はふらついただけだったが、多くの人は、他の日本人団体もそうであったが、ノーベル賞の記念のチョコレートをたくさん買い込んでいた。
 この頃大粒の雨が落ちてきたが、出発時間の頃には小止みになったので、傘も差さずに歩いた。

○大聖堂、王宮 1405 
 次は大聖堂。といっても中には入らず外側から。ここは現国王も結婚式を挙げたという教会で、地元の人にも人気があるのだそうだ。
 歩いてそのまま地続きとなっている王宮へ行く(左写真)。
 ここもちょうど衛兵の交代時間のようで、またもやガイドさんの説明はそっちのけでその場面を写真に撮りまくった。王宮を取り囲むようにいる衛兵は、立っているだけでなく庭に置かれている大砲をさわろうとした人や制限区域内に入ろうとした人に対してやんわりと注意していたりした。
 この衛兵達は徴兵された本物の兵隊さんで、誰かが質問をして失笑を買っていたが、決してアルバイトではない。
 

○市庁舎(青の間、黄金の間) 1430〜1535 
 今日最大のハイライトはこの市庁舎。なにせ、あのノーベル賞の晩餐会や舞踏会が行われるところなのだ。
 まず入るとすぐに入る部屋が「青の間」と言われるノーベル賞の授賞祝賀晩餐会の行われる部屋。別に青いわけではない。高窓が大きく青い空を望むことができることからの由来らしい。2階に続く階段は、女性がロングスカートをはいても楽に上がれる高さにしてあるとのこと。確かに上りやすい。
 その階段を上がった2階が市議会の議場。今でも使われていて、各座席には議員さんの名札が立っていた。ここはまた、毎週土曜日には市民の結婚式を行うところとして人気があるそうだ。天井がとてもしゃれている。
 更に進むといよいよ舞踏会の行われる「黄金の間」。1,900万枚の金箔モザイクで飾られた壁は豪華絢爛。何ともまあ贅沢なものを造ったものだ。
 ここで去年、2人の日本人(田中さん、小柴さん)が栄誉を受けたのだ。

○船着き場着 1550 
 さて、とうとう来ました。このたびの楽しみの一つ、バルト海クルーズ。今回はストックホルム・ヘルシンキ間のヴァイキングライン「マリエラ号」に乗る。
 バスを下りて案内された待合所へ。その間にスーツケースなどは船に積み込むらしいが、全く我々は携わらない。

○乗船 1630 
 我々の部屋は4732号室。4階ということだ。部屋には一つのベッドとソファーがあった。このソファーがベッドになる。また、上には折りたたみ式のベッドがあり、最大4人まで泊まることができるようになっている。
 シャワー付きの洗面所もきれいだった。お湯もふんだんに出て、これが船の中とは信じがたい生活環境だ。
 一泊分の荷物を持ち込んだ我々はそれを置くと早速船内散歩に出かけた。レストラン、免税店、カジノ等々。その後甲板にあがって船出を楽しんだ。別に見送りの人がいるわけではなく、テープもあるわけではないが、船が岸壁から静かに離れていく様は、何となく趣がある。これで夕日が沈むところで見られれば最高なのだが、何しろ11時近くにならないと日が落ちないのでそれは諦めるより仕方ない。

○夕食(バイキングビュッフェ) 1800〜2000 
 さて、この日の夕食は、いわゆるバイキング。それだけではなく飲み放題のおまけも付く。我々は飲み物の近くの席に陣取って飲むは食べるはで制限時間ぎりぎりの2時間近くを費やした。
 食べ物はことさらに目新しいものはなかった。魚介類が豊富とあったが、それほどの感じはなかった。ただサーモンは豊富にあるので、日本から持って行ったわさびと醤油が大いに役に立った。
 飲んだ勢いで、サービスでもらえるコップセットを1組もらった。これは船が出てすぐに免税店の前に置かれていた者らしいが、我々は知らずにいたのでもらい損ねたものだ。両手に抱えきれないほどもらってきた人がいたので、そのお裾分けに預かったわけだ。
 ここで、フィンランドは1時間の時差があるというので時計を1時間進める。つまり日本とは6時間の時差となる。(以後フィンランド時間)
 夕食を終えたあと、免税品店で買い物をした。アクアビットを6本買おうとしたら、ひとり2本までということで、順さんを含めて4本しか買えなかった。そのチェックは部屋のカードキーで行う。だから2回目は駄目な仕組みになっている。ちなみにこのカードキーで夕食朝食もチェックされる。

○ 就寝
 部屋へ戻ってすぐに就寝。2200 
 順さんが目を覚ますとちょうど日が落ちるところだった。2300

○停泊 2350
 次に目を覚ましたとき、船はちょうど停泊していた。多分、オーランド諸島のマリエハムンだと思うが(ガイドブックにそう書いてあった)、ねぼけていたので確認はできない。しかもヴァイキングラインとかかれた船とすれ違ったのだが、何故この時刻にここですれ違うのかわからず、ずっと悩んでしまった。なぜなら、同じ時刻にヘルシンキを出発すると思っていたので、ちょうど中間地点くらいがすれ違う地点だと思うのだが、ここでは早すぎるからだ。が、そのうち深い眠りについた。 

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