○夏の終わりのアラスカ(2004年8月23日〜29日)

8月23日
 空路、日本航空直行便にて、アラスカの表玄関アンカレッジへ

【出発】
 集合は15時50分 成田空港第2ターミナル 3階Hカウンター。ということで、則は午前中仕事に行ったので、高田馬場で待ち合わせた。


 今回は総勢37名という大所帯なので、ウワー多いという反面、周りに気を遣わなくてよいと思うときが楽な面もある。
 東京(成田)発は18時20分の JL-8810。だが、到着便が遅れたということで、搭乗口もE70からA62へ変更となった。やっと18時50分になって搭乗を始めるというアナウンスがあった。19時05分に動き出した機は19時37分にやっと離陸。座席は63D・E。3−4−3の並びでこの番号。チャーター便のためそのほとんどが日本人だ。
 20時20分に飲み物が出て(順はワイン、則はウォッカ)、その20分後にはもう食事だ。牛とチキン。勿論両方いただく。
         ++++日付変更線通過++++

【アンカレッジ時間に】夏時間のため−17時間
 8時に朝食。こう書くとすごく時間がたっているようだが、実際には4時間半くらいしかたっていない。
 ようやく9時15分に着陸。予定では7時50分だからかなりの遅れになる。入国手続きを済ませて10時20分にはバスで市内観光に出かけた。このバスの運転手が体格のいい女性。よく笑っておしゃべり好きな俗に言う肝っ玉母さんという感じの人。我々のスーツケースもすべて出し入れをする。他にも数多くの大型車女性ドライバーを見た。もうこの仕事は男性に限った物でなくなっているようだ。
 この日は出発時は半袖シャツ+長袖Yシャツだったが、ここアンカレッジは半袖で丁度よいくらい暑かった。

【アンカレジ・Anchorage
<地震公園>10時25分〜10時40分
 バスに乗るとすぐに地震公園という所に着いた。ここは1964年のマグニチュード7とか9とかの大地震によってできた湖がある。特に印象に残るような所ではないが、地元の人にとっては記憶に残しておきたい場所なのだろう。公園と言うよりは展望ぢあと行ったところだ。右の写真はその公園から見たアンカレッジの町並み。
<フッド湖>10時45分〜10時55分
 飛行場を出たとたんにたくさんの小型機が目に入ってきたが、それらはこの広いアラスカでは車と同じように使われているらしい。
 それらの中でも水上飛行機の発着場となっているのが、ここいらあたりにある幾つかの湖。この湖もその一つ。バスを止めてみている間にも数機が飛び立ったり着陸したりしていた。1機1200万円もするとのこと。金持ちが多いんだなあ。とても買えない。
 水上飛行機の様子などは、後に照会する今野道博さんのページにも出ているので見てもらいたい。
<シップクリーク川 SHIP CREEK>11時10分〜11時20分
 アラスカ鉄道駅の近くにあるこの川は鮭の遡上が見られるとのことで立ち寄った。ただ、残念なことにほんの数匹しか見られなかった。
<スノーグーズにて昼食とアラスカ先住民のダンスショー>11時30分〜13時05分
 昼食は大きなサンドイッチとサラダとスープ。それをほぼ食べ終わる頃から先住民のダンスショーとやらが始まった。何のことはない。夫婦とその姉さん、子供が3人の一家族。薄皮を張った大きな太鼓のような物でリズムをとり、歌と簡単な手踊りだった。同じような調子、踊りであまり魅力的ではなかった。それよりも小さい子供が可愛くてそちらばかり見てしまった。
 ショーはすぐに終わってしまったので、すぐ近くにある星野道夫写真展へ行った。アラスカをこよなく愛し、テントキャンプ中に熊に襲われて急逝した人だ。この話は知っていたが、この人とは結びついていなかった。写真はなかなか素晴らしいものだった。
<レゾリューション・パーク>13時10分〜13時35分
 クック入り江に面した崖の上にある公園で、1778年にこの地を訪れた英国人キャプテン・クックの銅像が、入り江に面して立っている。その銅像自体はありふれた像でたいしたことないが、板を組み合わせて螺旋状にした展望台が素晴らしい。

【デナリへ】
 これから大移動になる。
 途中ワシラという町のスーパーで買い物をしてから、17時近くにマッキンレーのビューポイントという所でトイレ休憩。ただすっきりとしないお天気なのでその頂上を臨むことはできなかった。
 そこを過ぎる頃になると、周りは両側の木々が黄葉になってきた。思ってもいなかったことなので感激した。が、それだけ気温が低いということだ。黄葉はデナリが近付くにつれて、ますます冴えてきた。そこに点在する沼(?)と相まって素晴らしい景観が続き、気持ちも高揚してきた。
 その後も何度か休憩を取りながら、19時30分に本日の宿泊所へ到着。6時間もかかった。
 
【ホテル】デナリ サワドー キャビン(DENALI SOURDOUGH CABINS)
 ここは広い敷地に一つひとつの建物が独立していて、静かなたたずまいだ。着くとすぐにリスが出迎えてくれた。
 部屋の中はなかなか立派で、大きなベッドが二つ、トイレ、シャワー、机、椅子と必要な物はきちんとそろっている。バスタブがないのが物足りないが、こんな自然の中でシャワーがあるのだから贅沢だ。
 しかも、部屋にコーヒーメーカーはないが、好きなときに飲めるコーナーがそう遠くもない所にあるので勝手がよい。

【夕食】
 何といってもパンの大きさ、デザートのケーキの大きさにびっくり。全部は食べきれなかった。