8月30日(水)

○さよならカンボジア また来る日までアンコールの遺跡
 とうとうカンボジアを去る日。といってもすぐに日本に戻るわけではないので9時にホテル発。しかも5分ほどで空港到着というゆったりした朝になった。空港前にはすでに大勢の人がたむろっていたが、手に名前を書いた紙を持っていたところを見ると出迎えらしいが、それにしても多い。空港はとても小さいので、ドアを入ると直ぐに手荷物検査があった。それから受け付けカウンターでチェックイン。この時団体は我々だけという少なさだったので、25分には完了した。それから後ろを振り向く感じで出国審査のカウンターへ。そこを通過すると、机に座っているおねえさんに出国税の8ドルを払って待合室への入り口でもう一度パスポートのチェックを受けて、これで全て完了。
 インターネットの資料には、レイをかけてくれるとか全員の荷物を開けて検査されるとか警官がバッチを売りに来るとか書いてあったが、まったくそんなことはなかった。ごくごく普通の空港の手続きの通りだった。(アンコール遺跡の見学の途中1度だけ警官がバッチを20$で買わないかと寄ってきたことがある。)
 ただ違ったのは搭乗案内が10時20分のはずが15分からだったのと20分にはもう飛行機が動き出し、5分後には飛び発ってしまったということ。40分の予定が客が少ないため、全員が揃った段階で出発してしまったらしい。これは小さい空港ならではのことだろう。我々の少し前にプノンペン行きが発っていったが、これも同様に客が少なかった。
 飛行機の座席は11のAB。下がよく見えるいい席だ。が、今回も忙しかった。直ぐに食事がでて、アイスクリームがでて、合間に免税品を買ってという状態だ。飛行機の中の買い物が安いということに気がついた我々はキーホルダーを4つ買ったのだ。で、食事の片づけをする前に着陸体制に入りますというアナウンスが流れて、あわてて我々は食器類を手で押さえていたが、ほどなく片づけてくれたのでほっとした。が、乗務員もあわてていたようだ。
 そして、11時25分にはもうバンコック空港に立っていた。これも予定より15分も早い。(写真はトンレ・サップ川が氾濫し田畑に流れ込んでいるのがよく分かる機上からの写真。)

○バンコク名物買い物ツアー
 相変わらずバンコクの道路はこんでいる。活気にあふれた町だ。12時40分から約1時間ほどの繁華街のホテルにて昼食。バイキングだったが、種類が豊富だった上にそうめんなどは目の前で作ってくれると言う丁寧さ。カンボジアとはずいぶんと違うものだ。が、朝食は7時、機内食は10時という食事事情のためあまり進まなかった。
 14時から40分ほど民芸店にて買い物。かわいい女の子がついて回ったが、我々は見るだけ。何か一つ、といわれてもだめだめとばかり言うので、私かわいそうと言って嘆いていた。見かねて順さんは一つくらいいいのではないかと思ったが、思いのほか則の財布の紐は堅かった。
 15時からは去年も行ったシルク専門店へ。ここも見るだけかと思ったら、順さんにブラウスを買おうとさがしたが、気に入ったのが無くて断念。妥協すればあるのだが、1万近くもするのだものそうはいかない。で、結局何も買わずにここもおしまい。

○タイ式マッサージ
 さて次はいよいよ1時間ほどタイ式マッサージを初体験ということになった。初めに足を洗ってくれて、それからおもむろに始まった。静かでなでるような感じで気持ち良かった。右足、左足と時間をかけて丁寧にやってくれていたが、うつ伏せになったときから、腰や足の上に彼女の全体重を載せたのではないかと思えるくらい力が入ってきた。徐々に腰から肩、首へと移って行って終わり。終わってみると却って疲れたような気がした。則はもういいといい、順さんは2時間でもよかったと言った。(写真はマッサージように着替えた順さん。)
 その後、18時からタイ風しゃぶしゃぶで夕食。ここも日本人が多かったが、帰り際入り口に警察の車があって物々しかったので驚いた。何のことはない、警官のえらいさんが食事に来ていたためらしい。まぁ地元でも有名な美味しい店と言うことなのだろう。19時40分にはホテルに入った。明日もまた早い。荷造りをあらかた仕上げて、就寝した。 


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