第一日目 7月20日(金) はれ

 集合 午前9:00  成田新東京国際空港 第2ターミナル 3階 Hの27〜29  成田(GA−881便 11:00発)→7時間40分→(16:30)ジャカルタ(GA−212 18:15)→(19:20)ジョグジャカルタ      (東京−ジャカルタ 7時間30分) 着後、ホテルへ
                         □:□:機内  ジョグジャカルタ泊

  【出発】  だんだん我が家の旅行も形式化してきたのだろうか。特に則は特別に準備をする気を失っている。だから、出発前の夜になって大慌てで探した物がある。小型のノートパソコンで、それは毎回旅行記を書いているものだ。だが、順さんはそれ見たことか、というふうに冷たい視線を送って来るのみだ。  翌朝、再び探すも見つからず、今回の記録は、メモ帳によるものとなった。実際問題、則は、仕事でも家でもペンで物を書くということはめっきり減ってしまっているので、この作業がかなりの苦痛を伴う物となったのは言うまでもない。    さて、今回の成田アクセスは総武線から浅草橋乗換で都営地下鉄、京成と乗り継ぐコース。前回のオーストラリアの時に初めて選択したコースだ。青砥で京成の特急に乗り換えて、座席争奪競争で何とかして座る。これ以降もう込む一方だったので、この競争に勝ったのは正解だった。青砥6時59分発の電車は大きなバッグをもった人々でいっぱいだ。駅で並んでいる時にも我々の後ろにいた高校生が、休みの日にはこの時間混むから嫌だと言っていたが、その訳がわかった。順さんはそんな状態であっても座ったとたんに寝てしまう。  今年は海外へ出かける人が多いというので、大混雑を予想していたが、阪急の受付はすぐにできたし、チェックインもそんなに待たずにできた。ここで、順さんは大失敗をやらかした。始めの説明の時に、ジャカルタまでのキップにしてくれと言われていたのに、チェックインの時についジョグジャカルタ?と聞かれてハイと応えてしまったのだ。幸いすぐ後ろに添乗員さんがいてくれて訂正してくれたので、大事にならずに済んだ。人の話はきちんと聞いていなければいけないと痛感した。しかし、それで係員も慌てたのか、窓際ですよと言ってくれた座席は通路側の19JHだった。入国審査官のすぐ後ろ、エコノミークラスの2列目。

【機内で】  今回は11時のフライト。しかし、このガルーダ(以下GA)という航空会社、時間的にルーズなことで有名なようでインターネット上の旅行記でもそのことが出てくるし、事実昨日は12時25分に出発している。そんなわけで、GA881の離陸が遅れるかと心配したが、11時22分には離陸となった。所要時間は7時間40分ということで、日本時間で18時23分着の予定である。今回は特に南北に飛ぶので、従って今日一日飛行機の中なのだから、今寝てしまうと後が困ると思うのだが、順さんは直ぐに寝てしまった。その後も食事時以外はすべて就寝。  飛行機がエプロンを離れるとジュースのサービス。それから昼食。チキンとフィッシュということだが、勿論我々は別々の物をとる。ところでこの2種類だが、大体はメインだけが違っていて後のサラダとかケーキとかは同一という場合が殆どなのだが、GAの場合はそれも全く別の物だったので、人の2倍楽しめた。  さて、このGA881便、すなわち成田発の特徴的なことは、機内でパスポートコントロールと同様の手続きをしてくれることだ。食事が終わってしばらくすると、出入国カードと税関申告書が配られ、機内に同乗している入国審査官(女性)が、淡々と業務を開始した。  ところで、今回利用した旅行会社では、幾分かの料金を取って出入国カードと税関申告書を作成してくれるのだが、ケチな則は頼まないということなので、順さんはインターネットでいろいろと書類の書き方などを調べていた。しかし、GA881便の機内誌に完全な日本語版があり、ここに、書き方が詳しく書いてあったので、迷うこともなかった。日本発なのに、日本人クルーが一人もいないし、他のクルーも日本語がおぼつかない状態だったので、これは助かった。  しばらくしてから、海上に青い珊瑚礁が見えてきた。どの辺なのかは、スクリーンに出るわけでもなくさっぱりわからないが、美しかった。  全体の入国審査が終わると後1時間50分というアナウンスがあり、その後、何とタラコのおにぎりが出てきた。アナウンスの通りだと18時20分ころ(現地時間だと16時20分ころ)に着くことになるらしい。大体7時間くらいのフライトになるのだろう。  この頃から、順さんが座り疲れたと言って、前のテーブルにうつぶせになって寝てしまった。途中のアナウンスの聞き取りが違っていたのか、成田を出るときのアナウンスの通り18時(現地16時)にジャカルタ空港に到着した。   【ジャカルタ着】  それから一旦バゲージを受け取り、国内ターミナルへ移動してセキュリティーを通り、ボーディングパスを受け取るため少し休憩。現地時間で1時間前の17時15分に再集合して再びセキュリティーを通り、搭乗口へ。きれいな施設で金魚などが泳いでいたから、おそらくODAか何か日本の力が加わった施設であろうと思った。  そこでしばらく再度休憩タイム。18時になって搭乗する。18時25分離陸。軽食が配られる。お腹が空いていて全部食べた。アッという間の19時17分にジョグジャカルタに着陸。  ジョグジャカルタは地方空港でこじんまりしている。それでもバスで町中へ出ると、バイクなどが沢山見られにぎやかだった。聞けば金曜日で、イスラムの休日らしい。添乗員さんやガイドの話を聞き、はたまたガイドさんから両替などをしていたら、あっという間にホテルに着いた。両替は、(2000円→17万Rp)セットを3つ、つまり6000円した(翌日更に2000円)。  ホテルは充分な設備を持っていて、別の高級ホテルへグレードアップしたグループもいたが、これ以上でなくて充分だと思った。風呂に入ったりしていたら、いつの間にか21時になった。その後、順さんはベッドの中で夢の世界へ入ったので、則もあわてて休むことにした。順さんはあれだけ寝ていたのに本当に疲れたのだろう、直ぐに寝入ってしまった。明日はこの旅行の早くもメインイベントだから、充分な休養が必要だ。 ノボテル ジョグジャカルタ NOVOTEL YOGYAKARTA  ★★★  ホテルは、Yogyakarta空港から7kmです。