1.2012(平成24)年2月13日(月) カトマンズへの道のり
起床(0500)朝食(0630)ホテル発(0730)空港第二ターミナル着(0738)離陸(1049)・・香港時間 -1時間・・香港空港着陸(1501)離陸(1948)・・ネパール時間 -2時間15分)・・カトマンズ空港着陸(1025)空港発(1105)ホテル着(1123)就寝(0030)
1-3 空港にて
荷物受け取り(0740)受付(0750)ラウンジ(0815~0940)出発ゲート・95番着(1000)
空港に到着して、まず、荷物を受け取った。荷物を受け取る場所は出国審査ゲートに向かって右側で、チケットを受け取る団体カウンターは左側なので、まずは荷物を受け取ってから長い距離を歩かなければならなかった。
実はこの日心配なことがあった。我々は香港経由でカトマンズへ行くのだが、香港まではキャセイでその先はキャセイの子会社?の香港ドラゴン航空となっている。コードシェア便でキャセイのフライト番号も振られているが、前日の金曜日に香港ドラゴン航空のページを見たら、コンピュータの入れ替えを土日でするので、Eチケットの番号が変わるかも知れないが前の番号でも大丈夫・・・みたいなことが書いてあり、通常は成田でカトマンズまで発券されるのだが、それが心配だった。カウンターに向かう間にキャセイのチェックインカウンターがあったので、そこにいる人に聞いた。日本なので、日本語で細かく聞けるのがよい。たぶん大丈夫だろうという話。
団体カウンターへ行き、チケットを受け取る。Eチケットのみかと思ったら、すでに発券されていた。それもカトマンズまで。我々の心配は杞憂に帰した。K旅行社もこの事態を把握していなかった。もっともキャセイには問い合わせてくれて、問題は無いだろうと言うことではあったが、慣れていない身には心配な点が少ない方がよい。
さっそくキャセイのカウンターへ戻り、手続きをしようとすると、発券されている人はそれ用のカウンタがあるのでそちらへとの指示。Cの29番窓口へ行くと、キャセイパシフィックの職員がいて、スムーズに預け荷物をカトマンズまで送る手続きをしてくれた。簡単に手続き終了。
そのあと少し時間があったので、カード・ラウンジへ行く。成田のラウンジはランド側(出国審査前)なので、時間調整が難しい。しかもここは内容もよくない。狭いし落ち着かない。だから第2からの出発は嫌いだ。頃合いを見計らって、搭乗手続きへ。
1-4 機内にて<CX 501便 41H・K>
搭乗開始(1013)動く(1044)離陸(1049)食事(1200~1230)・・香港時間 -1時間(1130)・・香港空港着陸(1501)
9時半ラウンジを出て、階下に降りて手荷物検査場に入った。空いている。問題なく通過し、自動化チェックイン機も、数度の読み取りの後に通過。搭乗口はサテライトと言うことで、シャトルに乗る。一番先の59番搭乗口なので、道中が長い。用を済ませるなどして、搭乗開始予定時刻の10時20分を待つ。10時13分から搭乗開始。アッパークラスの人はあまりいないようで、Yクラスも平行して始まる。50番から後ろの先行搭乗だったので、しばらく待ってから搭乗する。結構な人数で、8割方は席は埋まっていた。荷物が入らないと困るが、2-4-2の窓側だったので、あまりその心配はいらなかった。
10時44分にエプロンを離れ、10時49分に離陸。10時45分が出発時間だから、まずは快調な旅立ちとなった。
一応JALとの共同運行便なので、日本人のCA(キャビンアテンダント)もいて、日本語の案内もある。ワンワールドのマイルもたまる。CAは共同運航便と言っても、番号だけで、どこが共同運航便なの?という感じだが、機体が揺れるときのシートベルト着用サイン時にもテープだが日本語でアナウンスがある。中国国際航空との違いを見せつけられた感じだ。
飲み物サービスは、缶ビールをもらう。食事はビーフかチキン。いつも通り一つずついただく。
日本便なので蕎麦まで付いている。しかしながら、今回はツアーで無かったので、あまり酔うことは出来ない。
機体は台湾の南端をかすめてから香港へカーブを切り向かう。
キャセイ航空のすばらしいところは、着陸前になると乗り継ぎ便のゲート番号がディスプレイに表示されることだ(CAはディスプレイさえ無い)。しかし、今回は乗り継ぎに時間があったので、まだ表示はされていない。実は羽田便もあったのだけれども、乗り換え時間が短かかったので、成田便を選択した。トラブルに対応できる余裕が欲しいから。だから香港では余裕がある。
中国時間15時に71番ゲートに着陸。
1-5 香港空港にて
ラウンジ(1530~1800)出発ゲート着(1805)
香港の空港はこれが初めてでは無い。直近ではブータンに行ったときにも利用した。しかしその時は、利用した旅行会社の不手際で、恐ろしく時間を要した。また動きも無駄な部分があった。だから、我々は、K旅行社にもトランジットのことをしつこく聞いた。でも担当者は気楽に答えていた。あんまりしつこく聞くので、細かい乗換を案内している人のページを教えてくれた。しかしこの担当者だって、香港の到着階の(出発階も)歩く歩道や電車は一方通行だと言うことをあまり認識していなかった。
ただ、そうした心配は殆どいらなかった。降機してから、トランスファーの指示に従って進む。程なく矢印が右に曲がっているのでそちらへ行くと、そこがすでに乗り継ぎポイント。ほとんど人がいない状態で、最初に航空券がチェックされてから、X線検査。このX線チェックなども簡単に終了して、上の階(出発階)に無事上がることが出来た。(ただ、トランジットの時間がありすぎると、一旦入国しろと言われるかも知れない。前に中国で、5時間以上あった時、トランジットを断られたことがある。)
63番ゲートの近くに出たので、一応場所を確認してからラウンジへ向かう。noriはこの時に既にどこにいるのかを理解していた。というのも、キャセイの機内誌の香港空港のページを切り取って持っていたからだ。ラウンジは60番ゲートのそばにあるので、すぐに着いた。
実はこのラウンジでは申し訳ないことを前回している。というのは、noriのプライオリティーパスの期限が切れていたのだが、そうとは知らず、強引に入ってしまったからだ(機械のせいにしてサインで入った)。今回は更新手続きをしたので、大丈夫。
ラウンジの中は既に勝手が分かっていた。東京のK旅行社の担当に、我々が身につけているものを知らせて、現地のガイドに伝言するよう依頼。1時間くらいして、ようやく乗り込むドラゴン航空のゲート番号が出た。なんと61番。今いる場所のすぐ近くだ。
こうしてラウンジで1時間半あまりを過ごし、出発ゲートに向かった。退出する際にそれぞれミネラルウォーターのペットボトルをいただく。
1-6 機内にて<KA 196便 45A・C>
搭乗(1840)動く(0916)再稼動(1945)離陸(1948)入国カード配布(2015)食事(2100)・・ネパール時間 -2時間15分(17時45分)・・カトマンズ空港着陸(1025)
61番ゲートに行く。そのままのんびり座っていると、18時40分に突然人が並びだしたので、それに続く。乗り慣れている人は分かっているのだろう。なんだか昔成都の空港で、訳分からずあっちこっちと搭乗口が変わってうろうろしたことを思い出す。まぁともかくも搭乗が始まった。
ラッシュアワーの時間帯なのだろうか、なかなか滑走路まで行き着かない。それでも、19時16分に一旦動き出したが、滑走路に入ったところで何故か急に進路を変えて滑走路から離れた。案内が何かあったが、語学力の貧しさ、「トラブル」という単語と、「再度トライする」しか聞き取れなかった。やな予感がする。しばらくそのままで待たされて、また出発の飛行機の列に入り、ようやく45分に動き出した。と思ったらすぐに滑走路へ入り離陸。何があったのかわからないので、しばらくはドキドキだった。落ちるくらいなら飛ばないで欲しいと思う。
我々の不安を知ってか知らずか、飛行機はその後は順調に飛行した。機体もキャセイと同じような仕様で、CAの北京便よりよい。水平飛行になると、すぐに入国カードが配られた。実はK旅行社から事前に入国カードをもらっていたが、どうもそれがネットで調べたものと違う。それに滞在期間なども他の人のを流用したと見えて間違っていた。この点も心配だったのだが、はたして機内で配られたそれは、ネットで調べたのでもないし、もちろんK旅行社からもらったものともかなり形式が違っていた。紙の質も全く違う。この辺りも聞いたのだが、担当者はこれでいつも大丈夫の一点張りだった。イミグレーションはとにかくにっこり笑って通過したいものだ。
そこでnoriは気を取り直して、書き始めた。その頃に飲み物サービスが来た。junはすぐにワインと言ったが、飲んで酔っ払っている場合では無いと、noriに窘められる。
飲み物に続いて、21時に夕食が出た。チキンポテトかカレー。もちろん両方もらう。カレーはかなり本格的なものだった。
食べ終わってから、入国カードを仕上げた。
ドラゴン航空はすごいことには、乱気流に入るときに、日本語はじめ、数カ国後でその旨の連絡をしてくれることだ。中国国際航空はこの点でもフラグシップなら見習うべきだろう。
窓に明かりがちらちらと見え始めて、現地時間10時25分、無事にカトマンズ着陸。離陸のやり直しがあったから、その昔のように着陸時拍手したい気分だった。
1-7 カトマンズ空港にて
空港発(1105)
飛行機からはバスで移動。これも、物の本には歩いて入ると聞いていたが、さすがに夜のこと、監視も十分に行かない為だろうか、バスに分乗となった。我々はぎりぎり最初のバスに乗れた。
バスから降りて案内表示もない中を進んでいく。先に出た数人はそれが不安なのか、どんどん歩く早さが鈍ってくるが、noriは知っているかのようにどんどん進む。おかげで一番に入国審査の場所に到着した。入国審査は問題があるといけないから二人一緒で係官の所に行く。あれだけ苦労して書いたイミグレーションカードを見ることもせずに、話しかける。何回目かと聞かれたので、2回目と答える。最初にnoriのパスポートが返される。シールを貼らないことがあるというので、そうならないように覗き込むようにしていた。junのもただ単純に処理して返された。あまり時間がかかること無く、入国審査終了。それから階下に降りる。
そこが荷物のターンテーブルになっている。荷物受け取りのところへきた。が、ここでも表示がないので(表示をするようになっている設備はある)、どのターンテーブルから出てくるのかわからず、ボーディングチケットを見せて係員に聞く。おそらくあっちだというので、そっちへ行くと、少し間を置いて追いかけてきて、丁寧に正しい場所を教えてくれた。
荷物はなかなか出てこないという情報もあったので、あまり期待しないで待っていると、最初にnoriのが出てきた。少ししてjunのも。結果的には割合に早めに出てきた。
更に進むと係官が待ち構えている。何事かと思うと、荷物のタグと荷物とが一致しているのかチェックしているのだった。その荷物タグのチェックを受け、更にX線検査を受けてようやく外へ出ることができた。出る前に、そこにいたおそらく係員だと思うが、K旅行社はあっちと教えてくれた。K旅行社が多いのか、何時もふらふらする輩が多いのか?でも、親切だった。
カトマンズ空港の建物には、空港を利用する人すなわち旅行者以外は立ち入れない。つまりは出迎えの人は屋根の無いところにいることになる。かなり遅い時間なのにたくさんの人がいた。が、皆おとなしく群れているだけ。最初に出てきたので、わぁっとタクシーのうんちゃんに取り囲まれるかと思ったが、そんなことはなかった。
もそもそしていると、向こうから声をかけてきた。こうしてどうにか旅行会社の人と出会うことができたのだが、前もって連絡を受けていた人とは違った人がきていたので、いろいろ探りを入れて間違いないかどうかを確かめた。この辺もK旅行社と現地のNKTという旅行社の連携悪い。この瞬間がいつも緊張する瞬間なのだから。
まぁともかくも、スーツケースを受け取るのに時間がかかると聞いていたわけだが、着陸してからわずか30分で空港を後にした。感じとしては、極めてスムーズに行った印象だ。係員達もみな一生懸命に働いていたし、フレンドリーだった。
1-8 カトマンズ泊 <マーシャンディホテル 410号室>
ホテル着(1123)就寝(0030)
車に乗り込んで、現地旅行社の人と挨拶をする。あらかじめ顔写真のリストを持って行っていたので、貴方は誰かと確認する。リストの中に、運転手も含めてあった。ようやく安心した。
走り出した車の窓から見る町中はかなり暗い。電気がかなり統制されているというせいだろう。この電力事情にはこのあとネパールにいる間悩まされる。時折向こうからひょいと顔を出すバイクとすれ違う。
そしてどんどんひなびたところへ行く。こんなところにホテルがあるのだろうかと不安になる。かなり細い道を通っている。そうこうするうちに、新王宮(現在は博物館)に出る。ここからホテルは近いはずと思っていると、急に閉まっている扉の前で車が止まる。そこがホテルだった。ホテルの入り口は固く閉ざされていたので、どんどんたたいて開けてもらう。中から守衛さんが出てきて、敬礼をする。この人にはその後何度も会うことになる。
ホテルの手続きは簡単に終わった。あらかじめ東京からリクエストしてあったので、ここで両替をしてもらった。1万5千円が1万4880ルピー。結構よいレートでしてもらった。その後、部屋のキーと明日から使うバッグ二つを渡すと彼らはすぐにホテルを出ていった。特に運転手は明日も同じ人と言うことなので、早く帰りたかったであろう。香港便はいつもこの時間だろうが、申し訳ないと思う。
与えられた部屋は4階。幸いにもこの到着時点で電気は復旧していた。エレベーターも動いていた。警備員がエレベーターで部屋まで連れていってくれて、電気やエアコンなどの使い方を教えてくれた。しかし、どうも球切れのものが多かった。しかしもう遅いので、よしとした。まだお金は袋の中のままだったので、1US$を警備員に渡した。
ホテルの部屋は広い。バスタブもある。が、お湯がぬるくてとてもこの時間に入れるような状態ではなかったのでやめた。(後から分かったのだが、この国の蛇口はしばらく開けっ放しにしておかないとお湯が出てこない。)
さてエアコンはあったが、あまり効かない。夜中中寒くて参った。
さて問題の電気は、結局電球が1つとテレビのコンセントが1つだけ使えた。後は飾りのようなものだった。
ろうそくが用意されていた。すかさずマッチをゲット。
インターネットは部屋では使えなかった。しかしかすかであるが、ホテルの名前とロビーと記された電波が入るので、ロビーでは使えそう。
ところで、旅行会社の指示で、明日からはボストンバックを大きくしたような入れ物に荷物を入れて移送する。明日からカトマンズへ戻ってくるまでの5日分の荷物を会社が用意してくれたサブバッグへ移すことになる。我々のスーツケースは6日後にしか会えない。勿論あらかじめ分かっていたので、10数分で移し替えは完了した。
いつ停電するか分からないので、充電をセットして、就寝した。時計の針は日をまたいでいた。