8月28日(土) 帰国へ


○早い旅立ち
 朝は4時に起きた。緊張していたせいもあろうが、時間前に目を覚ました。おおかた整理をしてあったので荷物整理にはそう時間をかける事無く終了した。チェックアウトをした。電話代は時間に関係なく市内は1回の利用で140$であった。全て済ませてから、順さんがリュックを部屋に忘れたことに気が付きあわてる一幕があったが、則に取りなしてもらって無事に出発。
 大きな朝食の箱を片手に、5時30分ホテルを出て空港へ向かう。空港へはおよそ20分弱で到着した。早い時間の出立なので、ポーターがおらず、自分たちで荷物を持っていかなければならない。登場手続きは他のところと違って、航空会社のカウンターで荷物を預ける際に荷物チェックをする。したがってここでボーディングパスとパスポートがいる。そのままゲートへ入る。そこではボーディングパスだけでよい。それを見せて入ると免税店が並ぶコーナー。
 朝早いので免税店は開いていないとの話もあったが、さすが国際空港である。そこで少し残っていたお金を使って買い物をした。国内旅行と同じ感じなのだろう、免税店でものを買う場合には航空券のチェックがある。
 その免税店のなどのエリアを抜けると搭乗口の前にくる。そこで今度はボーディングパスとパスポートを見せると、ボーディングパスの半券が返される。そして手荷物の検査を受ける。フィルムを別にしておいたが、ノープロブレムだから通せと言うことで感光が怖かったが仕方なく従った。そこではじめて待合室となる。まだ少し時間があったので荷物を少なくする意味もあって朝食の箱からサンドイッチを出して食べた。

○トランジットは大丈夫?
 搭乗は7時少し前から始まった。乗客も7時30分には終わったが、定刻の7時40分になっても動き出さない。8時になっても動き出さないのでそのまま眠ってしまった。目を覚ましても未だ動き出さず、シートベルト着用サインも消えていた。CDG(シャルル・ド・ゴール空港)が濃霧のために閉鎖されているらしい。
 9時20分になってようやく離陸。1時間40分の遅れはトランジットが忙しくなる。CDGに着く予定が11時10分だから、そのまま遅れていけば12時50分と言うことになる。成田便の出発は13時20分予定だから30分でのトランジットと言うことになる。これは不可能に近い。同じエアーフランスだから何とかしてくれるのだろうが。日本からの乗り次だと日本語の案内があり少しは安心感もあろうが。
 心配をしていた時間よりは早く12時20分にCDGに着陸した。それでも1時間の余裕しかない。CDGは成田と比べてもかなり広い。幸いにしてターミナルが同じであったので移動の時間が少し省けそう。降りていくと空港係員が待機していて、すぐに成田便への手続きカウンターへ。出国カードのようなものを書けというような係員の指示があったが、他のカウンターではそのようなことはしていない。噂としては日本の入国カードがあればよいとか、何だかんだわからないままにしていると、自分たちの番はそのまま通過。それからすぐのところで手荷物検査を受けて搭乗口へ。機内に13時頃滑り込めた。アナウンスがあり、現在給油中であるのでシートベルトをつけぬようにとのこと。どうやらこの機体の前のフライトも遅れたようだ。
 ここでも1時間以上待たされた。さっきあんなにあわてたのは何だったの?という感じ。ここで免税の手続きをしようと考えていた人たちは結局どうしたのだろう。

○日本へ
 15時近くに離陸。順さんはもう眠っていてそれを知らなかった。一眠りしたあとはお定まりの飲み物。当然ワイン。則は珍しく白。食事のとき一番おいしかったのは茶そばのつけじる。
 そう、もう日本へ向ける飛行機は日本のもののように、日本人乗務員が4人もいるし、日本食は出てくるし、勿論緑茶も日本酒もあるし、窮屈さを除けば何不自由ない快適な環境だった。
 20時頃カップヌードルを貰いにいく。バーコード87は何処の国のだろうか。のどが少し乾いたので温かいものをと思いカップヌードルを求めたのだが、少し辛くて余計にのどが乾きそうでちょっと失敗。(ここからの時間は時さ7時間を進めて日本時間にする。20時は日本時間では午前3時。)
 5時45分過ぎ、シャッターを降ろしていない窓から日が差し込んできた。飛行機は西洋の太陽を振り切りまた新しい東洋の太陽に出会ったわけだ。7時20分頃後部ドアの窓から外を見ると計画的に切られた道と数件の家が見えた。そして朝食のサービスが始まった。
 

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