2000年7月20日(木)海の日

 (出発)朝5時に起床する。これは普段通りの生活だ。途中で朝ご飯を食べて、中央線に乗り中野駅で6時38分の東葉勝田台行きに乗り換え。空港には集合時刻よりだいぶ早く着いたが、ものすごい人の数にびっくり。かつて香港に行ったときも同じように受け付けカウンターの周りに人垣ができていたが、今日はそれ以上に空間がないほどの人の列。そこで、則はそのまま荷物の列に並び、順さんはまず、旅行業者の列に並んで受け付けを済ませた。その後JALの受け付けでチェックイン。通路側にしてもらおうと話していたのに、その間もなく手続きは進んで、「窓際を二つおとりしました」とご親切な扱いになった。だが、お天気に恵まれたせいもあって、この窓際の席は最高だった。移り変わる景色がはっきりと見下ろせて、また空の雲の動きも直ぐに手が届きそうな感じできれいに判った。この後も、今回の旅は恵まれてすべて窓際だった。その後両替に行く。現地でもあまり手数料は変わらないと言うことだし、到着しても両替所へは行かないと言う添乗員さんの話があったからだ(表向きは両替所があいていないと言う理由だが実際には時間がもっいないためだろう)。確かに空港内に両替所はあるけれど、そのための時間が結構馬鹿にならないので、納得の上のことだ。とりあえず4万円両替。

 (機内で)12時9分に駐機場からはなれ、26分離陸。長い長い機内の旅が始まる。これが無ければよいのだけれども。楽しみはワインと食事と映画くらい。その食事のメニュー。
《1食目》(和洋選択で、もちろん2人で両方)
(和)鯛と豆腐の旨煮 ちりめん御飯添え、一口きんちゃくと野菜の旨煮、めばる照焼き、香の物、鶏笹身とアスパラガス 胡麻和え、抹茶ゼリーと白甘納豆、飲物
(洋)ハンガリアン ビーフシチュー、サーモンとサラミ 野菜のマリネ添え、サラダとシェルパスタ、フレンチ ドレッシング、マスカット ゼリー、パン、飲物
《2食目》 スパゲッティー ミートソース、サラダ、フルーツ、ライ麦ロール、飲物
 飛行機は順調に飛行を続け、16時過ぎに降下を始め、定刻少し前にスキポール空港に着陸した。ここから乗り換えで、スイス航空便に搭乗する。パリCDGのように一旦外に出ると言うようなことはなく、直接トランジットは行われる。スキポール空港もけっこう広い。しかし日本のように人だかりになっていると言うことはなく、いたって閑散としており、したがって静かだ。着いたゲートはうっかりして見落としたが、チューリッヒ行きのスイス航空はE4だった。

 (アムステルダム→スイスへ)飛行機は順調に飛行を続け、16時過ぎに降下を始め、定刻少し前にアムステルダムのスキポール空港に着陸した。スキポール空港は初めての体験。ここから乗り換えで、スイス航空便に搭乗する。パリCDGのように一旦外に出るというようなことはなく、直接トランジットは行われる。この空港もけっこう広い。しかし日本のように人だかりになっているということはなく、いたって閑散としており、したがって静かだ。着いたゲートはうっかりして見落としたが、チューリッヒ行きのスイス航空はE4だった。
 スイス航空の機体は折り返し便で、(多分)遅れて到着したので、その分遅れて19時55分離陸。ところで、例によってまたここでも荷物検査でひっかかった。X線検査機が間近にあるので内容が判るが、フィルムシールドが完璧だった分、手間がかかったという訳。
 さて飛行機は定刻を30分遅れて出発し、40分遅れでチューリッヒ・クローデン国際空港へランディングした。乗っている時間は1時間20分と言うのに、軽食のサービスがあるのでちょっと忙しかった。しかもどういうわけか、則のだけパンが2つあった。

 (スイス到着も・・・)しかし、いいことばかりではなかった。この40分の遅れが実は序章に過ぎず、そこからが大変な道のりだった。何と我々のグループの荷物が数家族分出てこなかったのだ。実は則は成田を出るときにこれをずいぶんと心配していたのだが、それが現実のものとなった。幸いと言ってよいかどうか判らないが、我々の荷物は出てきていたが、このためにホテルの到着は更に遅れて9時20分ころになっていた。それでも外は未だ明るい。夏時間のせいだろう(そのぶん午前5時でも未だ薄明るくなるだけ)。
 さすがにかような騒動を伴ったものだっただけに、ホテルのロビーではソファーに座れなかった者は床にへたり込んでいる。添乗員の集合のかけ声にも動こうとせず、座ったままでよく聞こえないとリクエストを出す始末。皆一様に疲れているし、また、荷物の出てこなかった者の一人は運ばれた我々のバゲージを恨めしそうに見ていた。順さんなどは、もし出てこなかったら私は騒ぐと言っていたが、騒ぐ気力も残っていない感じだった(結局ロストバゲージはこの日の最終便で空港まで運ばれ、ホテルには翌朝朝食時間直前に届けられた)。
 結局ホテルに入り、風呂(バスタブは普通のものだった)へ入り、例のごとくポットの湯を沸かして寝たのは11時近かった。

ホテル:アルテ 121号室
 空港からバスで30分程度。幹線道路に程近いところにある。まあ普通のホテル。風呂は大きくて気持ちいい。洗面台やトイレは160cmの順さんにはちょっと高い外人向きの作り。
 ホテルの調度で驚いたのは、まず窓の構造。実はわが家のガラスはほとんどペアガラスだが、ここのもそれ。ただしわが家のやこれまでの諸外国のものよりも空気の層が数倍厚い(一様にこの国のホテルのガラスはペアだった)。それから写真のような面白い開き方をする。基本的には観音開きなのだけれども、その上部が開く。それから電気のコンセント。基本的にはいわゆるCタイプなのだけれども、一つのコンセントに放射状に3つの口がある。

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