7月21日(水) ショッピング&ショッピング

 今日は出発が9時30分とゆっくりなので、十分寝ることができたが、6時25分には目を覚ましてしまった。
 7時ころ朝食にいく。朝食は昨日と同じもの。バイキングとはいえ、これを3回繰り返すのはちょっとしんどい。特に則は好みのものが少ないだけに閉口した。そんな則を横目に順さんは結構食が進む。ここでは目の前で作ってくれるオムレツが最高。ただ、果物にはあまり手が出ない。スイカとパイナップル主流なのだが、甘みが今一。どうも日本の甘さに馴れすぎてしまっているようだ。
 食後、出発までの時間を利用して、荷物の整理をしていたらけっこういい時間になった。少し前に降りていったが、今日は比較的定刻に近い時間に出発した。

 バスに乗ると、見慣れない女性が乗っていた。あれ?と思ったら、これが何と昨日の写真屋さんの手先。それぞれに集合写真とスナップを渡して買って欲しいとのこと。おおきい集合写真(四つ切り)が1000円、葉書サイズのスナップが150円だった。その1枚1枚が紙の写真枠に入っていて丁寧だ。その内の1枚はシルクの写真枠で500円也。勿論気に入らなければ買わなくてもいいと言うことだったが、集合写真は欲しいし、スナップも悪くなかったので全部購入した。しめて4550円也。何故かこれは円払いだった。左の写真はその中の1枚。スナップとしては良くとれていると思う。

(スワンパッカード宮殿 10:05ー11:00)
 10時5分に宮殿についた。ここはラマ5世の孫の住んでいたところという。説明が英語だったのでよくわからない部分が多いが、ラマ5世というのはけっこう絶倫だったらしく子どもが60人くらいいて、そのうちの息子の一人の居住であったが、その人の死後その息子、つまりラマ5世から見れば孫の人が引き続き住居にしていた場所だそうだ。この人は奥方ともども文化的な方面で趣味のあった人のようで、特にタイの古いものを様々収拾していたようだ。そしてその孫も死に、その奥方が居住場所を博物館にしたもの・・・というのが大まかな経緯のよう。解説は英語だったが、パンフレットは日本語のものがあった。ここは居住していたタイの伝統的な6〜7の建物があり、それぞれ文化的な価値があるようにも思えた。中には仏教を中心とした様々なものがあったが、外交的な関係から入手したのかガンダーラ仏があったが、それを除けばそう年代的に古いものではない。今一つあったのが考古学的な古さの発掘品。一番目を引いたのは、いつの時代のもの嵩高ではないが、沢山の腕輪をしたまま埋葬された人が、その腕の骨と腕輪だけになって残っていたもの。まだ腕と腕輪の部分に土が埋まった状態で展示されていた。この博物館には案内人がニュームジアムと称していた鉄筋の空調の効いた最近開館したらしい建物が更にあり、そこにはこの種のものがもう少し整理した形で展示されており、アメリカの学者によって発掘が近年されたことも模型展示されていた。
 別室ではこの家主の娘?かなにかの現代アートが展示されていて、少し異様だった。最後にラーマキエン物語を描いたジオラマ風のものを見学して終わった。あまり面白いところではなかった。11時近かった。竹でできたうちわが1個10Bだったので2つ買った。

(DFS 11:30ー12:00) 
 DFSに11時30分くらいから30分程度いた。現地ガイドはバスの中でしきりにチョコレートや乾燥果物を売ろうとしていた。香港のときもそうだったが、まとめて買うと、たとえば5個で1個おまけというスタイルだった。香港のときの感じだと、あまりよくなかったので今回はパスしたが、ガイドはDFSのものより味もよいし値段も安いと言っていた。DFSは品ぞろえも豊富だったが、空港渡しという点が荷造りの関係で難点なので素通りした。


(シルクの店 12:15ー12:45)
 昼前に今1つシルクの店に行った。ここは今までの店とは違い、けっこう地元の人も入っていそうな専門店であったので、時間が少なかったが、精力的に見てまわった。最初の日にここへ少し時間をかけて連れてきてくれれば、オーダーメイドのスーツか何かを作ってもよかったのにと思った。順さんはここで長袖のブラウスを買おうとしたが、サイズがなくて断念し、スカーフを買った(1320B)。ここはイスタンブールのバッコの3分の1くらいの値段で買えて安かった。さらに時間があったので、化粧ポーチのやや大きめのものを買った(395B)。邦貨で1500円程度とこれも安かった。


(ランチ 12:55ー13:50)
 本日のランチもやや遅め。飲茶なのだが、これもセットされているもの。ただし、チャーハンとかカレーとか主食にあたるものと白湯スープはバイキング方式で食べ放題。が、今回も我々の到着が遅かったせいか、おかわりをしようと思ったら、店の人が片づけていて、ありつけなかった。ここでもビールを飲む。よく冷えていておいしかった。 

(伊勢丹 14:00ー17:30)
 食事のあと、本来ならフリータイムのはずなのに、全員ワールドトレードセンターへつれて行かれる。ここの7階に免税店があるというので、どうやらそこを紹介したかったらしい。が、我々にとっては不要のこと。
 で、そこをパスして早速伊勢丹に行く。大きい店だ。高級そうな商品も沢山並んでいて、何ら日本と変わりない感じだ。タイの人々というのは裕福なのだなあ、と改めて見直した。どうも、東南アジアは貧困だという偏見を持っているようだ。
 ここでまずはワコールへ行ったが、合うサイズが無くで断念。先のシルク店でも同様なのだが、小さいサイズも大きいサイズもあるのに、順さんに合う中間のサイズがないのだ。これって、順さんの体の大きさは中途半端ってこと??
 仕方ないので、時間もあることだし近くを歩くことにした。
 まず予め調べておいた民芸品などをおいている土産物屋に行く。おばさんが付いて回ってきて煩わしかったが、買おうと決めていたので、適当に相手をしてもらいながら品定めをした。結局ここで、民族衣装を着た大きな操り人形(40cmくらい)と鈴のビールジョッキ大2つを買った。しめて2000Bなり。言い値よりかはかなり安く買ったのだが、これが妥当かどうかはわからない。大きな荷物になった。
 それを持って暑い街の中を歩くが、遠くへ行く気にはなれず、また伊勢丹へ戻ってくる。その途中にセブンイレブンがあったので、買い物をした。この国にはかなりの数が出店しているようで、あちこちで目に入る。ファミリーマートはまだまだと言うところか。ここではヨーグルトドリンクを1本。36B也。

 それからもう一つ、大きな買い物をした。
 買い物をした先は宝飾品売場。「日本語わかりますか?」と聞いたが分からないと言うのでつたない英語で、「伊勢丹オリジナル、エレファント」と言ったらすぐにわかって案内してくれた。つまり、象のお尻というペンダント。象の頭の部分に、ダイヤやエメラルドなどが埋め込まれている。今回は7月ということもあって、エメラルドにした。順さんはは初耳だったらしいのだが、則にとってこういう情報を仕入れるのはお手の物。ワコールの下着共々今回の旅の目玉商品の一つだったのだ。それからジム・トンプソン(有名なシルク王の名を冠する男性中心のシルク洋品店)の支店で則の像柄のシャツと共布のネクタイを買った。
 

(夕食 18:00ー19:15) 
 夕食はシーフード料理。船乗り場に隣接したレストラン。川沿いにある。外のフロアで夕涼みがてら食べられるのかと思ったが、違った。が、中のインテリアもこっていて、船やヨットが置かれていた。本物ではないかと思えるほどの大きさ。
 食事はどんなものかと思っていたが、中華料理のように丸テーブルにいくつかの大皿が乗っていて、順番に自分の皿に取り分けるという方式のもの。野菜やエビ、魚などがでた。特別にどうと言うことはなかったが、味は日本人好みで順さんでも大丈夫だった。則は後から出てきた調味料で適当に辛くして食べていた。タイの人はこうしたものを食べるのだろうかは定かではない。
 ここでもビールを飲んだ。今まではシンハビールだけだったので、今回はまずクロスタービールを飲んでみた。これはあまり苦みはなく発泡酒のような感じだった。色もハイネケンのような瓶だが味もそれに近い感じだった。口直しにともう1本。今度はシンハビール。最初の日はぬるくてまずかったが、それ以後はきちんと冷えているのでおいしく飲んでいる。値段は大体130から高くても160Bで手頃な値段。これがハイネケンになると少し、と言っても10〜20B程度だが高くなる。
 ここのトイレは有料とのこと。タイに来てはじめてのことだ。が、我々はレストラン利用者と言うことで、ガードマンに券をもらったのでただ。
 集合まで少し時間があったので、隣接した広場のバザールのような所へ行くと、ここは庶民の買い物場所なのかリーズナブルで面白いものが沢山並んでいた。ここで、どういうのか、則は紙を買った。和紙のような手漉きの紙で、花や鳥が漉き込まれているものだ。何にするのだろう?

(ホテルで)
今回はパソコン通信は用意していないので、ホテルへ戻ってもすることがない。パンフレットを見たりしながら、ごろごろとゆっくり過ごすことが多い。
 この日も同様。

<戻る>