7月23日(金) 旅の終わりは夢の中

(帰るぞ)
 緊張しているせいであろうか、モーニングコールの時間の午前2時30分!少し前に目が覚めた。すでにほとんど荷作りは終わっているので、洗顔と歯磨きをして、順さんは化粧をして、最終的なチェックなどをした。まだ眠いので、動作が緩慢だったので、なにやかんやで、3時15分近くになった。チェックアウトに降りていくと、既に大方そろっており、ほとんど定刻の3時30分にはホテルを後にした。

(空港では厳重チェック)
 空港へはおよそ30分で着いた。第2ターミナルである。すぐに先ず預ける荷物チェックを受ける。なかなか厳重で、今までの経験ではセキュリティーシールを鞄の開口部に渡す形で貼るのだが、ここのは日本でよく梱包する時に使う2センチくらいにプラスチックの紐できちんと荷物を縛る形である。それから今度は航空会社のカウンターへの列に並ぶ。並んでいると空港係官がやってきて、パスポートと航空券を調べ、他の人からもらったものや預かったものはないかと日本語で聞かれた。その後カウンターへ行き、航空券を搭乗券(ボーディングパス)に替えてもらい且つ鞄を預けた。
 いよいよ搭乗手続きとなる。ここでユーパさんとお別れ。二言三言言葉を交わして別れた。ここからはもうタイであってタイでない。免税店エリアで残り金320バーツすべてを使ってマカデミアンナッツチョコレートを買う。これで記念として残してある分を除くと13バーツだけ残る。それから搭乗口へ向かう。ゲートの少し前にセキュリティーチェックがあり、そこでの検査を無事にパスして搭乗口へ行ったが、まだ閉まっていたので廊下のベンチで待機。しばらくして、午前5時過ぎだったと思うが、搭乗口への部屋のドアが開いた。ここで再びチェックを受ける。最初に検査をした検査官がここでも待っていて、同じ質問をされる。そこを通過するとようやく待機の部屋に入れる。

(順さん呼び出される)
 我々は早い順番だったのでよかったが、しばらくすると相当込み合ってきた。今回の旅行のタイバーツの清算を計算していたら、順さんが呼ばれた。何事かと思ったが、席は確保していないとなくなりそうなので、荷物を置いてカウンターまで行った。すると、クレームタグが違っていたという。もらったのを出すと、これは違うということだったが、しばらく押し問答の末、ようやく認めてくれて、新しいタグをくれた。これはまったくあちらの係員のミスだったのだが、添乗員という者がいないので、こういったトラブルも全て自分たちでやらねばならない。則が少し英語が分かるので助かった。席を戻ってみるとさらに人は増えていて、荷物で確保しておいてよかったと思った。

(日本へ)
 少し経って搭乗のアナウンスがあった。最初はファーストクラスなどの搭乗で、次に座席の後部の搭乗となった。我々は後ろから3番目の座席だったので、エコノミーとしては最初に乗機した。
 機はほぼ定刻を少し回ってから離陸した。離陸後まどろんでいると、ジュースのサービスが始まった。寝ている人にはあたらなかったので、順さんが偶然目を覚ましたことは幸いだった。
 7時30分(日本時間9時30分・・・以下日本時間で表記)食事のサービスが始まった。チキンと卵料理ということで両方もらったが、料理の蓋の印も違っていたにもかかわらず、二人ともチキンだった。そうとう辛いタイ風のものだった。乗客の一人が後で文句を言っているようだった。飲み物は順さんがコーヒーで則は赤の葡萄酒にした。なぜなら則は瓶がほしかったから。あとでラベルをはがしておきたかったのだ。

 それから食事の後ということもあり、ぐっすりと寝入ってしまった。12時半ころ目を覚ますとアテンダントも暇していた。少しして、彼らの動きがでてきた。着陸前の軽食の準備だろうか?
でてきたのはサンドイッチとヨーグルトムースのようなもの。それを平らげてまた眠りにつく。
 富士山が見えますという機長のアナウンスでいよいよ日本に帰ってきたという感を強くする。定刻よりやや早めに成田へ着く。飛行機からは直接降りられたのだが、そこから出国審査の所までの遠いこと。いくつかの乗り換え口を通過してやっと着いた所に人影はまばら。最終到着地が東京ではなくロスであるためによるのだろう。手続きはさっと簡単に済んだ。
 荷物も則がトイレに行っている間にもう出てきてしまっていた。この時はじめて麻薬犬らしきものを見た。荷物や人の間をかぎ回っていたので、実は冷や冷やしていた。と言うのも、昨日の市場でガイドさんが買ってくれた果物を荷物の中にしのばせていたからだ。本当はいけないこと。でも、この犬たちは麻薬の臭いはかぎつけても果物の臭いは訓練されていないだろうとたかをくくっていた。その通りで、めでたく税関も簡単にパス。ホッ!

 帰りはいつものように成田エキスプレスで帰る。順調に家に到着。めでたしめでたし!のはずが、何とスーツケースの持つところが壊れていた。完全に無くなっていたのに気が付かなかった。受け取った荷物のチェックはきちんととはよく言われていたが、あまり早く出てきたことに浮かれて、抜かってしまった。反省。


帰国して・・・・
 今回の旅行のお土産のかずかす。
 順さんはシルクのスカーフ、ポーチ
 則はシルクのワイシャツとお揃いのネクタイ
 すずのジョッキ2人分
 蛙の置物   等

今回の評価(★は順さん・☆は則、コメントは順さん)
@コース ★★★☆☆☆☆ (買い物が多すぎる)
A現地案内人 ★★★☆☆☆☆ (もう少し流暢な日本語で)
Bホテル ★★★☆☆☆ (バスタブとお湯のトラブル。朝食のメニューが不足)
C値段 ★★★★★☆☆☆☆☆ (故に上のこともいた仕方ないか)
Dトイレ事情 ★★★★★☆☆☆☆☆ (何処もきれいでチップ無しはいい)
E人々 ★★★★☆☆☆☆☆ (あまり接触はなかったが、みんな笑顔がいい)

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