7日目 8月25日(月曜日)
 
 ヒワ見学
  ○旧市街  ○カルタミナル  ○ジュマ寺院  
   ウルゲンチ泊    HOTEL Djaykhun(ジャイホーン)昨日と同じ
 
 固いベッドにザラザラシーツ、あるかないかわからない掛け布団、冷蔵庫の音、等々で夜中チョコチョコ目を覚ます。寒い。昨夜迄の寝苦しい夜がウソのようだ。
 朝6時に起床。体が思うように動かず、のんびりと身支度を整えて、7:20に外へ出る。散歩に行こうにも何も無いところだ。庭にいた羊を見ていたが、半袖では寒さがこたえて、早々と部屋にはいる。7:30からの昼食場所もオープンテラスのため寒くて、大半の人が長袖を着ていた。部屋に戻って暖をとる。といっても閉め切った部屋でじっとしているだけのことなのだが。
 
 9時に今日の見学地、ヒワに出発。
 ここは町全体が博物館のようといわれるほど遺跡が残っているというので楽しみだ。30分も走るともう寒さは感じなくなった。
 外から見ると大きな城壁に囲まれて、街と言うより城塞という感じだ。ここの撮影料は、ビデオ4$、カメラ2$ということだが、ずっと付いてきてチェックするというわけでもないのであまり神経質になることはない。何せ、街全体がそうなのだから。
 いやあすごい所だ。メドレセだらけ。モスクだらけ。ミナレットやモスクの集まり。特に青空にのびているミナレットは素晴らしかった。よくもあんなに高いものを建てたものだ。でも、すごいなあ、きれいだなあ、などとキョロキョロしながら歩いている内に、何がなんだか、どこにいるのか、全くわからなくなってしまった。要するに同じ様なものがずらっと並んでいるので、皆同じように見えて区別できない素人には全く??の街なのだ。ハーレムやバザールにもう一度行きたいと思ったが、とうとうそれもかなわなかった。疲れもピークに達していたので一番に集合場所に行って休憩。
 ここには今も2000人程度の人が住んでいるということで、子どももたくさんうろうろしているが、これが結構しつこくて物をもらいに来る。いや子どもだけではなく、妊婦さんにもしつこくねだられてカキピーをとられた。疲れたので、梅干しを口に入れたのをめざとく見られて、くれくれと言って離れないのだ。いやあ参った。
 ここでも1組の結婚式に出会った。また、ここには有料トイレがあって(10スム)これはきれいで使うに耐える。
 昼食もここの唯一のホテルで食べて、3時には出発。ホテルへ荷物を置いてからまた、バザールへ行く。
 ただ、時間が遅くてもうそろそろ店じまいの準備をしているところが多くて、あまり賑わってはいなかった。ふらふらしてから出口まで来ると、則裕はまた食器に興味を示して立ち止まってしまった。茶碗がえらく気に入ったらしい。それを買うことにして、また店主との交渉が始まった。例によって見物客が大勢集まってきた。1個20スムと言うので、20個では?と聞いたら、さっと20×20=400と紙に書いてよこしたのにはびっくりした。いやあ、侮ってはいけない。どうしようと考える振りをして交渉開始。こちらが200と書くと300と書いてきた。ま、いいかとここで妥結。周りの人はニヤニヤしている。高すぎたかな。品物を受け取るところを写真に撮ったら、主人、もう1枚とれといってポーズをとる。ホントにカメラとかビデオとかが好きな人たちだ。
 茶碗を20個抱えてホテルに戻る。早速に荷造り。割れても仕方ないという覚悟で、洋服でくるみながらトランクに詰めた。
 夕食後、また民族舞踊ということになった。このホテルで一人10$の所5$にまけるということで、みんな喜んで参加した。ところがところが、前回のような華やかさは全くなく、その辺のおばさんが踊っているという感じなのだ。純粋に地元の踊りだという見方をすればいいのだろうけど、何しろ前回と同額を要求されたのだから、一部我慢できない人がいたのも当然だろう。