2005年12月23日(金) 天皇誕生日

マスカット空港(0755)(0847)ドバイ

2.1 機内にて

 エミレーツは窓際が2人席なので、座りやすい。しかも映画も豊富にあり、長い夜も楽しめる。今回順さんは、「ロードオブザリング」1〜3話すべてを見た。生憎日本語ではなかったが、何度も見ているので、台詞の見当が付いてそれなりに楽しめた。則さんに言わせると、よくも同じものを何度も見られるものだということになる。映画を見終わってから一寝入り。
 機内は電気が消されているが、夜の雰囲気を大事にして星まで輝いている。なかなかよく考えている。
 このあたりで時間をUAE時間にする。時差−5時間になる。これからはその時間で表す。
 朝4時になると朝食が出された。メニューはやはり二つ。「ふぐのみりん焼き」と「チーズとマッシュルームのオムレツ」で、両方もらう。
 それから1時間もすると路線図でいよいよドバイに近づいた事を示していたので、荷物整理にかかろうかと気持ちが向いていた頃、その路線図の飛行機が360度向きを変えている。旋回しているようだと思っていたが、そのうちに機内放送があり、ドバイに着陸できないとのことだ。またフジャイラか、と思っていると、「マスカット」を目指すという。オマーンという別の国だ。
 6時20分に到着後も機内から出ることはなく、そのままの状態でまたされた。7時55分にようやく離陸。8時47分にドバイに着いた。

2.2 ドバイにて

 ここから乗り換えて、イエメンへ向かうことになっていたのだが、何と、1日に1便しかないそれは、定刻に出発してしまったということだ。同じエミレーツなのになんで〜と思ったが、今更仕方ない。我々は少し待たされて、添乗員は次の便の手続きに行った。長い時間が過ぎていった。そこで、我々は則さんが職場から持って来た餅を口にした。それからすることもないのでぼんやりしていると、カウンターの方で食べ物と飲み物をもらえるというので行ってみたが、既に配布済みで手に入らなかった。が、グループの人が分けてくれた。(タイミングの問題かもしれないが同じ便だったE旅行社の人は食事にありついていた。)
 ようやく12時30分に説明があった。ドバイに降りてから4時間近く経っている。
「明日の便がとれました。満員でしたが何とか割り込ませてもらいました。」「今日はここのホテルに泊まっていただきます。スーツケースは後でホテルに届けてもらいます。」との説明を受けた。 思いがけずの入国審査をすませて、ホテルへ向かって移動することになった。
 まずはエミレーツカウンターで詳細を打ち合わせることになった。「ホテルは二つに分かれて」ということで、東京組と関西組とに分かれた。先にも書いた同じ目にあったE旅行社の一団は一つのホテルにまとまったのに、と不満が残った。
 添乗員は関西組に付いていくことになったので、我ら東京組は迎えに来たホテルの運転手についてホテルへ向かった。14時にホテルへ着くと、チェックインは英語の得意な人がやってくれた。パスポートをホテルに預けることを知らなかったので、ちょっと一悶着あった(添乗員はこのあたりきちんと押さえておいてもらいたいものだ)が、何とか部屋を確保、食事もとることができた。
 ホテルはいわゆるシティホテルだが、そう悪くはなかった。食事もよかった。

2.3 スーツケース届かず<1>

 ホテルへ向かう前、旅慣れた姉妹がスーツケースを自分の目で確認したいと言ったが叶わず、エミレーツの言うことを信用してそのままホテルへ来てしまったが、いつまで待ってもスーツケースは届かなかった。しばらくして添乗員が回ってきて、何度も電話をして催促している旨を伝えた。が、結局この日はとうとう届かなかった。そんなときのために、1セットの着替えは手荷物にしているので、明日は困らない。
 しかしながら、最悪帰国直前ドバイに戻って来るまで届かないという、悪夢のこれが始まりだったことは皆まだ知るよしもない。

★ホテル

 アドミナル プレイス ホテル