イエメン郵便事情(配達された6通のはがき) 

 イエメンの郵便事情というのは、少し大げさなタイトルであることを最初にお詫びしたい。私たちが出した絵葉書は全部で6通。その顛末。
  イエメンからのメールは日本の国内の葉書代くらいするから、すこぶる現地物価からすると高いものといえる。
  私たちは、自分たちの写った絵葉書を現地で作成して、友人に送ったりしているが、今回はほとんど自分たち宛に出した。現地で出すときに一番おかしかったのは、サナーのシュラトンから出したとき。サナーからは2度出したが、2回目に出すとき、フロントのホテルマンに手渡した。朝食の前だったから、少し余裕があって、ロビーでボーとしていると、手渡したホテルマンは、われわれの顔と、見比べて、しばらく考え込んでいた。そこにはわれわれの顔が写っていたわけだから、ひょっとするとかなり不思議に思えたのかもしれない。
  実は、6通(うち一通は妹の家に出した)全部が無事に日本に届いた。どこかの国のように、行方不明になる手紙は全くなかった。そして今話した、そのサナーから出した手紙が一番最後に届いた。イエメンを離れる1月2日に出したのだが、到着したのは1月21日だった。およそ3週間かかって、日本への長い旅路を終えて、投函者の元に届いた。
  まぁ、だいたいはイエメンから出しても、日本にはがきは届くという結論にしてもよいだろう。ただ、理由はわからないが、えらく時間がかかることだけは確かだ。AirMailと書いても、船便になってしまうのだろうか?早さは要求できないかも。
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