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2008年8月2日(土)

弘前(0848)(0956)金木(1208)(1228)五所川原(1512)(1600)弘前ホテル(1730)【弘前ねぷたまつり各自見物】(2100)(2230)弘前ホテル(泊)
                                    宿泊 : ホテルルートイン弘前駅前


3−1 朝

  今日は1日自由になるので、津軽フリー切符というのを購入するために駅に行った。昨日何度か目にした「リゾートしらかみ」に乗ろうと思い立って指定券を購入した。なかなか切符はとりづらいと言うことだったが、復路を含めて手に入った。
 それからホテルに戻って朝食を摂った。系列店だが昨日のホテルとは違った内容だった。

3−2 リゾートしらかみ2号

 初めて乗る列車だ。しらかみ号は3編成あるのだが、今回乗るのは「くまげら号」。なかなかきれいな色合いの列車だ。
 座席も前との幅が広く、ゆったりしすぎるくらい間がある。シートもゆったりしている。気分爽快だ。ただ、これも五所川原までの短い区間だけで、ちょっと残念。五能線の良さは、本当はそこから先の海岸線沿いにあるのだ。
  五所川原で下りるときに、三味線を持った人とすれ違った。この人たちはここから乗車して、社内で津軽三味線を披露するのだそうだ。これもちょっぴり残念。

3−3 津軽鉄道

 五所川原で乗り換えて金木へ向かう。この線は、以前「鈴虫列車」の時に乗ったことがある。農村部を走る何とものどかな線だ。今の時期は「風鈴列車」が走っているのだが、我々が乗ったのはそうではなかった。
 列車は一両のみの「走れメロス号」。前回でお馴染みのものだ。

3−4 金木

 太宰治の故郷として、またその生家の斜陽館がある所として売っている町だ。前にも来たことがある。そのときは観光バスで来たのだが、今回は駅から歩いて町の雰囲気を味わいながら動く。

3−4−1 津軽三味線会館

 まずは津軽三味線の実演を見るために、津軽三味線会館へ行く。フリーパスを持っているので、斜陽館との共通券が団体料金に割引される。入場すると実演が始まったばかりなのでどうぞ、と言われて会場に入った。
 満席とは行かないが半分くらいは埋まっていたので、まずは後ろの方で見ていたが、曲の合間に一番前に移動した。
 曲の紹介をしながら四曲ほどの演奏だったが、間近で見るとその指の動きや手さばきの見事さに惹きつけられた。
  その後、津軽三味線についての説明ビデオを見た。津軽三味線の撥(ばち)を叩きつける奏法の創始者など、よくわかった。その途中で、団体が入ってくると、今上映中であるにもかかわらず大声で場所取りをしたりしながらザワザワして不愉快だった。全く、いい年をしてマナーがなってない。大声で怒鳴りたいくらいだった。
 続いてまた実演を見ようと思ったのだが、いつまでもうるさい輩と一緒では味わえないと思って、やめた。
 展示会場には、懐かしい三橋三智也について述べている所があった。この人も津軽三味線の名手だったのだそうだ。三味線を弾いている姿はよく見たが、あれが津軽三味線だとは知らなかった。
  外へ出ると、雨が降り出していた。また今日も雨模様か・・・。

3−4−2 斜陽館

   津軽三味線会館は斜陽館の向かいの駐車場の奥まったところにあるので、少し雨に濡れただけで斜陽館に着いた。
 言わずとしれた太宰治の記念館。生家の津島家というのは大富豪で、しかも父親は国会議員という血筋の良さだ。家も豪邸だ。襖や掛け軸などにその名残りがある。
 斜陽の間と呼ばれる部屋には、「斜陽」という文字が書かれている掛け軸があった。ここで太宰は幼い頃から斜陽という言葉に触れていたという説明があったが、果たしてホント?
 そこを出るときにはもう本降りになっていた。
 五所川原へ向かう津軽鉄道は、今まさにレアの風鈴列車だった。しかし、リンとも鳴らなかった。

3−5 五所川原(立佞武多の館)

 五所川原へ戻って、まずは昼食場所を求めて町をふらついたが、結局見つからなくてこの地の目的地、立佞武多の館へ行った。その六階の展望レストランでまずは昼食を摂った。ここでは奮発して定食を食べたが、郷土色豊かなものだった。
  その後、展示室へ行って立佞武多を見ることにした。ここも団体料金。
入るとすぐにビデオが始まってますので、エレベーターに乗ってください、と言われて駆け込んだ。ここもまた始まったばかりの所へ着いてしまったようだ。
 エレベーターで四階まで行ってみると、ちょうど立佞武多の顔の辺りになる。その位、この立佞武多は大きい。まずそれにびっくりしてしまった。ここに三体展示されていた。ちなみに高さは22メートルに達するという。
 青森のネブタは横に大きいがここのは縦に大きい。その高さに圧倒された。勿論、立佞武多の迫力もすごい。攻め込んでくるような力強さがある。これを引いて練り歩くのだ。止まっていてもこれだけ迫力があるのだから、実際の祭りの日に動いている実物を是非見てみたいものだ。
 そんな思いを抱いて、ここを後にした。

3−6 リゾートしらかみ3号

 五所川原から弘前へはリゾート白しらかみ号」だ。まさに白神のブナを現す緑色をしている。乗り込むとき、入れ違いにまた三味線を持った人が降りていった。残念と思っていると、途中の駅から津軽言葉の語りが行われた。二人の人が話してくれたのだが、一人目はそれほどの訛りではなかったので、話の内容がよくわかったのだが、二人目の人はホントの津軽弁で、東北育ちの順にもよくわからなかった。ところが則はその内容を理解したという(鏡というものを知らない夫婦が繰り広げる人情味あふれる話)。もっとも順がわからなかったのは、ひょっとしたら途中で寝てしまったからかもしれない。
 この頃雨は小降りにはなっていたものの、雲行きはなお怪しかった。休憩のため弘前ではひとまずホテルに戻った。

3−7 弘前ネプタ祭り

  5時頃からひどい雨が降ったり止んだりしている。雨天順延となるので、せっかく事前に購入した観覧席の指定券が無駄になってしまう心配もあり、観光協会に確認の電話を入れた。やりますよ、という答えに安心して会場へ向かうことにした。
   駅前から100円バスが出ているが、これもフリーパスで乗ることが出来る。空模様が心配でコンビニで雨合羽を買おうと思ったが、すぐにバスが来たので乗り込んだ。
 バスを降りる頃には、ザーザー降りになってしまっていた。観覧席では傘を差すわけにはいかないので、近くのコンビニに行ってゴミ袋を買った。雨合羽はすでに売り切れていたからだ。そこで、何枚かを切り開いて組み合わせることで何とかレインウェアらしいものができあがった。
 雨脚はいっこうに弱まる様子もなく、仕方ないので周りの人たち共々傘を差してしのぐことにした。前を歩くネプタもビニールシートに覆われて、がっかりだ。
 それでも時折雨が上がると、シャッタ−チャンスとばかりに写しまくった。最後の方にはようやく雨もあがってきて、シートなしのネプタも見られるようになった。
 ネプタは、青森や五所川原と違って扇形でそこに武者絵が描かれているものだ。力強さの点では前記のものに比べると劣る感があるが、笛や太鼓を打ち鳴らして進む様は、全体として盛り上げている様相を呈している。特に太鼓は、大きなものもあり迫力満点。叩き手の力強さが伝わってくる。米俵四つ分もあろうかと思える太鼓を担ぎながら打ち鳴らすのには、根性を見た。ネプタよりもそちらの方に目を奪われた。というより、やはりシート越しでは、せっかくの絵がよくわからない。
 後ろの方は、シートなしだったため、武者絵の様子がよくわかり、眼力の迫力やその緻密さが実際に見て取れ、やはりこの方が祭りを楽しめる。徐々に気分も高揚してきた。
 が、2時間もいると同じ調子が続いていくだけの行列に飽きてきてしまったので、終わりまで待たずに帰ることにした。
 この日は43基のネプタが出た。

3−8 夕食

 夕食はそこから少し歩いた所にある居酒屋に行った。予め則が調べてクーポン券を入手していた。店は大混雑だったが、ちょうど運良く出て行く人たちがいたので、待つことなく入ることが出来た。飲み物がめちゃ高かったので、一番安いワインにした。その代わりに刺身の盛りは奮発した。これは旨かった。他にもスズキのカマ焼きなど魚類は美味しかった。
 ホテルまではタクシーで戻った。