勝浦ビッグひな祭り

勝浦 ビッグ ひな祭り

1-1 出発

 急に決まったので日帰り。今月はこれでごまかされることになった。  
 朝5時前には家を出て電車に乗った。約3時間の旅になる。
 ようやく日が昇り始めた頃、ビルの合間にスカイツリーが見えた。そろそろ世界一のテレビ塔の高さに達する所まで来た。
 電車の中で前日に購入しておいた弁当を食べた。普通の通勤電車の中で食べるのだから、年甲斐もなくというかここまで図々しくなってしまった自分たちを感じた。

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1-2 勝浦駅

 勝浦には8時頃に着いた。改札の前にも幾組かの雛飾りがしてあった。既にひな祭りは始まっていた。
 町へ出てみると、竹を利用した雛飾りがあった。こういった飾りは初めてだったので、驚きと共に感心もした。飾られている雛の数たるやかなりに上る。

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1-3 遠見岬神社

 ここが階段を利用したビッグひな祭りの第一の見所。一番にそこへ向かった。
 写真では見たことがあったが、60段もあるという階段にびっちりと雛飾りがされている様は壮観だ。大きさはバラバラだが、その数の多さに圧倒された。ただ、それだけに、一つ一つの雛にはそれぞれの思いや表情があるのだろうが、全く無視された形になってしまって、いささか可哀想な気がしないでもない。
 しかし、今はそんなことよりもこの風景を写真に撮ることだけを考えた。そのためにこんなに早起きして出てきたのだ。
 その狙い通り、まだ人の数は少ないので、思うようなアングルから写真を撮ることができた。といっても、せいぜい下から独り占めにできると言うだけのことだが。
 それから金女(金目鯛)と勝男(鰹)のおみくじを引く。二人共大吉。果たしてこれがいいのかどうかはまだ分からない。
 鳥居の前に案内のパンフレットを置いてある所があったので、それを頂くと、図書館が綺麗だと言うことやその前で金目汁を飲ませてくれると言うことなど簡単に案内をしてくれた。

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1-4 町中の雛飾り

 その言葉に従って次に図書館を目指していくことにした。
 が、そこへたどり着くまでにも、各店先や空き地に競うように雛飾りがされていた。町全体で取り組んでいる様子がうかがえた。
 図書館へ行ってみたが、まだ開いていないと言うことなので、また町中へ戻ってふらふらした。

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1-5 朝市

 ちょうど朝市も開かれていたが、そこにも飾りがあった。
 さてこの朝市だが、野菜や魚、お菓子などを売っていた。魚屋さんは威勢が良かったが、野菜を売るおばさんたちはおとなしい感じで、小さい声でこれどうですか、という程度だった。店によって値段が違うので、比べながら買う方がいいようだが、野菜が思ったほど安くはなかったので買わなかった。魚は最後までどうしようか迷ったが、持ち帰ることを考えてやめた。
 勿論ここにも雛飾りがあった。

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1-6 図書館会場

 そろそろ図書館が開く頃になったので、そちらへ行った。
 この期間は図書館は閉鎖して会場となっている。
 昔の雛飾りや各地に伝わる雛飾りが並んでいた。雛造りの実演もなされていた。
 それほど広くはない会場だったが、壁際にはずらりと雛が並んでいた。
 女びなと男びなの並びが昭和になってから変わったことなど解説する人もいて、それなりに充実した会場になっているようだ。
 そこの見学を終えて、金目汁を振る舞ってくれるテントへ行ったのだが、まだ少し時間があって誰も並んでいないので、隣の寺を少し見てから、10分ほど前に戻ってみると既に長い列ができていてちょっと焦ったが、無事に汁を頂くことができた。
 具は殆ど無く本当に汁だけだった。あらのだし汁のようだが、暖かくて体も温まりおいしく頂いた。

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1-7 覚翁寺山門前

 図書館の前が覚翁寺山。汁を頂く前にここを見てきた。
本殿の欄干が市の重要文化財に指定されているとか。龍の彫り物だった。
 ここの山門前にも綺麗な段飾りがある。先ほど来たときには殆どが日陰になっていたのだが、この時には日が当たって輝いて見えた。この頃になると人の数も多くなってきていた。

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1-8 また町中へ

 ふらふら歩いていると、海藻などを売っている元気のいいおばさんたちに声をかけられた。初めはひじきを盛んに勧められたのだが、何故か突然高血圧にはけい藻がいい、あんたはこれがいい、と勧められた。飲み方も教えてくれたので、結局それにした。あまり飲みやすいものではないようだが、体にいいとなると別だという思いもあった。
 それから人が並んでいる所へ割りこんで見ると一つ150円でサザエ焼きを売っていたので、それも購入。
 それからふらふらと町中の雛飾りを見ながら、また、遠見岬神社へ行ったりした。かなりの人手が出ていた。店も開いて町は賑わいを増していた。

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1-9 墨名交差点

 もうそろそろ帰ろうかと最後の段飾りの会場の墨名交差点へ行った。
 来る時にはここに車が止まっていていい写真が撮れなかったのだが、今度は人が多かった。その合間を縫うように写真を撮った。
 また、ここには現地の人が撮影サービスをしていたので、お願いして二人の写真を撮ってもらった。

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1-10 桜

 駅まで戻ってくると桜が見られた。遠目に見えたときにまさかと思いながら近づいて見ると紛れもなく桜だった。
 ほぼ満開状態。これは儲けものだった。
 一足早いお花見だ。

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1-11 民家

 帰りはバスで戻ることにしてバス停へ行ってみるとちょうどその前に民家が、綺麗に雛飾りをしていてしかも解放しているので、庭先へ入れてもらった。
 ここにも桜の花が綺麗に咲いていた。また庭の飾りも縁側の飾りもよく手が行き届いていた。おばあさんが座って客と話をしていたが、きっとこれが楽しみなのだろう。 
十分に楽しませていただいた。

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1-12 帰路

 ここから東京までのバスは一日に5本しか出ていない。それがちょうど都合良くすぐに出る。やはり大吉の御利益があったようだ。
 一番前の席に陣取って、戻ってきた。11時10分発の予定が4分ほど遅れたが、到着はほぼ予定通り、13時13分に東京駅に到着した。
 これでも2月の旅行は達成。

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