夏の終わりのスキー場を訪ねる
  
  
  
第一日目(栂池自然園)
第二日目(八方池)
2003年の栂池八方へ
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 9月23日〜24日、夏の終わりを告げ木々が紅葉への準備をし始めるこの時期、信州路は寂しいものがある。この時期は夏山から冬山への切り替えの閑散期だ。従って旅費も安い。

 その安さにひかれて「秋一歩手前」の信州路のバス旅行へ出た。ここのところずっとバス旅行はこの会社になっている感じの旅行社の企画バス旅行で。

 訪れた信州は、それが故に大渋滞地帯を通り抜けざるを得なかった甲州のようにブドウの大産地があるわけではないので、この時期は閑散としたものがある。田畑には既にあらかた収穫が終わった様を見せ、また道ばたにはコスモスが風になびいていた。たまにはハイキング程度をしないと、五十路の体はなまってしまう。ただこうしたすべでないと、エクササイズなどで体をいじめることはあまり出来ない二人には、ちょっと寂しい信州路がかえって暖かいものに感じられたのだった。(写真左上は蕎麦の花)

 今回の旅行はわずかに一泊。最初の日はひたすら中央高速で栂池高原を目指した。前述のようにブドウ狩りなどの渋滞をただただひたすら我慢しながら。栂池は2本のロープウェイを乗り継いで栂池自然園に至る。ここでの散策。少し色づく木々と、もう十分に秋の気配の草たちとの間を少しさまよった。

 次の日も天気は快晴だった。朝起きて自主的に眺めに行った白馬三山は、朝日を受けてオレンジ色に輝いていた。もうすぐここに耕作馬の形の雪型が出来るのかとおもうと、感激もひとしおだ。そして宿から歩いて八方のロープウェイ・リフト群を乗り継ぎ、手軽に尾根に出て八方池を目指した。八方池は小さなものだが、既に雪をいただいた白馬三山を水面に映して見事な光景を我々に見せてくれた。楽しめた旅行であった。