8月6日(金)
〔日隆(巴朗峠)  都江堰〕晴れ一時雨 都江堰泊


ホテル−巴郎峠下撮影−(1623)都江堰(1747)−(1800)ホテル


【朝】

 調子が戻ってきた則は朝食も摂れるようになってきた。
 8時にホテルを出発。今回は花を見るのにちょうどよい所でバスを止めてくれるというのでそれを楽しみにみんなうきうきしながらバスに乗った。


【花・花・花】

<巴郎峠下撮影タイム>
(1)0850〜0910
 1回目の停車。ブルーポピーがたくさん咲いていたが、夕べの激しい雨に打たれて、みんな花が下を向いている。それでも夢中になって山の斜面を登る。順は勢いよく飛び出したのですぐに息が切れて苦しくなり、そばにいた人から酸素をもらって吸う羽目になってしまった。ここの場所は4000m近い高山だということを忘れていた。
 ここにはブルーポピーだけが咲いていて、ほかの花はあまり見られなかった。
(2)0920〜0935
 次の停車場所にはブルーポピーだけでなく、赤いポピーなども咲き乱れていた。黄色いポピーもあったが、きれいなのはなかった。
 勿論ブルーポピーもあった。幻と言われるこの花だが、先のエーデルワイスと同様、どこが幻?と思えるほどに咲いていた。少し離れた所で花を摘んでいる人たちがいたが、こんなに咲いているのではそう言う気になるのも当たり前かもしれない。
 とにかく十分に堪能した。


【トイレ休憩】

 1005〜1015
 行くときと同じ所で休憩。焼き鳥売りのおばさんたちも張り切って商売。雀やヤク肉も焼き鳥になっていた。この下の斜面も花が一面に広がっている。


【昼食】

 1130〜1240
 臥龍にてパンダセンター横の臥龍山荘ホテルでの昼食となる。もう一度パンダを見たいという人がいたが、13時まで昼休みということでそれはかなわなかった。
 1時間ほどしてから都江堰に向かって出発。
 映秀を13時42分に通過して、予定通り順調に進んでいるとおもったら・・・


【渋滞】

 土砂崩れがあちこちであって、前回は8時間もかかりましたという道を通った。
 1353〜1426にかけては、ゴロゴロ石が落ちてくる崖の所での渋滞にどきどきものだった。前の乗用車にはその石が当たって更にびっくり。こんな条件の所でも通行止めにはならない。というより、いちいちそんなことをしていたら、中国の道路はどこも通れなくなってしまう。
 現在こうした中、高速道路の工事中だったが、その工事が一層渋滞を招いている感じでもあった。
 1429〜1456またもやストップ。16時5分にやっと都江堰市という名前が見えてきた。


【都江堰】

 1623〜1747の間見学。
 ようやくのことで都江堰に着いた。
 この施設は水利施設で、当時としては勿論今でもかなり画期的なものだ。住民は大いに恩恵に浴したらしい。今も活躍している。
 確かによく考えられている。中国の誇りなのか、創設者の銅像もあったし、観光客でも賑わっていた。それでも上流にダムを造る話が進んでいて、そうなるとこの施設は役目を果たさなくなってしまい、せっかく世界遺産になっているのに価値がなくなってしまうとのことだ。

 さて、中央の魚の嘴という所へ行くには、吊り橋を渡らねばならない。これが非常に揺れて怖い。ゆらゆら揺られながら、右左の手すりを頼りにやっとの事で渡りきったが、しばらくは足下がふらふらして気持ちが悪いほどだった。則など完全に酔っ払い状態になった。で、帰りは人の少ない時を見計らって、一番に戻った。
 これで本日の観光はお終い。
 18時にホテル着。


【国堰賓館】

 出来たばかりと思われるホテル。両替も可能のようだ。
                    

【則裕 9,653歩・順子 7,846歩】