○夏の終わりのアラスカ(2004年8月23日〜29日)

8月25日
 【アラスカ鉄道 Alaska Railroad】 終日
【アラスカ鉄道】
  我々の乗る展望車というのは、実は旅行会社が持っている物で、自分の所のお客を乗せるようになっている団体専用車両なのだ。それが一般車の後ろにずらっと並んでいる。
 我々のはCHULITNAという車両。その2階部分の12AB。席は指定されているので、ゆっくりと乗れる。しかしなかなか来ない。
 12時1分発だと思うのだけれど、列車が来たのは12時15分。それからほぼ満員の乗客が降りるのだが、そののんびりしていること。急ぐとか慌てるとかは全くないので、当然のように発車時刻はどんどん遅れて、12時43分になった。
 我々の乗った車両には他にも外人の団体がいた。この車両は展望車ということで天井までガラス張りで周りがよく見えるようになっている。が、スモークがかっていて写真を撮るにはちょっと具合が悪い。ということで則はちょくちょく下のデッキへと出ていた。

 また贅沢なことにこの車両の前方にはミニバーのような物があって、サービス係が3人もいる。しかも、1階には食堂が付いている。これがたぶん全ての車両にあるのだろうからすごいものだ。しかし考えてみればその費用は我々が払っていることになる。
 その食堂での昼食は、やはりサンドイッチ。ハムかターキーということで勿論両方。ビールも2本飲む。8ドルだったのだが、10ドル渡したらおつりは無し。チップと見られたか。

 しばらくタイガの中を走る。走っても走っても同じような光景が続き、改めてアラスカの広さを実感する。2時間も走るとハリケーン峡谷という290mもある長い鉄橋を渡る。更に2時間行くと、トルキートナという駅に着く。ここもたくさんの人が乗降した。ここからマッキンリーに登るというので、登山する人が見られるかと思ったら、全てが団体の観光客だった。この人たちはどんな観光をするのだろう。
 それからも車窓風景は素晴らしかった。タイガが終わると白樺があったり、黄葉も盛りで十分に楽しめた。

 アンカレッジへ着いたのは丁度20時。といっても外は明るい。ここで我々の団体専用車は切り離された。そこへそれぞれの団体を出迎えるバスが並んで待っていた。(上の写真の右下。)
 荷物は荷物専用車で運んでいたので、それを受け取ってからホテルへ行く。
 夕食はそのホテルで。

ホテル】
 インレット・タワー・スイート Inlet Tower Suite 301号室
   Ph:(907)276-0110 Fax : (907)258-4914 
 キングベッドが2つと小さいながらもキッチンが付いている。コーヒーメーカーと電子レンジがあり、近くにはスーパーもあって買い物ができるので簡単な調理ができそうだ。 バスタブも付いているのだが、いつでもお湯が出て使い放題ということでないのが生憎のところだ。アンカレッジではどんないいホテルでもお湯はタンク式なのでお湯の量は限られていると聞いていた我が家は、部屋にはいるとすぐに熱いお湯でバスタブをいっぱいにしたので、他の人のように添乗員に文句を言ったり愚痴ったりすることはなかった。