第二日目 3月24日(土) 快晴    23日  25日

 オーストラリア第2の都市ブリスベン市内観光や世界有数のリゾート地ゴールドコーストの魅力たっぷりの観光

(7:10着)ブリスベン空港(8:00頃)→ドゥベン・イーグルファーム競馬場(世界的にも珍しい2つの競馬場が並ぶ場所)→ブリスベン川(ブリスベン市内を流れ、この川を中心に町が開拓された)→コートデジャーム(ビクトリア女王から贈られたブリスベンのシンボルマーク)→中華街(ゴールドラッシュで移住してきた中国人が集まって出来た一角)→セント・ジョーンズ教会(1901年に建設が始まった教会。現在も建設中)→アンザックスクエア(1930年に設立。第一次世界大戦のアンザック部隊の兵士を偲んで建てられた)→ブリスベン旧市庁舎(塔の部分の高さが92mある1930年に建てられた市庁舎で現在は市民の憩いの場となっている)→マウントクーサ(展望台からはブリスベン市内やモートン島が一望できる)→マウントタンボリン(展望台からはビル群や青く輝く太平洋のパノラマが広がる)→イーグルハイツ・ギャラリーウォーク(多くのアーチストが住む町がイーグルハイツでお洒落なギャラリーが並んでいる)→カランビン野鳥園(昼食)(広大な敷地に約150種800匹の野鳥を飼育している野鳥の楽園)→シャングリラ・カナルクルーズ(約2時間)(ゴールドコーストで人気のネラング川のカナルクルーズ)→オパール博物館(オーストラリアはオパールの産地として有名)→(17:30着)コンコルドホテル→(18:10発)→夕食:ウッディーレストランにてオージーステーキ(リブフィレステーキ)→ナチュラルブリッジ(スプリングブルック国立公園にある洞窟に生息する土ぼたるは圧巻)→(22:20頃着)コンコルドホテル 泊

(南半球へ・・・)4時半(日本時間3時半・・・以下現地時間表示)過ぎに目を覚ましてトイレに。その後、1時間くらいして機内の照明が弱く点灯されて、おしぼりのサービス。もう朝ですよっていうこと。そして飲み物のサービス。アップルとオレンジとスカイタイムが用意されていたが、二人ともアップルジュース。朝食はデニッシュパン・フルーツコンポート・ヨーグルト。このころ窓のブラインドを開けたところから朝日が差し込む。南半球の太陽だ。
 食事を済ませてから出国カードの記入を確認し、乗務員にチェックしてもらった。完璧。テレビではオーストラリア入国の説明を流し始め、いよいよ着陸が間近になったことがわかる。

(朝からもう観光だ!) 飛行機は7時10分に着陸。入国審査は長蛇の列で時間がかかったが、その殆どが日本人だから驚きだ。入国審査では英語の質問の代わりに日本語の質問の書かれた紙を示されて、それに答える形で終了。確かに、英語がわかるかわからない人を相手に苦戦するよりも、この方が能率的だ。ところで、この質問に「3ヶ月以内に中南米に行っていないか?」というのがあって、順さんが最初に何も気にすることもなく「ノー」と答えて、通過した。実は12月の29日にメキシコに入国しているから、それは正確には間違い。則もノーといったが、オーストラリアの入国審査官は、メキシコの入国の際の日付入りのイミグレーションスタンプの隣に入国スタンプを押してくれて、もうドキドキだった。この後の税関も簡単にパス。
 ゲートを出るとムワッとした陽気で半袖1枚になって丁度よかった。オーストラリアってこんなに南国だったのかと改めて思い知る。沖縄と同じくらいの緯度なのだそうだ。ここで現地のガイドさんと同行のKさんと落ち合う。先にも書いたが、今回のメンバーは二組の夫婦だけだ。
 乗り物は日本で旅館の送迎に使っているようなバンを少し大きくしたようなトヨタ車。オーストラリアはトヨタ、日産、本田、マツダなど実に日本車が多い。
 早速観光が始まる。道路を挟んで向かい合った珍しい競馬場やブリスベーン川、中華街、ブリスベーン旧市庁舎の塔などを車窓から見学しながら、マウントクーサ展望台(写真)へ登り、ブリスベーン川の蛇行を含むブリスベーンの町並みを遠望する。ここで、紫外線が強いので日焼け止めは必需品というガイドさんの勧めで買い求める。というか、買ってもらう。6ドル也。
 それからまた約1時間かけて、マウントタンボリンという、こちらはどちらかというと峠のような所へ行った。確かに展望は利くところだが、時間をかけてくるほどのこともないところだと思った。山や町並みなど目玉になるものがなく、草原の中に1本の道とグラウンド(?)があるという平凡な風景だ。そしてそこから少しのところの、イーグルハイツという小さな町並みを30分ほど散策する。これをギャラリーウォークというらしい。1件1件の建物が、それぞれに工夫を凝らして、街全体がアートになっているということかららしいが、その建物を見ているだけでも楽しいところだ。殆どがお土産やさんで、オーストラリアが原産というカシューナッツの加工品のほか様々な手工芸品(ハンディクラフト)を売る店が並んでいる。ここで、わさび味のカシューナッツを購入。第一日目からお土産を買うとは、わが家にしては珍しいことだった。が、これはまだ買い物ツアーとなった今回の旅の序奏にすぎなかったのだ。

(コアラ・・・もしこの次来ても抱けないかも) そのあと再び車に乗って、予定に無いビーチへ連れていってもらう。白い砂と大きな波が印象的だった。夏ほどではないというが水着姿であふれていた。それから、カランビン野鳥園に行き、まずは昼食をとる。
 初めてのオーストラリア料理。大きなポテトフライに驚きながらも全部食べた。鶏肉はこちらでは一番高級なのだそうだが、味がなかったので、塩こしょうで勝手に味付けて食べた。飲み物はこちらのビール。日本でいう小瓶の大きさなので各自1本ずつ。
 そのあとお目当てのコアラを抱いての写真を撮った。1枚14ドルなので、二人で一緒に一枚ということにし、順さんがコアラを抱いた。コアラは、両腕をおなかの前で合わせるようにした上に乗せてもらう。ずっしりとした重さだった。もっと抱いていたいほど可愛かったが、ここも行列なので、写真を撮ると直ぐに次の人にバトンタッチという慌ただしさだった。ところでコアラだが、既にシドニーの動物園ではコアラがストレスになったということで抱けなくなっている。勿論ここでも禁止の噂がある。
 更にエミューやカンガルー、ワラビーなどを見る。何しろこれらの動物は放し飼いにされているので、近づいても触っても平気。人慣れしていた。木に登るカンガルーなど珍しい動物も見られたが、売り物の一つ、レインボーロリキートの餌付けは時間の関係でできなかったし、見ることもできなかった。この見学は時間の都合などもあって、運動会のようであった。

(午後のコーヒータイムとオパールの買い物)その後、14時45分くらいからシャングリラ・カナルクルーズ。運河や内海沿いに高級住宅や、高層の高級なマンション群が並ぶ地域をゆっくり船で見学する。だれそれの家、とか、この家の値段は何億とか、まさに人の褌で稼いでいるといった具合だ。この見学船、暖かい飲み物とケーキは好きなだけ食べられ、午後のひとときをようやくゆったりと過ごす。
 そのあと、オパールのお店(オパールの博物館と称していたところで日本人専門のオパールショップ)に立ち寄って、順さんが指輪を買った。こういう店にくるとだいたい則の方から買ってあげると言うのだが、今回則は買う気が無かったようなので、順さんのほうから欲しいと言って買ってもらった。これがお土産第二章。まだまだ終わらない。ようやくホテルに17時30分過ぎに入る。

(土ボタル) 今日はまだこれで日程は終わらない。18時10分から土ボタルツアーということでホテルを出る。まず最初にオーストラリアビーフ(オージービーフ)を賞味し、1時間くらいかけて土蛍の生息地である国立公園へ向かう。オージービーフは噂に違わず硬かった。味としてはそう悪くはないと思うのだが、日本人としては硬さと脂身がないのが、敬遠する所以だろう。
 土ボタルというのは、蚊蜻蛉の幼虫で、それが糸状のものを出して罠をつくり、幼虫が土の中からお尻の部分の発光体だけを出して待ち受けて蚊などをひっかけ採取するという、その発光を指して土の中にほのかに見えるために土ボタルというもの。
 このツアーは大盛況でバスはいっぱいだったので、10人ずつのグループに分かれてそれぞれにガイドをつけて、夜道を約1キロ位アップダウンをしながら、懐中電灯の灯りを頼りに見学をした。土ボタルの洞窟までは何もないのかと思っていたら、その道々、随所で見ることができた。真っ暗な中に転々と光り輝いていて感激した。だが、圧巻はやはり最終地点の洞窟。周り一面螢の光り。子どもの頃に見た星空のようだった。ここも次のグループが迫ってくるので長居はできず後ろ髪をひかれながら交代。が、帰り道もまだ光は続く。また、寄生いちじくの木など珍しい植物を見たりもした。ただ、天候がいまいちだったので、星空の観察ができなかったのが残念だった。南十字星は一日お預け。

 そうしてホテルに戻ったのは、22時20分頃。正直つかれた。風呂につかろうとしたら、バスタオルがなく、自前のを使う。チェックの時、お湯だけ出してバスタオルまでは見なかった。念のため持ってきておいて助かる。23時過ぎに就寝。明日の朝は早出だ。

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