城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔

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城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔(アゼルバイジャン)

SouthCaucasus-0761.JPG拝火壇 中央の拝火壇に行った。以前はずっと燃え続けていた炎も、今は人が来たときにだけ火をつけるという、ほとんど観光用。昔は石油を使っていたというが、今はガスを使っている。建物自体にもパイプが通されていて、中央だけではなく建物の四隅からも炎が上がっていたのだそうだ。その炎も一ヶ月に一度香木を燃やすことで浄化していた。その炎の壇に上がれたのはマグ(=火を扱う人の意)と呼ばれる人で上から下まで白装束に身を包んだ特別な人たちだけだ。このマグというのがマジシャン、つまり呪術師という語の語源だというのだが・・・。
SouthCaucasus-0795.JPG拝火教寺院俯瞰 昔は女人禁制だったという敷地に、今は我々観光客も平気で入ることができる。既に信者はなくただこの建物を管理する人がいるだけらしい。それでも、ゾロアスター教の人にとっては聖地の一つで、今でも時々インドから巡礼者が来るという。というのも、かつてここを再建して運営していたのはインドの人たちだったからだそうだ。
SouthCaucasus-1008.JPGシルヴァン・シャフハーン宮殿 宮殿は比較的質素な佇まいだ。トルコのような華やいだものはない。
SouthCaucasus-1068.JPG宮殿内モスク バクーは様々な民族や宗教が通過していった都市であった。拝火教・キリスト教そしてイスラム教。ここのモスクは八角形をしていた。
SouthCaucasus-1247.JPG乙女の望楼 バグーで一番の名所が乙女の望楼(塔)だろう。遠くからも見えていたが、近付いて見上げてみると大きい。今は新しい街に囲まれているが、昔はここから海に飛び込んで命を落とした乙女の伝説があるようにすぐ目の前まで海岸線だったということだ。
SouthCaucasus-1239.JPG頂上まで登りました お供の望楼(塔)の別角度から。地面から数えて丁度140段(順の実測・・・物の本によれば135段)の階段を上ると上に着く。が、途中には人一人が通るのがやっとというくらい狭い所もあるので、下りてくる人とのすれ違いが順番待ち状態で結構時間がかかった。 上からは周りが一望できる。風も心地よく、やはり上るのをお勧めする。