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2007年10月2日(火)
ウェルテル俵石・・・箱根登山バス・・・桃源台・・・箱根ロープウェイ・・・大涌谷・・・早雲山・・箱根登山鉄道ケーブルカー・・・強羅・・・箱根登山鉄道・・・彫刻の森美術館・・・箱根登山鉄道・・・箱根湯本・・・はこね30号(1548)11号11番AB・・・新宿

3−1 朝

 起き抜けにまた温泉に入った。昨日よりも周りの景色が見えるような気がする。
 どうやら雨は上がりそうだ。まだスッキリした感じはないが、何とか一日持ちそうかな、ということで、雨バージョンとそうでないバージョンの二つのコースを相談した。
 朝食は昨日とほぼ同じメニューが並んでいたが、まあ、朝はこんな物だろう。
 雨は心配なさそうだ。捨てるつもりで持ってきた長い傘は、まだ不安があるので持って帰ることにした。

3−2 大涌谷

 初日に行けなかった大涌谷へ再チャレンジ。
 ロープウェイに乗ると芦ノ湖がきれいに見えた(上の写真)。これなら大涌谷も大丈夫だなあ等と話ながら周りの景色を楽しんだ。本当ならあっちの方に富士山が見えるはずなのに、等と人の欲にはきりがない。
 大涌谷は一昨日とは違って観光ができる状態だった。目的の方へ歩いて行くと周りには外国語(韓国?)が溢れていた。観光の一団とぶつかったらしい。そんなのも気にせずにどんどん上に歩いて行く。というとかっこいいが、順は持ってきた傘を杖代わりにしての登りだ
 熱湯が涌きだしている所や流れているところ、黄色く色が変色しているところ、噴煙を出している所などを楽しみながらようやく終着点に付いた。
 ここでは湧き出る熱湯を利用して卵を茹でている。硫黄のせいでカラが黒くなるので黒い卵として売っているものだ。
 それを作っているところをつぶさに見ることができて面白かった。当然といえば当然だが、1回でものすごい量の卵を茹でるのだ。しかし、それも行列を作っている人たちによって次々に購入されている。外国の人もかなり買い込んでいたが、結局食べてみれば普通のゆで卵に過ぎないのに。等と言っていながら我が家も購入。早速そこで一つ賞味。
 そのあと、またロープウェイに乗って一路駒ヶ岳を目ざして桃源台へ下りていったが、どんどん雲が下に下りてきて見通しが悪くなったので、折り返して逆方向へ行って、彫刻の森美術館へ行くことにした。

3−3 彫刻の森美術館

        強羅からバスで行くか電車で行くが迷ったのだが、電車の方が1分ほど早く出るのでそれにしたら、電車を降りて歩いているときにバスに抜かれてしまった。何ということ。
 ここには久しぶりに来た。前よりも作品が増えた気がするねえ、等とは話しながら懐かしい道を歩いていった。
 ジュリアーノ・ヴァンジ「偉大なる物語」は、白一色の群像なのだが、摩訶不思議な魅力があった。
 ニキ・ド・サン・ファール「ミス・ブラック・パワー」は、大阪のおばちゃんだとか言って楽しんだ。芝生の広場にどーんと立っている姿は、まるでそのものずばりのようだ。
 ゴームリーの「密着」も芝生にべたっとうつぶせになっている姿が何とも惹きつけられる。泣いているのか大地をつかんでいるのか、いろいろなとらえ方ができる。
 そしてここにもヘラクレスがいた。ブールデルの「弓を引くヘラクレス−大」だ。
 また、美術館とは全く関係ないが足湯が新しく設置されていた。喜んでそこへ行ってしばし足湯を楽しんだ。丁度課外学習の小学生の一団とぶち当たってしまってややうるさかったが、まあ、子どもは大事にしなくちゃと我慢。
 足湯はとても気持ちよかった。体がぽかぽかして来た頃を見計らって次のピカソ館へ行った。
「猫のいる静物」や「縞のシャツを着た男」など、ピカソらしい作品もあったが、ここではピカソが65歳になってから始めたという陶器の作品が中心となっている。これは目新しいことであったが、従来のピカソを期待して入ってしまったので、意外だった。

3−4 箱根湯本

 それから箱根湯本まで戻った。
 昼食を食べ損ねていたので、ここで軽く摂ろうとしたのだが、値段が高くて折り合わないのでコンビニで買い込んだ。則は躊躇したようだが、順に押しきられる形で、道路に置かれていたベンチで食べた。それほど多い人通りではないのであまり気にもならなかった。

3−5 ロマンスカー

  帰りの座席は何と展望席。前から2列目だ。格安旅行チケットなのに、小田急に直接申し込んだからだろうか、どうしてこんなにいい席?と思えるほどの席だった。前面の流れるような景色を見ながら帰ってきた。