箱根2011新春箱根七福神巡り

1月15日(土)

1-1 出発

 今回は二人旅。計画はnori。
 ということで、junは気楽にゆっくり出かけるつもりだったのだが、そうはさせてくれなかった。
 しかも、フリーパスを使うのは当然だが、ロマンスカーではなく急行で行くという。
 まあ、急ぐ旅ではないからいいか、ということでの出発となった。
 今日の予定は、かまぼこを作りに行くか、などの案もあったが、箱根七福神巡り、というのがあるのでそれにしようというnoriの案に沿うことにした。
 小田原で乗り換えて、箱根湯本に行く。
 電車はゆったり座れるくらい空いていた。が、さすがにそこで食事をするのは気が引けて、箱根湯本まで我慢をして、駅に到着してから「箱根カフェ」でパンを購入、乗り継いだバスの中で朝食とした。

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1-2 箱根七福神その1

 七福神というのは、どこにでもある。そもそも、七福神は、それぞれに大変ご利益があり、個性豊かな福の神様たちの集まりで、江戸時代初期(室町時代末期頃からともいわれている)に庶民の間に広まった民間信仰。
 ここの箱根七福神というのは近年開設されたもので、本体も、従来からお祭りしている弁財天を除いて他の6体は、光雲彫刻研究所の伊藤氏による本彫りで、新たに揃えた物。
 これら七福神は神様だというので、お参りの作法は神社と同じようにするのだと、最初に訪れた守源寺の方から教えていただいた。が、それぞれ、何故寺にこうした物があるのか、いわれを聞くのは忘れた。
 ただただ色紙に朱印を押してもらうことだけに気を取られてしまった。

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1-2-1 大黒天・守源寺(0840~0925)

 箱根湯本から旧街道を通るバスに乗って、畑宿で下車。どのくらい歩くのかと思っていたら、バス停の前にある階段が守源寺の入り口。あっけなく着いてしまった。
 この守源寺は、日蓮宗の寺で、日蓮上人の開基(1670年)と言われている。旧街道石畳の入り口にある。
 ここには大黒天が祀ってある。本来は古代インドの神様で、打出の小槌と大きな袋を持ち米俵にのった姿から、幸福と財宝を人々に与える神様とされている。
 お参りをしてから、朱印を押す色紙を購入した。説明書には、これが「ご利益が生まれる縁起物」と書かれていた。1枚500円也。これにそれぞれの所で朱印を頂くようになっている。朱印は各200円。色紙はここと終点でしか売っていないと言うことだ。(後でわかったが、必ずしもそうではない。)
 これで終了なのだが、次のバスまで時間があるので、中で待たせてもらった。ご丁寧にお茶まで入れてもらって恐縮した。
 あまり長居するのも申し訳ないので、すぐ近くの一里塚へ行って写真を撮った。ここは前回徒歩で訪れた所だが、今は雪ですっかり覆われていて歩くことはできない。

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1-2-2 布袋尊・興福院(0945~0952)

 ようやく来たバスに乗って元箱根で下車。ここもバス停のすぐそば。
 興福院は、曹洞宗の寺で、開基は戦国時代と言われている。弘法大師像が有名なのだそうだ。
 ここには布袋尊が祀ってある。唐代中国に実在した禅僧がモデルで、弥勒菩薩の化身ともいわれている。大きなお腹をして、福福しい姿で常に大きな袋を担いで喜捨を求め歩き、開運の神様とされている。

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1-2-3 恵比寿神・箱根神社(1000~1030)

 そこから歩いて箱根神社へ行った。
 箱根神社は、奈良時代の天平宝字元年(757年)万巻上人によって創建され、古くは箱根権現と行って山岳信仰の霊場として多くの信仰を集めてきた。
 ここには恵比寿神が祀ってある。釣り竿と鯛を抱えた姿で、商売繁盛の神様とされている。漁業の神様でもある。七福神の中で、唯一日本伝来の神様。
 本殿への階段は上らず、駐車場の近くにひっそりとある。ひっそりとあってお堂の扉も閉ざされたままで寂しい。
 御朱印を頂いてから、長い階段を上って神社の参拝もした。何か記念になる物でもないかとお札売り場へ行くと、今年の干支のウサギの寄せ木絵馬があったので購入。

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1-2-3-番外編

 これで今年もばっちり、と思って次の場所へ向かおうとしたら、noriがちょっと待った、と言って足下を見ると・・・なんと靴底がはがれてしまっている。前々回はjunの靴が同じ目にあった。箱根の怨霊だ-、と言いながらも困ったことになった。この辺りに靴屋があるとは思えない。
 仕方ないので、とりあえずコンビニのある元箱根港までバスで移動した。
 そこで、速乾性のアロンアルファとガムテープを購入して応急処置を施した。
 自分のことはすっかり忘れたjunは大笑いをしていたが、全くなんたること。

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1-2-4 寿老人・本還寺(1130~1135)

 気を取り直してまたバスに乗り、箱根町まで行く。箱根関所南の信号をちょっと入っていくとある。
 本還寺は、箱根の関所が開設された元和4年(1618年)江戸増上寺の末寺として開山された浄土宗の寺。
 白い長いひげをたらした姿で、老子の化身といわれ、長寿と幸福の神様といわれる。我が家にとっては一番大切な神様かも。
 ここに「芦ノ湖野草園」がある。4月には水芭蕉なども咲くそうだが、花を楽しむなら5月頃と言うことだ

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1-2-5 毘沙門天・駒形神社(1142~1145)

 本還寺から歩いて行く。本道からはちょっと入った所にあった。
駒形神社は、箱根神社の末社で、箱根宿内の鎮守神。毘沙門天は多聞天ともいわれ、仏法を守護する四天王のうちの一人とされ、もともと古代インドの神だが、仏教に伝わったのち仏法の守護神で、武勇の神様とされている。
 朱印を頂きに建物の中に入ると、地元の人が集まっていた。今日の午後3時からどんと焼きをするのだとか。そういえば、隣の敷地にそんな準備がなされていた。
 お茶も入れてくれたが、次もあるのでお断りして先を急いだ。

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1-3 海賊船<箱根町~桃源台>(1200~1235)

 残りの二つはここからかなり離れているので、今日はここまでにして、移動することにした。
 手段は海賊船。桃源台まで行くことにした。何しろ今回もスタンプラリーという物があるので、それを稼ぐのも目的の一つだからだ。
 お天気があまりよくないこともあり、また寒いせいもあっていつものように外へは出ないでおこうと思ったが、団体客も少ないのに座れなかった。仕方なく外へ出て、風の当たらない所へ座って元箱根まで行った。さすがにそこでは大勢降りていったので中に入って座ることができた。とたんにjunは白河夜船。

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1-4 昼食(1240~1255)

 昼食はこれまで何度も利用してきたレストランで。junはいつものカツカレー、1200円也。noriはおろしハンバーグ、これも1200円。
 これまで全く気にならなかった質と値段のバランスが、今回は非常に不釣り合いに思えた。つまり、この内容でこの値段は高すぎるというのが二人の感想だ。何故今回そう思ったのだろう?もしかしたら、量が減った?

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1-5 ポーラ美術館(1318~1617)

 ポーラ美術館には3度目になる。セレクト2券を購入。箱根の美術館を二つ見られて2000円というコースだ。それに音声ガイドを借りたので更に400円。
 時間があったと言うこともあるが、来るたびに特別展の内容が変わっているからだ。
 今回は、アンリ・ルソー。彼は、19世紀~20世紀フランスの素朴派の画家で、20数年間、パリ市の税関の職員を勤め、仕事の余暇に絵を描いていた「日曜画家」であった。
これまでにも、「戦争」や「蛇使いの女」などを見たことがあって、その画風の面白さに興味を持っていた作家なので、迷うことなくここを選んだのだ。
「本展覧会では、画家の歿後100年を記念して、本館が収蔵するルソー作品8点と、国内で所蔵されている作品を合わせ計16点を展観し、ルソーが描き出したパリとその近郊にみる近代的風景、熱帯のジャングルをモティーフにした夢幻の世界を探究します。(ポーラ美術館解説より)」という内容だ。
 一番の売り物は、「エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望」という作品だ。これは初めて目にした。
 他にもゴーガンやピカソとも交流があったとかで、彼らの作品も並べてあった。
 入館したとき、少し後に学芸員の解説があるというので、それを聞きながら回った。が、あまり参考にはならなかった。
 その後は常設展。といっても内容は少し変わった部分が見られた。

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1-6 ホテル着(1700) 二の平 205号室

 ケーブルカーの上強羅駅で降りて、ホテルへ向かう。
 坂道を登ったり下ったりで、20分もかかるので、歩きながらもっと駅に近い所にすればよかったと思いながら重い足を引きずるようにしてようやく到着。
 昨日までの予定では早めにホテルに入って温泉につかるつもりだったのだが、結構遅くなってしまった。
 このホテルは2度目の利用になる。今回はデラックスコースというのにしたのだが、部屋は二間続きの和室というだけで、どうということはなかった。前回ここと同系のホテルでのスタンダードコースでは和室と洋室の二間だったのだから、見劣りがする。しかもトイレなしだ。折角はずんだのに、ガッカリだ。
 が、とにかく夕食前に一風呂浴びることにした。

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1-7 夕食(1752~1905)

 夕食は早めの6時。その少し前に言ってウロウロしていたら、どうぞという声がしたので一番乗りでテーブルに着く。
 今夜は豚のしゃぶしゃぶだ。出汁は茶。この辺りのお茶を使っているという。が、あまり出汁らしくなくあまりその味はしなかった。結局追加で塩味の強い出汁をもらって食べた。野菜が多くて健康にはいいだろう。
 サービス券でビールを飲んだ後、日本酒を飲んだ。

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1-8 夜

 部屋で一休みしてから,また風呂へ行ってすぐに就寝。