ライラック祭りの札幌

平成23年5月24日(火)

新宿(0502)(0523)品川(0526)(0542)羽田
東京(羽田)空港発0700発 <全日空 051便>⇒ 札幌(千歳)空港着0830着
高速バス(0855)すすきの下車(1000頃))魚屋の台所(1045~)円山公園(1215~1430)ホテル着(1500)夕食( 羊羊亭 1830~2020)

マークスイン札幌泊

1-1 朝

新宿(0502)(0523)品川(0526)(0542)羽田

 今回はnoriの計画した札幌行き。久しぶりに二人だけの旅だ。
 ちょうどハンガリーに行っている間に、座席が指定出来る期間だったので、2階席を取ることが出来、ひさしぶりの体験にわくわくしながらの出発となった。
 ただ、朝早い便での出発にしたので、少し寝坊して慌ただしい出発でもあった。しかも雨。折り畳みの傘は持ってはいるが濡らしたくなかったので、捨て傘を持って行く。
 電車は平日の早朝というためか、思ったより空いていて、焦る事なくゆったりと座っていくことが出来た。

1-2 羽田空港にて

 羽田も人が少なかった。
 今回はnoriのリュックを機内預けにするので、まずその手続きを行った。搭乗券は、スキップサービスと言うことで携帯に入っているので、カウンターでそれをかざすだけという簡単な物だった。
 それからはいつものようにラウンジへ行って、クロワッサンで朝食。
 その後、保安検査場へ向かう。これまた携帯一つで簡単手続き。

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1-3 機内にて <全日空 051便> 9EF

搭乗(0645)離陸(0712)飲み物(0745) 札幌(千歳)空港着陸(0823)

 搭乗口へ行くと、「機体変更のため一部お客様には座席の変更をお願いします」といやな予感のお知らせ。
 思った通り、乗客が少ないためなのだろう、小さな飛行機に変わってしまっていて、我が家の番号に代わりはなかったが、2階席どころか3-3の座席に押し込まれてしまった。非常にガッカリ。
 離陸してしばらくすると飲み物サービス。といってもお茶程度。でも、そのコップにはしっかりと「がんばろう ニッポン」というレアな言葉が印刷されていた。今は、どこへ行ってもこの言葉がつきまとう。
 窓際だったが、外は厚い雲に覆われていて何も見えない。一時雲の上に出て、真っ青な空を見たが、降下を始めればまた白い世界だ。
 この機体、かなり古いようで、映像(テレビ)がない。安全装置の説明なども乗務員が自ら見本を見せて示すタイプだった。オーディオも無かった。
 それでも、大丈夫かねえ、の心配は必要なくほぼ予定通りに千歳へ到着。

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1-4 札幌へ

高速バス(0855)すすきの下車(1000頃)

 まず荷物を受け取る。荷物の引換券は、ドアの所で箱に入れるようになっていた。
 それから、中央バスの切符売り場へ行って、札幌まち巡りパスとセットになっている札幌までの片道高速バス券を購入した。このバス、15分おきに出ているので便利。
 バスは、4~5人程度の乗車率で、ゆったりと席を占めることが出来た。
 途中珍しく羊の放牧をいた。オーほっかいどーという感じの光景だ。

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1-5 昼食

魚屋の台所(1045~)

 荷物をコインロッカーに預けて、目指すは昼食の場所。junがここのウニの虜になっているからだ。
 すすき野から地下鉄に乗って行く。電車を降りて、もうすっかりなじみになった道を通って行く。八重桜が綺麗に咲いていた。まだ北海道では桜が見られるのだ。
 目指す店への入り口をちょっと見失った。というのも、いつもなら山のように商品が並べられて、売り込みの声の飛び交う騒然とした中を通るのだが、この日は全く状況が違っていたからだ。まず商品が少ない。売り込みの人たちも手持ちぶさたにウロウロするだけ。つまり我々以外に客という人たちが見あたらないような、全く活気という物が感じられない市場だったのだ。後で、魚屋の台所の女将さんにも聞いたのだが、客足はさっぱりなのだそうだ。
 どうにかたどり着いて、junはいつもの「ウニいくら丼」を、noriは「お任せ海鮮丼」を頼んだ。いつもなら今の最上級のウニを勧めてくれるのだが、シーズンではないのかメニューそのままだった。
 が、これまた非常に美味しかった。普通のでこんなに美味しいの?とjunは首をかしげていた。noriの海鮮丼は、すごい内容だった。上から出していくとまだあるまだある、という位びっしりと丼に詰め込まれていた。
 おまけに、鯨の刺身というのをご主人から勧められて、恐縮した。これで二人で5千円。大満足。
 しばらく話をしていたが、他の客が入ってきたのを潮に引き上げることにした。帰り際に、ハンガリーで買ってきた貴腐ワインをお土産に渡した。喜んでもらえて、持ってきた甲斐があったが、こういう所に気がつくのはnoriだ。

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1-6 円山公園(1215~1430)

 そこから歩いて円山公園へ行った。
 ちょうど円山に花が咲いているというので、初めてだが登ってみることにした。
入り口を入るとすぐに咲き誇るチューリップが目に付いた。今が盛りらしく、様々な彩りで公園を飾っていた。が、今回はそこをスルーし、登山口へと向かう。
 が、右に曲がればいい所を左に行ってしまったので少し迷ってしまった。代わりに、二輪草の大群に出会った。元々群生する花なのだが、これまでは数えられる程度というものだったので、迷っても気にならなかった。ただ、さすがに先へ進むには躊躇するような山道になったので、引き返すことにした。どうも、山菜採りの人たちが入り込むような所らしい。
 この辺りにはいくつかの記念碑があった。殉職碑や慰霊碑などが多かったので、やはり厳しい寒さの中で仕事を全うしようとして犠牲になった人たちなのであろう。

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1-6-1 登り口

 丸山原生林への登り口は小さな神社から始まる。ここから丸山登山道の八十八カ所巡りが始まる。帰りに気がついたのだが、案内板の後ろにステッキが何本もかけられていた。多分自由に使ってもいいのだろうが、優しい気遣いだ。
 無事を祈って(オーバーな、とこの時は思っていた。)まずはお参りをした。
 ちょうど若い3人組の女性とほぼ同時スタートだった。

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1-6-2 登り

 道は狭くてかなり急。それでも、少し行くと一番の野仏が並んでいる。それが次々と二番、三番となっていくので、目安になりやすい。
 とりあえず半分の44番までは一気に行くことにした。
 途中、ここにも二輪草が沢山咲いていたが、それよりも両側の木々と通り抜ける風が気持ちよかった。
 ようやく44番について一服。かなり汗をかいた。
 55番辺りから67番辺りまでは平坦あるいは下り坂となり、ちょっと一息という所だ。が、80番からは更に険しい上り坂となった。その少し前にシマリスの巣が作ってあってチョロチョロしているのが見られたが、これも旅人をもてなす手か。エンレイソウもぽつりぽつりとその姿を見せ始めた。

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1-6-3 頂上(1317~1332)

 どうにか上り詰めて頂上に立ってみると、眼下に札幌の街が一望出来た。それほど広くない頂上だったが、人もほんの数人しかいなかったのでゆっくり出来た。
 こうしてようやくたどり着いた我が家の二人だったが、涼しい顔でここを鍛錬コースにしている人たちがいて驚いた。

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1-6-4 下り

 下りは西コースを通って戻ることにした。
 こちらは八十八カ所巡りはないので、ひたすら山道を下ることになる。
 すぐに蛇の出迎えを受けた。小さくてまあ、可愛らしい部類に入るのだろうが、やはりゾッとする生き物だ。
 こちらの道にはエンレイソウが沢山咲いていた。これもこんなに咲いているのは初めて見た。勿論二輪草もある。スミレもあった。疲れるとこうした花に慰められながら下っていったが、結構急坂なのでズシンズシンと足に来た。これが後日、junに思いがけない災難を呼び起こすことになる。
 が、下りているときにはそんなことは微塵も思わずに動物園の入り口方向を通り抜けて円山公園と別れた。

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1-7 ホテル着(1500) <マークスイン札幌  607号室>

 すすき野でロッカーから荷物を取り、ホテルへ向かう。このロッカー、最新式なのか、閉めるときに出てきた領収書のバーコードで開けるようになっている。無くしたり破いたりしないように気を遣う方式だ。
 ホテルは駅から10分程度歩いた所にある。ちょうど3時にホテルに入った。
 今回は楽天で安いコースを選んだので、ダブルルームというダブルベッドが一つ置いてあるだけの部屋。部屋は狭いがベッドは大きい。
 少し休んで、夕食の羊羊亭に予約を入れた。ここの割引券を持っているからだ。

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1-8 夕食( 羊羊亭  1830~2020)

 マイクを使う団体が入っている、とあらかじめ聞いていたので、そのつもりで少し早めに着いた。
 団体とは仕切りで区切られていたので、結果としてそう耳障りではなかった。
 食べ飲み放題を頼んだ。すぐにビールが運ばれてきた。
肉はその量の多さにびっくりして、思わず係の人に何人前か聞いてみたら、これで二人前だという。一人200gなのだとか。
 それを前回来たときに教えてもらったように、まず野菜を並べ、その上に肉を並べるというやり方で食べた。肉が軟らかくて、美味しかった。確かにこの方法なら肉が焦げることがないので、口当たりもいい。ただ、その代わりに油断していると野菜がこびりつく。 焼いては食べ、焼いては食べ、結局5人前を二人で食べた。ビールは二人で9杯。
 相談している栄養士さんには絶対に言えない数だ。6,534円也。
 すっかり大満足して、途中のコンビニでお茶を仕入れてからはまっすぐホテルへ戻った。

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