Egypt 旅行記(2004年12月25日)

バハレイヤ・オアシス(西方砂漠)

 朝食に旅行会社のサービスで安倍川餅が出た。美味しかった。8時20分にランドクルーザーで分乗して出発。トヨタの車は細かい砂が入り込まないのでいいのだそうだ。確かにこの国ではトヨタの車が多く目に入ってくる。他にも三菱や日産もあり、日本車が大分入り込んでいる。夫婦は二組なので、3台の分乗だが、1号車か2号車かに乗ることに。我々は銃撃されるとやなので、真ん中の2号車に乗ることにする。

<黒砂漠>8:50〜
 少し走ると周りが黒っぽい感じになってくる。砂漠ではなく土漠、その中に小さな山が次々と現れてくる。富士山型が一番多いようだ。この黒いのは、鉄分を含んだ硬い岩石が露出して黒く見えているのだそうだ。
 1時間ちょっと走って小高い山で休憩。元気な人は頂上まで行ったが、我々は途中まで上って周りを見渡すことにした。それでも十分に様子がわかる。(負け惜しみ)

<クリスタルマウンテン> 11:00〜11:25
 次に停車したのはまさにガラスの宝庫。方解石(石灰岩が変成作用を受けて多結晶となったものが大理石で、さらに単結晶として成長したものが方解石です。傷つき易く、しかも崩壊し易いために方解石は宝飾品としては実用にはなりませんが、純粋に眺めて楽しむ宝石です。一般に方解石は白色または無色透明ですが、微量の不純物を含んで美しい色合いを見せることがあります。)の結晶が岩に露出しているということで、本当にクリスタルがゴロゴロ転がっている。岩を砕いて持ち出すのはいけないが下に落ちているのは構わないというので、拾いまくった。
 本当にただに弱い夫婦だ。

<石拾い> 12:20〜12:35
 今度はフラワーストーンという石拾い。本当に花のようになっているから面白い。中にゴジラに似た石があって、2人で大喜びした。

<白砂漠> 12:45〜
 ここの岩は白い。勿論、だからこそ白砂漠という名が付いたのだろうけれど。こちらは石灰岩だ。6千万年前は海底にあったというが、岩の削られた様子からも伺い知れる。この辺りになると整備された砂漠ロードから外れて砂漠の中の道無き道を走るのでかなりスリルがある。

 ランクルを降りた所は一番有名な所。マッシュルームのような岩があったりもする。
 そこから更に新白砂漠を目指す。途中、雪が積もっているのではないかと思えるほど白い大地が広がっている。

<昼食> 13:20〜14:45
 新白砂漠の中で昼食。不思議なことに何もない所にたった1本、大きな木が生えている。しかも実をつけていて、まさに今生きている証があった。その木の下で食事、と考えていたようだが、風が強いのでその下の岩の陰で食べることにした。
 材料は車に積んできて、ベドウィンの人たちが調理してくれる。缶詰や野菜を上手に混ぜ合わせることでたちまちエジプト料理ができあがった。それをパンと一緒に食べる。
 我が家は衛生的な面を考えて殆ど食べなかったのだが、他の人はそれがなくなるほどよく食べていた。代わりに添乗員が作ってくれたおにぎりを食べた。飲み物は火を熾してお湯を沸かして作ってくれた。

<新白砂漠> 15:00〜15:30
 そこから少し走った所が新白砂漠。面白い形の岩がポツンポツンと突き出している。そのいずれもが白い岩。石灰岩だという。それが風に砕かれて地面を覆っているのでまさに雪原にいるようだ。と、そこで突然、運転手達が音楽を始めた。乗ってくると踊りも出た。ひとときの憩いの時間。

 そこから帰路につく。途中で車を止めて日が落ちるのを見てからホテルへ戻った。

<ホテル> OASIS PANORAMA BAHARIYA オアシス パノラマ バハレイヤ 216号
昨日と同じ

★本日の歩数 則(15,472) 順(21,812)