第五日目(3月30日)

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 6時30分、ちょっと早めの朝食。その後、近くを散歩して桜とレンギョウを楽しんだ。きょうはまた、高校生の駅伝大会があるというので、たくさんの高校生が朝の散歩をしているに出会った。日本からは西脇高校がきていた。頑張ってと一声かけておいた。

 さて、今日は楽しみにしていたセマウル号乗車だ。今日はホテルの送迎用のバスでお駅まで送ってもらったのだが、このバスなかなか出なかった。日本人観光客のチェックアウトが遅れたためらしい。まぁそれはとこかく、うきうきして7時53分にホテル出発。
 8時10分慶州駅に着いた。少し時間があるので、駅舎などを撮影していた。20分にはホームに入って後は到着を待つのみ。いらいらして待つこと10分。列車は少し遅れて到着。れっしょはここでスイッチバックして、つまり進行方向を変えて出発する。予定より3分遅れて、8時33分セマウル号発車。
 写真ほどきれいではなかった。特急というほど早くもなかった。ただいいなと思ったのは、座席がゆったりしていることと、天井にテレビがあって駅名がでることだ。(右の写真は広めの座席にゆったりとかけて、リラックスしている順さん。)
 列車は田園風景の中をゆったりと走る。はじめは興味もあったが、4時間を超える乗車となれば飽きてくる。途中でビュッフェへ行ってビールとコーヒーを飲む。ここは円で支払い可能。左がそのビュッフェの写真だ。

 11時20分にようやく大田駅着。ここを過ぎると弁当がでる。他にすることもないので楽しみはそれだけ。そして、待ちに待った昼食が11時40分から。なんとこれは駅弁ではなく、この列車の中で作った物らしい。上の写真のビュッフェで、そういえば同様のものを食べている人がいた。ほのかに暖かくておいしく食べた。が、魚介類入りのキムチはどうも臭いになじめなくて残してしまった。右の写真の左の手前から二番目の、大根にくるまれているものがそれ。日本人には腐っているとも思われる結構強烈な匂い。納豆を外人はこう感じるのだろうとも思う。
 13時04分にセマウル号はソウル駅に着いた。このころになると、予報通り、また雨になってしまった。そうでなくてもソウルは車の渋滞がひどいのに、雨ではなおのことだ。

 【韓国世界文化遺産−その6−】ここで、昨夜分かれて、先行していたバスに再び乗車。渋滞の中、バスはのろのろ走って 13時35分に宋廟へ到着。が、なんとその門前で組合の集会が開かれていた。大きなスピーカーと歌など、日本のそれとよく似ている。騒々しいなあと思いながら、中にはいる。といっても、廟の中には入れないので、表から建物を見るだけだが、質素さが、いかにも厳かな廟という感じがした。14時10分までそこを見学。
 さて、そこから次の昌徳宮へ向かうのが大変だった。というのは、集会があるので、警官隊がたくさんきているため、道路二車線の所を一車線しか仕えない。そこへ観光客の車がたくさん入り込んできているので身動きができない状態になってしまったのだ。昌徳宮は見学時間が決まっているので、ガイドも焦るし勿論我々も。そこで幸いしたのが、我々のバスがやや小さめであったことと、運転手の腕が素晴らしくいいこと。かなり強引な面もあったが、どうにか抜け出すことができた。(写真は廟の基壇の上に立つ順さん。右の写真は「春闘」の会場の様子。)

 【韓国世界文化遺産−その7−】そして、昌徳宮到着は見学開始14時30分に遅れること8分。バスを降りて走った走った。入り口で、今ならまだ間に合いますよという声を聞いて、さらにスピードを上げた。そのため、入り口のところで、民族衣装を着た一団がいたが、何なのかよく見ることもできなかった。ここには専門のガイドがいて、解説してくれる仕組みなので、一般のガイドは入れない。
 さて、忙しいのは入るまでではなかった。百人はいようかと思われる日本人観光客を相手に解説しているのは一人。それも話すだけ話すとさっさと次に移動してしまう。みんな急いでその後を追いかけるので、遅れまいと思うと走る格好になる。声もよく聞こえないし、当然内容もわからない。それでも則は一番前にいたが、順はもうあきらめて最後からゆっくりと写真を写しながら勝手に歩いた。後で調べようと思ってパチパチ移したので、ものすごい枚数になってしまった。当然、解説本も買い込んだ。ここで、15時45分まで過ごす。本当は16時までなのだそうだが、雨なので急いだのでしょうというのが、我々のガイドさんの言い分。いやそれよりもかなりおざなりの感じがしたので、いい加減な手抜きだったのではないかと思う。(右は后が居住した建物。下の開口部が灰の回収口。その左上の開口部が、オンドルの焚き口。庶民と違い、煤で汚れるのを防ぐため堅炭が使われたと言うことだ。道を隔てて左側に煙突が見える。・・・これがオンドルの構造。)

 16時からはまたショッピング。50分間、ただうろうろして過ごした。
 17時15分から最後の夕食。最後の韓国料理。しゃぶしゃぶだ。久しぶりの肉。一口食べておいしかったので、追加。今日は二人で一鍋だったので、ゆったりと食べられた。食事時間も18時25分までと、今回のツアーにしてはゆったりとしていた。

 そして、19時35分ホテル着。1泊目にとまったホテルなので、何ら関心もなかったのだが、ホテルの手違いで2部屋だけオンドルの韓国式の部屋になるという。希望者はいますか?という問いかけに二人でさっと手を挙げてめでたく当選。この夜はオンドルの部屋に布団を敷いて寝ることとなった。
 オンドルの部屋は初めてではないのでそう珍しいわけではないが、布団を直接しいて寝るという体験をしてみたかったのだ。じわっとした暖かさが布団を通して体に伝わってくる。 結果、蒸されているような感じで熱かった。
部屋は2階。ふつうは高い方が景色がいいのだろうけれど、ここからは川が目の前に広がり、対岸の街灯や車の列が目の高さに見られるため、部屋の電気を消してみると光のショーを見ているように思えた。

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