シュパイアー大聖堂

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シュパイアー大聖堂(ドイツ)

deutschland08_1642.jpgコンラート二世によって1030年に着工され、彼の死後も建築は続き、1061年に完成、彼自身がここに眠っている。4本の尖塔を持つヨーロッパ最大のロマネスク様式の教会。
deutschland08_1483.jpg後陣部分に建つ尖塔二つ。
正式名称名前はMariendom(セントメアリーと聖スティーブンの大聖堂)であるが、Kaiserdom zu Speyer(皇帝のシュパイアー大聖堂)と呼ばれることが多い。
deutschland08_1487.jpg入り口に立つ尖塔二つ。手前に見えるのはオリーブ山(を模したもの)。
クリュニー修道院がフランス革命で破壊されて遺構、もっとも典型的なロマネスク様式の遺構としての価値がある。
deutschland08_1488.jpgオリーブ山。正面から駐車場へ向かう途中にそれはある。かつては大聖堂の南壁に繋がっていた回廊の中央に置かれていたが破壊されたことから、19世紀に新たに作製された。
deutschland08_1612.jpgオリーブ山の拡大。
オリーブ山のジオラマ風のもの。高さは全体台座から6~7メートルある。現在は露座で、そのジオラマ風の全体を覆うように屋根がかぶせられている。更にその周りには柵がある。それ故に全体の把握は難しい。
deutschland08_1585.jpg天国への扉。大聖堂入り口の彫刻。
deutschland08_1581.jpg表面の画像は意外と漫画チック。絵解きの要素が大きいのだろう。
deutschland08_1507.jpgファサード部分のアップ。
deutschland08_1502.jpg大きなバラ窓。望遠で見ると、そこにも繊細な飾りがあることが判る。
deutschland08_1505.jpgファサード前は広場になっていて、更にその手前には道がある。大聖堂を見ながら後ずさりすると、程なく左手に市庁舎となる。その辺りかその更に少し奥が写真のポイント。
deutschland08_1509.jpgエントランス部分の欄間?部分の絵。
deutschland08_1513.jpg内部に入ったとたん、林立する柱に圧倒される。
deutschland08_1522.jpg正面右側にはキリストの物語が描かれている。
deutschland08_1527.jpg窓のガラスは元々はステンドグラスだったが、第二次世界大戦で破壊されてしまったわけだが、元の様子が分からないので、曇りガラスにしてある。それはその当時、未だ透明なガラスは出来ていなかったから。
deutschland08_1529.jpg最大と言わしめるわけは、二つある。第一は後から側廊部分を拡幅している。更には後陣を後から増設しているので、結果非常に縦長になったこと。
更に、内部にあって視覚的にも工夫をしている。それは中央を高くして広く見せるようにしてある。両側の側廊は、その中央部分を支える役割を持っている。
deutschland08_1571.jpg絵画部分の拡大。
deutschland08_1532.jpg左側に描かれているのはレリーフで、キリストの最後の一日が描かれている。悲しみの道の場面など。
deutschland08_1569.jpgレリーフ部分の拡大。
deutschland08_1533.jpg地下聖堂(クリプタ)への入り口。
deutschland08_1542.jpg地下内部。そこには巨大な空間が広がる。
deutschland08_1544.jpg地下礼拝堂のキリスト像。キリストの足が組まれていないのは、この像がそれだけ古いと言うこと。
deutschland08_1557.jpg地下礼拝堂もしばしば音楽ホールと化して、コンサートに利用される。
deutschland08_1551.jpg地下には建立発願者のコンラート二世とその后他が眠っている。
deutschland08_1654.jpgライン川に架かる橋から眺めるシュパイアー大聖堂。