ANA誘遊四国


キャンペーン企画で行く格安旅行
[ これなら行ける!楽しめる!]









4日目 2月14日(日) 曇り

道後温泉道後温泉【ANA誘遊四国号Aルート乗車】 【バス走行距離:約182km】
松山空港・・・(19:45発 / ANA 598便)・・・(21:05着)羽田空港

4-1 朝

 朝食は6時半からということだが、そこへたどり着くまでには、エレベーターを乗り換えねばならない。昨日風呂へ行くのに5分以上もかかってしまったので、早めに出かけた。
 すると乗り換える6階でストップをかけられた。が、それを無視して会場まで行ってその前で待った。何しろエレベーターは2基あるのだが、小さくて、荷物があれば4人で一杯になってしまう程度。大勢の人が一度機に朝食を食べようと思うと、なかなか乗り切れないことが予想されたからだ。
 一番で待っていると同じような考えなのか、我々の後ろにどんどん人の列が出来た。ということで定刻より早く開場した。
 ビュッフェスタイルなので好きな物を運んだ。

shikoku_1573.jpg

 食事を終えてから、温泉本館前まででかけた。
 写真を撮っているとこんなに早いのに、サービスの人がいて、また写真を撮ってもらった。少しでも観光客のためにと、今、観光地は必死なのだなと思った。

shikoku_1594.jpg

4-2 からくり時計 (0750~0805)

 集合場所のからくり時計には早めに着いた。これは、平成6年、道後温泉本館百周年を記念して作られた。毎正時にからくりが動く。8時のからくりを見るためだが、既に、大勢の人が集まっていた。多分全員が今回のグループだろう。ただ、今日は3台しかバスは出ていない。複雑な構成をしているなあと思う。我が家のバスは1号車だ。
 少し時間があったので、駅の前に展示してある坊ちゃん電車を写したりしてそのときを待った。
 さて、定刻になってからくりが動き出した。初めてではないのだが、動きが複雑で面白い。

shikoku_1614.jpg

 まず一番上が伸びる。と、そこには太鼓を叩く人がいる。次に時計盤が回りマドンナが出てくる。とすぐにその横に、坊ちゃんの登場人物が現れる仕組みになっている。マドンナの下の壇にも坊ちゃん本人などが登場する。更に上に伸びて現れた一番下には道後温泉の様子がある。まさしくここは坊ちゃんで持っている町だ。

shikoku_1668.jpg

4-3 民芸伊予かすり会館 (0824~0910)

 本来のコースとしては松山空港に寄ることになっていたのだが、今回はこのバスに乗る人はいないということで、というか既にこれは満席なので、その役割は3号車が担当することになっている。
 ということで、ここへは約1時間も早く着いた。
 ここでは伊予かすりの歴史や織機の展示、実演などが見られた。かすりのもんぺなど、子供の頃から見慣れていて、たいしたものではないというイメージだったのだが、こうしてみると、かすりもなかなかきれいな物だ。
 帰り際に売店へ行って、10枚端切れを1000円也を2つ買った。
 その後はしまなみ海道<来島海峡大橋><伯方・大島大橋>を通って、次の目的地へ向かう。

shikoku_1712.jpg

4-4 せとうち茶屋大三島(自由昼食)

 大三島についてすぐに昼食。これまでの昼食の内容が悪くなかったので、オプションを頼む。junはラーメン。noriは焼き物。まるで居酒屋のような店造りだった。
 これまた、一番に入ったのだが、物はなかなか出て来ず、イライラした。事にjunのなど、来たかと思えば間違いましたと持って行かれること2回、ようやく3回目が本当だったようだ。つまり、注文は早かったのに、あとで回しになってしまったのだ。
 その後、神社の見学になるのだが、そういえばこの後のことを聞いていなかった。
 他の人共々、どうするのかねえ、勝手に行っていいんじゃないの?と少しザワザワしたが、時間がもったいないので勝手に行くことにした。
 ただ、道がわからないので、店の人に聞いた。この点で、ガイドさんは不親切。どうも添乗員のやり方に慣れてしまったせいだな。

shikoku_1853.jpg

4-5 大山祗神社 (1110~1208)

 鳥居を抜けて神社境内に入った。
 お参りに行くと丁度結婚式が行われていた。白無垢の純日本式だ。神式だから当たり前といえば当たり前か。
 それから本来の目的、宝物館に行く。以前来たときに飽きるくらいの甲冑が並んでいたので、もう一度それを見てみたいというnoriのたっての要望で見てみることになった。
 靴を脱いで中に入ると、それらは整然と並んでいた。甲冑の他に刀剣類も多数あった。ここで見るべき物は、源義経と女性の物として珍しい鶴姫の鎧。勿論頼朝や他にも名だたる武士の物もあるが、こういう物にそれほど卓越した知識を持ち合わせていないので、サラッと一別しただけだった。それでも、noriの記憶に残っている数にはとうてい及ばない。
 そこで係の人に聞いてみると以前とは展示方法が違っているせいか、そういう印象を持たれる方がおられるようで、何度か同じように聞かれることがあったとか。
 ついでに海洋博物館も見てからバスへ戻った。(写真はパンフレットから、義経奉納のもの。)

shikoku_9003.jpg

4-6 来島海峡急流体験 (1250~1428)

 ここでも、亀老山展望台か急流体験かのどちらかのコースを選ぶ。我が家は急流体験の方を選んだ。この頃になると風が強くなって寒さも増してきた。船が出るのは13時30分からというのでしばらくはそんな中で待つことになった。
 しばらくすると戻ってくる船があったので、下りてきた人にどうでしたか?と聞いたら
、口々に寒かったーという言葉だけが戻ってきた。こちらは渦の状態などを聞きたかったのだが、それ以上に寒い方が印象に残ったらしい。

shikoku_1923.jpg

 ようやく出航時間になったので、これまた一番に乗り込んで、一番前の右側席を取った。しかし、あとのことを考えると左側が良かった。
 船はまず、来島海峡大橋の下を抜けた。海から見る橋もなかなかきれいだった。が、いっこうに渦の気配はなく、遊覧船に乗ったと思えばいいかと諦めムードだった。
 それから船のドックへと入っていった。建造中や修理中の大きな船が並んでいた。間近にこんな大きな船を見るのは初めてだったので、少し興奮した。殆どが外国籍の船のようだ。

shikoku_1992.jpg

 そこを抜けて行くと先行した船が止まっている所があった。もしかしたら、と思ったらやはりそこが一番の見どころだという。
 潮がぶつかって波が立つ様子がよくわかる。ぶつかった波は諏訪湖の「御神渡り」のように白く盛り上がって見える。
 更に、海底の浅い部分に波がぶつかって盛り上がってくるという現象も目にした。下から盛り上がってきた海水が一瞬山のような形を作り.それが割れて輪になって周りに広がっていく。この様な現象があることも初めて知ったしそれを見ているということにも興奮した。これが左側だったのだ。仕方ないので立ち上がって写真を撮りまくった。そのうちにそれほど大きくはないが渦も見られた。上からならもっとはっきりと見えたのかもしれない。

shikoku_2071.jpg

 我々が歓声を上げる物だから、一旦去りかけた船は、アンコールの声に応えてもう一度その場面を見せてくれた。
 そこから戻った。寒かったが、救命道具が意外と暖かくて、また興奮したせいもあって、震えるほどではなかった。

shikoku_2092.jpg

4-7 タオル美術館ICHIHIRO(1500~1545)

 タオルの美術館など見てもしょうがないと思いながらバスを下りた。ただ、店を見ているのもつまらないので、上の方にある美術館へ入ることにした。
 始めに機械で作っているタオルを見た。細かい作業で次々にきれいな模様を織り込んでいく。これが全て計算され尽くした機械によってものすごいスピードでなされている。最後に楽天イーグルスのタオルもあった。その後に、タオルで作った動物園や水族館があり、いずれも可愛い動物が並んでいた。これならお土産に買ってもいいかなと思った。
 その後は、タオルに関係のない作品や作家の展示が並んでいた。まさに本物の美術館だ。なかなか見応えがあったが、いかんせん時間が少ない。ゆっくりと味わうこともなく急ぎ足で抜けて行った。最後は駆け足でようやくバスへ戻った感じだ。
 有料だったが惜しくはなかった。

shikoku_2148.jpg

 帰りにまたガイドさんのゲームがあった。今回はじゃんけん大会。そこで、なんとなんと、またnoriが商品をゲット。2回しかなかったゲームで2回とも勝つなんて信じられない。
 今年の運を使い切っていなければよいのだが。

shikoku_9002.jpg

4-8 松山空港 (1712着) 

 スムーズに来てかなり早めに空港に着いた。すぐにチエックインだけして、残りの時間は、反省会と称して夕食を取ることにした。
 近くのレストランに入ってまずはおつまみセット。生ビールに一寸おつまみが付いて1000円。その後定食を頼んだ。飲み物はというと、買い込んだ日本酒が残っていたので、店員の目を盗んで水のコップに注いで飲んだ。
 そこでしばらくゆったりと過ごした。
 そんなときに、オーバーブッキングになったので、譲ってくれる客を捜しているという放送があった。始めは我が家の1便前の物だったのだが、その後、我が家の便でも同じようなことが起こっていた。始めの時には、2万円くれるというので変えてもいいね、といっていたのだが、実際そういう話になるとやっぱり止めようということで搭乗口へ向かった。

shikoku_2172.jpg

4-9 帰路(19:45発 / ANA598便) 19FG 

 羽田へ向かう最終便だ。当然満席。ただ、遅れることなく出発したので、オーバーの件は解決したらしい。
 19時57分に離陸して21時5分に着陸。短い空の旅だった。
 電車の方は接続が悪くて、21時28分の快特となった。それでも快特なので、途中停車は1回だけで品川に着いた。
4日間の旅行だったが、今回は食べ物にも恵まれてそれなりに楽しめた。

shikoku_2173.jpg