3月29日(日) ロットネスト島後帰国へ


起床(0600)朝食(0700)フリーマントルホテル発(0930)船着き場着(0943)フリーマントル港発(1005)ロットネスト島着(1030)観光船(1100〜1250)昼食(1310〜1340)自由時間・・ロットネスト島発(1600)フリーマントル港着(1630)夕食(1820〜1930)空港着(2010)搭乗(2225)=<QF079 55JK>=離陸(2310)


1.朝

 昨夜でサマータイムは終わり。今日から日本との時差が1時間生じる。驚いたことに、携帯電話はほぼ自動的にこのサマータイム終了を検知して、時刻を修正していた。この携帯はほぼ一月ほど前に買ったものだが、技術の進歩はめざましい。右側の時計も世界対応の電波式腕時計だが現地時間に対応するということは無かった。(時間はだいぶ後の時刻でこの時のものではない。)
 ということで朝はゆっくりとなったので、久しぶりに散歩に出た。といっても特に行く所もないので、ホテルの周辺をフラフラしただけですぐに戻った。
 朝食はホテルのレストランにて。いいホテルだというだけのことはあり、内容も悪くはなかった。
 しばらく時間があったので、最終的に荷作りを確認した。大きな荷物はホテルに預けての観光となるので、今日の観光に必要な物以外は全て置いておく。

2.フリーマントルホテル発(0930)船着き場着(0943)

 ホテルまで船会社のバスが迎えに来た。当然混載。といっても我々のグループ全員が座れる程度の乗客数だ。
 ホテルの少し先、本当に目の前に海が見えると言ってよい距離なのだが、船着き場まではグルリと大回りしていくので、結果的に10分以上もバスに乗って移動となった。
 船着き場には既にたくさんの人がいて乗船を待っている状態だ。この船はここが始発ではなく、パースから来る。
 レンタルバイクというのがあって、その自転車はここから船に乗せていくようで、後部座席にくくりつけて一緒に行く。

3.船上

 船の座席は、一番上の階は混んでいたが、中は空いていた。でも、当然我が家は上へ行く。
 風は強かったが、ヤッケを着ていたので、寒いというほどではなかった。青い空と空に浮かぶ雲のコントラストがサイコー、とjunは大はしゃぎ。30分ほどで島に着いた。

4.観光船(1100〜1250)

 トイレ休憩を済ましてすぐに島一周の観光船に乗船。30人くらい乗れるモーターボート型の船だ。水飛沫がかかるというので赤いカッパを着込む。
 始めは穏やかに進んでいた船だが、途中からはまさにスプラッシュマウンテン状態。高い波が来ると上からの急降下や右左への傾斜など、たまった物ではない。キャーキャー悲鳴を上げながら楽しんだ。
 それでも、見所ではスピードを下げて見せてくれるので、何とか写真を撮ることは出来る。
 始めに見たのは難破船。この辺りは座礁しやすい所なのだというが、難破した船も今や観光の目玉になっている。
 次は大きな鳥。日本語の解説書にも書いてあるミサギという鳥が翼を広げて、ちょうどその写真のように飛んでいた。が、目にしたのはそのときの1羽、1回だけだった。
 それにしても海の色の綺麗なこと。緑色の海は、底が浅く下の砂がよく見えた。
 その後アザラシの一団がいる所でしばらく停船。群れをなして上半身が水の中にいるので、あの可愛い顔つきが見られなかった。しばらく時間をくれたのだが、ずうっと水の中にもぐったまま。ようやく1匹だけ岩の上に寝転がっているのがいた。が、保護色のように同じ色をしている上に全く動かないので、被写体としてはいいのだが、見ているおもしろさには欠けた。
 その後も波に揺られながら元の乗船場へ戻ってきた。

5.昼食(1310〜1340)

 昼食はパスタとサラダ。最後にはケーキが付いてきた。飲み物は、ソフトドリンクが好きな物を,セルフサービスで飲める。

6.自由時間

 その後自由時間。島を1周するだけの余裕はないので、近くを回ってくることにした。
 始めに海岸へ向かった。最初に思ったことは、何としてもクオッカを見つけなければという思い。ところが直ぐに途中林の中でちょろちょろ動く物を見つけた。「クォッカ」だ。ネズミのような動物だが、動きはカンガルーに似ている。両手でえさをつまんで食べる所はリスのようだ。目がまん丸でキョトンとした感じがとても可愛い。夢中になって写真を撮った。この後も,何匹かに出会うことになる。下調べでは、人を怖がらず,水をあげたりも出来ると書いてあったので、junが果敢にチャレンジしたが皆恐れてか逃げていってしまった。残念だった。
 たどり着いた海岸は海水浴場になっていて、やはり砂浜が綺麗だった。
 そこから灯台の方へ行こうとしたのだが、道が見つからない。というより元々なさそうだ。そこで、砂浜を突っ切ることにした。トゲトゲのある雑草が足に痛かったが,何とか到着した。
 真っ青な空に真っ白な灯台、絵になる。灯台そのものには上れないので、少し高くなっている灯台の足元まで行くと、そこからは綺麗な海岸線が見えた。
 同じグループの人がいたので、クォッカの事を教えてあげた。
 その後は別荘地を抜けて,昼食を摂った所を過ぎてから展望所へ行った。  その途中でもクォッカに会った。頂上まで行ってみると下が360度に見渡せた。池がたくさんあるのに驚いた。その周りには道が付いていて、周遊道路になっているようだ。バスも走っていた。
 それから船に乗って、フリーマントルのホテルに戻った。

7.ビール(1655〜1750)

 夕食までは時間があるので、また自由時間になった。と言って、どこにも行く当てがなかったので、自然に足はビール醸造所の方へ向かった。
 2件店が並んでいたのだが、片方がすごくうるさいので静かな方へ入った。ビールは2種類あったので、1つずつ頼んだ。小さいグラスに注いでくれようとするので、ビッググラスと言って大きい方に次いでもらった。そうは言っても、中ジョッキーよりもやや小さめではないかな。
 カウンターでビールを受け取って席へ着くと、向かいのおじさんに挨拶をされた。このおじさん、帰りには「こちらは楽しいか?ハブアナイスデイ」というようなことを言ってくれた。続いておばさんにも「どこから来たの?」などと聞かれて、やはり簡単な会話は出来るようになっておかないといけないなと感じた。

8.夕食(1820〜1930)

 ホテルへ戻ると,すぐにワインのテースティングがあった。白か赤かどちらか1つというので二人で別の物にした。でもそれも1種類。一寸残念。いろいろな物を飲み比べてみたかった。
 その後レストランで夕食。バイキング形式なので、それぞれ好きな物を取ってきた。内容も豊富で食べ過ぎてしまった。

9.空港着(2010)

 ホテルから30分ほどで空港に到着。まずはスーツケースに荷物を詰め込んだ。余計な手荷物はなくすために、ギュウギュウ押し込んで何とか入れることが出来た。カウンターへ持って行くと、31kg一寸もあって、ヘビーマークを付けられた。座席は通路側というと、窓際が2人席だからそれでよいかというので、OKとお願いした。
 手続きを終えて皆を待っていると,次々に興奮して帰ってくる。グループの人が隣同士になれなかったというのだ。お宅はどう?とわざわざ聞いて来た人もいた。どうやら、団体として席は決まっているのに、一人の人が皆通路側を希望して先に取ってしまったのが原因らしい。今回は本当に一人の人が多かった。そしてその人達の方が動きが早かったということだろう。これが団体チェックインなら添乗員さんの方で融通を利かせることが出来るのだろうに。
 そんな騒ぎを知らんぷりして、我が家は出国の手続きを済ませて先へ進み、ゲートの近くの免税店でお土産をあさった。といって、もうワインを買うわけにもいかず、結局は小さな物だけ買い込んだ。

10.搭乗(2225)=<QF079 55JK>=離陸(2310)

 搭乗開始時刻になっても何の動きもないので、ボンヤリ待っていると、突然地上係員が近づいてきて、「東京へ行くのか?」と聞いて来たので、「そうだ」というとすぐに手続きをして機内に導いてくれた。どうやらnoriの杖が目に入ったらしい。
 申し訳ないような気になりながらも有り難いと恩恵に浴させてもらった。
 座席は右側の一番後ろの席。リクライニングがあまり出来ない席だ。が、仕方ない。
 とにかく眠い眠い、といって離陸を待った。
 離陸するとすぐに水のペットボトルが配られた。有り難いことだ。が、まだ眠るわけにはいかない。これから食事も出るのだ。夕食を食べ過ぎて、まだ食欲はないのだが、写真を撮る関係上絶対に手に入れなければ、という欲で眠らずにいた。