11.8月15日(月) エリチェ、セジェスタ  快晴 

ホテル(0830)(1130)エリチェ(1200)(1330)散策(1500)(1545)セジェスタ(1745)(1850)ホテル


11.1 エリチェ 1130〜1500

 バスが順調に進んでため、昼食の時間より早く着いてしまったので、それまで自由時間となった。この町は狭い道にきれいに石が組まれていて、大きなモザイクの上を歩いているような感じだ。路地も全てがそうなっている。しかし、その石が結構滑りやすい材質で慣れていない者にとってはちょっと歩きにくい上に、山の上に造られた町なので殆どの道が坂になっている。年をとったら生活のしにくい町だろう。が、そんなことを抜きにすれば、本当にきれいな道だ。
 すぐに昼食があるというのに、この自由時間に我々がしたことは、「ライスコロッケ」を食べたこと。やはり観光地なだけにウンベルト1世広場の回りにはお土産屋さんや軽食やさんがたくさんある。ウロウロしているうちに美味しそうなそれを見つけてパクリ。
 昼食後、本格的な観光。教会がたくさんあったが、今はいろいろな会議に利用されているのだそうだ。お城にも行った。ここには海の安全を祈願するヴェヌス神殿があって、無事に戻ってきた船乗り達はここで巫女さん達と愛を楽しんだとのこと。いわゆる売春神殿というのだ。が、その後、キリスト教によって廃止され新たな海の神が造られたとか。しかしこのお城、現在ホテルに改造中。

 ここから地中海や塩田などが見られた。その後の自由時間に第一にしたことは、則さんのひげそりが壊れたので、それを購入すること。本人はあきらめていたのだが、順さんの執念でそれを見つけた。こんな物を買う観光客は珍しいのだろう、お店の人は笑っていた。それからは写真を撮ったりして残りの時間を楽しんだ。

11.2 セジェスタ 1545〜1745

 バスが駐車場へ着くとそこからは専用のバスに乗り換える。丁度折良く出発の時間だったらしくあわただしく乗り込む。途中で神殿らしき物が見えたが、バズはまず一番上のギリシア劇場へと向かう。紀元前3世紀頃に造られた約4,000人収容の劇場である。
 この遺跡はまだ発掘されて15年くらいということでまだまだ発掘作業が行われている。劇場は、かなり大きく保存状態もいい。ここでも近々上演があるらしくその準備がなされていた。その近くにモスクや住居があった。それらは劇場や神殿の石を持ってきて利用したらしい。遠くに戦争の慰霊碑のようなものが見えた。

 そこからまたバスに乗って駐車場へ戻り、そこからは歩いて神殿へ向かう。 紀元前5世紀頃に造られたドーリア式のもので、未完成のまま終わっている。柱の溝がなかったり、石を運ぶときのとってがそのままだったり、柱は全て立っているのに内側には何も造られていなかったりしている。またこれはシチリアで唯一アテネによって建てられたものだということが、鉛を使っていることでわかるのだという。
 夕食はホテルを出て、街中のオープンテラスのレストランで。

★ホテル パレルモ PRESIDENT(プレジデント) 105


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