5-2 バスを待ちわびて
朝食の後は、最後の風呂に入りました。この風呂ともお別れです。
集合は10時になっていましたが、10~15分前には皆そろっていました。しかしながら、10時になっても迎えのバスはこない。往路は関東(東京)の四つ葉観光のバスでしたが、C社の担当者の話では帰路は現地のバス会社を使うということだでしたので、どうしたんだろうと思いながら待ちました。最初は立って待っていた人も、ホテルのロビーの椅子に座り込んでしまいました。それでもバスはこない。そのうちに、ホテルの人が現れて、花巻からバスは向かっていたのだが、故障してしまい、代替のバスでこちらに向かっているという連絡をしてくれました。
そして、さすがに大手のホテルです。コーヒーを飲めるエリアに移動して、茶菓の接待をしてくれたのです。出されたお菓子は、売店で売っているものを開けて出してくれました。何人かは、うまいと言って買い求めたから、ホテルとしてはバランスがとれたかも知れないです。しかしながら、この対応はさすがというしかないと思いました。
そのうちに、おひな祭りに子供に配った残りか、ひな人形の絵がついた袋菓子まで配ってくれました。こうして、あまり退屈すること無くバスを待つことが出来ました。
5-5 疾走するバス
走り出すと、平泉が世界遺産に登録されたのを記念したごま団子が一箱ずつ配られました。あとで休憩したSAで見ると840円もしたものでした。遅れたお詫びだそうです。旅行会社とそういう約束になっているのかも知れませんが、対応は素早かったです。
遅れを取り戻そうとするかのように、バスは走りました。村田JCを14時52分に通過、国見SAで15時13分から23分までトイレ休憩。そのあと、運転手はもう少し走りたかったらしいですが、トイレを我慢できないという人がいて、佐野SAで17時45分から18時丁度まで最後の休憩をしました。この人は新宿から乗ってきた人なので、帰りが逆につらくなりはしないかと、noriは心配していました。佐野SAでは、福島の薄皮饅頭を買いました。その前の休憩では売っていなかったからです。junの好物でもあり、福島を応援したいと思ったからです。
さて疾走するバスは18時36分には浦和料金所を通過し、19時20分には最初の降車場所の上野に着きました。はじめ上野で降りる予定でいましたが、赤札堂前辺りで、上野駅から遠かったので、新宿まで乗ることにしました。そして19時45分には新宿駅に到着。
こうして今回の旅は終わりました。ちなみにバス会社の為に言うと、旅行会社の作ったスケジュールでは、新宿到着は21時10分予定で、結果的にはかなり早い帰京となったのでした。