オーストリア世界遺産駆け足旅行 第四日目a

4、9月24日(金)

起床(0430)ザルツブルク・ホテル発(0804)モントゼー湖(0830~0930)ザンクトギルゲン(0953~1055)昼食(1150~1255)ハルシュタット(1300~1420)グラーツ(1730~1905)グラーツ・ホテル着(1940)夕食(2015)就寝(2300頃)
               ホテル:コートヤード・グラーツ・バイ・マリオット 207号室

4-1 朝

起床(0430)朝食(0630)

 相変わらず時差調整が体にできていないので、目覚めは実質はもっと早い。今回の旅は、いつもなら欧州方向ではそんなにひどい時差ボケには旅行中にはならないのだが、かなり二人ともひどい。時間的な問題のか、急に老けてきたのか。とにかく体内時計との折り合いが悪く、苦しんだ。
 今朝は周りが見本市会場と単なる住宅地なので、散歩はない。
 昨日より今日は全体的に30分遅いスケジュール。ただし朝食は同じ時間から開いているので、朝は昨日と同じ時間に食堂にゆく。メニュー的にはすこぶる充実しているので、ついつい食べ過ぎ傾向。

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4-2 モントゼー湖へ

ザルツブルク・ホテル発(0804)

 今日はオーストリアの湖水地方を最初に巡る。ウィーンからインスブルックの機内でも実は湖のようなものがいくつか見えることができたが、それらと同一なのかもしれない

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4-3 モントゼー(0830~0930)

 湖の街に着く。ここは街の名前も湖の名前もモントゼーという。
 バスを降りてから中心部へは少し歩く。途中の広場からは山並みが綺麗に見えた。
木の葉も少し色ずき始めているようで、これまでもたくさん目にしてきたマロニエの木も色が変わってきていた。実も弾けていた。

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4-3-1 町散策

 庭にトマトやリンゴが赤い実をつけている家もあった。中心部へ向かって歩いて行くと、並んでいる家々の色がカラフルで目を引いた。ヨーロッパの街はこうして全体で色をそろえた街造りをしている。こういう街は何度も目にしてきた。

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4-3-2 教区教会

 中央にはやはり教会があった。黄色の教会は、あの「サウンドオブミュージック」の結婚式の場面に出てくるそうだ。ここでもこの映画だ。
 ドアが開いていたので中に入った。この教会が最初に建てられたのは11世紀頃と言われているが、15世紀にゴシック様式に建て替えられ、火事で焼け落ちたために1800年代に現在のように再建された。そのため、ゴシック様式の造りにバロック様式の内装や彫刻が混在した。内部は、複数の祭壇が並んでいて、豪華な装飾だ。柱や枠取りがピンクというのは珍しかった。
 この前の広場も、敷石が素晴らしい。模様になっていた。
 その後、インフォメーションセンターに寄って地図をもらった。

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4-3-3 湖

 もらった地図を見ながら湖に行った。湖は綺麗だった。山と湖でこの景色を造っているせいだ。自然の中にいるということを実感した。しばし湖畔で休憩した。自然の中に身を置き、生き返る思いだった。
 湖畔を歩きながらその山を見ると,形が少しずつ違って見えるのもなかなかいい。
 カモに餌をあげている人や紅葉した木々、花を通して見たりして楽しんだ。
集合場所の駐車場には、「汽車ぽっぽ」が置いてあった。これで街を観光できるのだろう。これに乗ってゆったり街散歩というのもいいだろうなと思った。

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4-4 ザンクトギルゲンへ

 そこから次の湖を目指す。それほど遠いところではないのだが、放牧など、水とは違った風景を楽しんだ。

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4-5 ザンクトギルゲン(0953~1055)

 駐車場でバスを降りると、高い山の展望台へのロープウェイがすぐに目に入ってきた。箱に赤や黄色の原色を使っている。なるほどこういう色づけもあるのかとと感心したり、山の緑には合わないなと思ったりしたが、綺麗には違いない。

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4-5-1 町散策

 その乗り場から、坂道を下るように街の中心へ向かう。
 途中に博物館や手造りの店、郵便局などを見ながら,湖を目指す。ここは汽車ぽっぽの代わりに観光馬車があった。夏は賑わうらしいが、今はオフシーズンと言うことで人の通りも少なく静かだった。

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4-5-2 ヴォルフガング湖

 この湖は、美しいということで人気があるそうだ。確かに水が綺麗だった。
 ヨットハーバーには、たくさんのヨットが横付けされていた。その桟橋までいって写真を撮った。伊根の舟屋のような造りの家も見られた。
 帰りにお土産として木で作った雪の結晶を買った。

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4-5-3 教会

 ここも中心には教会がある。解放されていたので、中を見せてもらった。お墓もあったが、やはり綺麗に飾ってあった。花は、日本のとは違って、切り花ではなく、花壇になっていた。

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4-6 ハルシュタットへ

 ザンクトギルゲンからハルシュタットへの道は、それこそ風光明媚といえる地域だった。
 山有り、牧草地帯有り、牛・馬・羊などのんびりした風景で、こんな所に住んでみたいと思わせるような風景が続いていた。
湖が見えてくると、これが目的のハルシュタット湖だと説明があった。

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4-7 ハルシュタット

 この町は、「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」として、1997年にユネスコ世界遺産に登録された。我が家にとっては、246個目の世界遺産訪問地となる。
 町の外れには、古代ローマ以前にまで遡る岩塩坑があるほど歴史的には古い町だ。その採掘で当時は繁栄し賑わったことだろう。
 バスの駐車場に工夫の像があった。

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4-7-1 昼食(1150~1255)

スープ、鱒ポテト添え、フルーツケーキ、、グラスワイン(2、5€×2)

まずは昼食を取るために、レストランへ移動。
 そのレストランは、塩坑へのケーブルカーの乗り場の近くだったので、ケーブルカーがよく見えた。かなりの傾斜を登っていく。是非とも行ってみたいと思ったが、今回は予定になくただ見るだけだったのが残念だった。

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4-7-2 ハルシュタット散策(1300~1420)

 レストランを出ると古い家が見られた。紀元前1000~500年頃に豊富な岩塩を求めて移住してきたと思われるケルト民族。その名残がこれらの家の造りなどに残っている。フランスのオンフールという町と同じ民族なので、木の家、木の教会などがあると説明されて、去年そこへ行った、ということを思い出した。確かに木の教会を見た。
 それらが16世紀の頃から石の文化へと変わっていったそうだが、まだまだ木造の家は沢山残っている。
 黄葉し始めた山の木々の美しさに見とれていると、断崖の家々が見られるようになった。
 なんてすごいところに家を建てたのだろう。断崖にへばりつくように家が並んでいる。どうやってあそこまで行くのだろう、毎日大変だろう、と思ったが、その前にどうやってあんな所に家を建てられたのだろうと,その驚きの方が強くなった。道に面している木造の家を見てもその木の太さは半端じゃないほどのものだ。
 これらの家々も窓は綺麗に花で飾られている。大変さだけじゃない、生活に余裕すら感じさせるものがある。
 しばらく行くとここにも舟屋が見られた。こちらの方が整然と並んでいる。水のそばにいる人の考えはどうやら世界が違っても同じらしい。
 教会の所まで行ってフリータイムとなった。
 この町には二つの教会がある。プロテスタントとカトリックだ。道沿いにあるのがプロテスタント。シンプルな造りだ。

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4-7-3 船 (1400~1410)

 晴天の中、2番乗り場から乗船。外国の人も多かったので、満席にならないか心配したが、思ったよりも席数が多く、2階へ行くことができた。
 船が出航すると、湖から先ほどの断崖にへばりつく家々の全貌が見える。下から見上げるのとは全く違った景色に、感動が一段と大きくなった。10分ほどの短いクルーズだったが、これをしないとここへ来た意味が半減するくらいの眺めを堪能した。
 船を下りて駐車場の有料トイレに行く。ドアにコインを入れると開く仕組みになっているので、前の人がドアを閉めないうちに交代すればOK、とは言われていたが、実際にどうしようか迷っていると、出てきた外国の人がドアを開けたまま、「プリーズ」と言ってくれたので、ただで使わせてもらった。次の人にも同じようにしてあげた。

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