離日　パリ経へ

　昨夜はちょっとのみ過ぎて食欲もないので、我が家のレストランで朝食をとる予定だったのだがパスして出発した。noriはスーツケースを引きずっている。まあ、これで１６００円の節約になる。大きい方のスーツケース一つは昨日すでに送り出しているので、junは簡単な荷物だけ。
　今回、帰りはJCBカードの期間限定サービスを利用する。これは大変お得で、何と一つ５００円で家まで届けてくれるというものだ。利用しない手は無い。
　コースはいつものように浅草橋乗り換えのアクセス特急。初めはかなり空いていたが、途中からスーツケースを持った人で混雑した。このコース、かなり浸透してきたようだ。
　今回はJAL便なので、第二空港で下りる。ここもこれまでにないような混雑ぶりだった。
　空港も結構な人手で、南口のJALカウンター前には長い列ができていた。それを脇目に、まずABCカウンターで荷物を受け取り、それから北の団体受付カウンターへ行った。こちらはガラガラだった。宅配カウンターも開いたばかりで、ようやく動き出したというところだ。

　先日の添乗員の話では、７時頃からそこには人がいるということだったが、７時半を回っても姿は見えなかった。
　そこで、近くにいて、別のコースのスーツケースの世話をしていた同社の人に話をしているとちょうどそこに添乗員がきたので、名前札をもらってからJALカウンターで荷物を預けた。
　座席はすでに自宅からインターネットでとってあるので気楽。手続きもすぐに済んだ。
　それからいつものラウンジへ行った。ラウンジといってもソフトドリンクのみ。カードがなくても１０００円で利用できる程度のものだ。そろそろお腹が空いてきたので、羽田のようにクロワッサンのサービスがほしい。
　集合時刻になったので、noriだけが手続きに行った。空港内は以外と閑散としていた。noriはそう待たされることなく、説明を受けたが、説明の丁寧な添乗員さんで戻ってくるまでに結構時間がかかった。聞くところによると、満席状態で、通路側がとれないとか夫婦でも別れた席しか取れないとかの状況だったらしい。我が家もネットでとるときに、選べる状況ではなかったのを思い出した。
　再集合を経て出国手続きになった。手荷物検査は何事もなくスムーズ。いつも思うのだが、羽田の方が厳しい気がする。
　それからまたもや自動化ゲートに挑戦。係員が一人付いている。何度目かで何とか通過。これはどうしようもないねえと別の係員と話した。ということでかどうか分からないが、今後は眼の方にすることが検討されているようだ。でも、白内障とかにかかったらどうするのだろうなどと、また考えてしまった。
　それから９１番ゲートへ。ミニトラムに乗ってサテライトに向かったが外はけっこうな雨だった。
　９１番の近くで座っていると、調査員という腕章をつけた人がきて、アンケートに答えてほしいというので、暇だったこともあって協力。結構質問事項の多いアンケートだった。自動化ゲートについても話しておいた。お礼に、手のひらサイズの懐中電灯をもらった。

　少し遅れて搭乗が開始された。まずは優先搭乗なのだが、その数の多いことに驚いた。ファーストクラス、ビジネスクラスと続く。これで機体の半分近くを占めている。外を見るとかなりの雨模様だった。
　機体は７７７ー３００。残った部分の幾分かは更にプレミアムエコノミーが占める。そしてエコノミークラスは後ろの半分くらい。見渡すと確かに満席だ。
　ＪＡＬ便には珍しく、かなり整備が遅れたのだろうか、座席ポケットにゴミが残っていた。
　さて離陸して機体が安定してくると、はじめの飲み物サービス。noriは赤ワイン。junはアップルジュース。

１－３－１　食事（１３２５～１３５５）

　食事のメニューは、座席前のポケットにあるので、あらかじめ知ることが出来た。
　コースは２種類あって、一つは、フランス食コース。鶏肉とシメジのクリーム煮込みライス添え、キノコのマリネとカボチャサラダ、サーモン、エクレア、エッフェル塔の敷物とある。
　もう一つは、日本食コース。きなこおはぎ、ひじきごはん、白滝のたらこ和え、人参煮、大学芋、インゲンゴマ和え、鮭のチャンチャン焼き、厚焼き卵、蓮根はさみ上げ、小松菜のお浸しとある。
　当然一つずつを選択。飲み物は２人ともワインで、赤と白。オシャレと思ったのは、それぞれのカバーの絵が、日本はスカイツリー、フランスのはエッフェル塔だったことだ。
　食事が終わると、３５０ｍｌのペットボトルが１人１本ずつ配られた。これは有り難い。
　それからしばらくは氷で覆われた大陸の上を飛んでいた。　

１－３－２　リフレッシュメント・飲み物（１１４０）

　その後はしばし就寝タイム。
　もぞもぞ目が覚める頃、リフレッシュメントが配られた。これも２種類あって、フランス風が、ホワイトチョコとイチゴの蒸しパン、日本風が、黒ごまとサツマイモの蒸しパン。これは１人でその両方を味わえる。
　フランス風の方があっさりしていて美味しく感じた。

１－３－３　食事二回目（１４３５～１４５０）

　かなりパリに近づいた頃、朝食が配られた。
　「AIRたいめいけん」のもので、タンポポオムライス、コールスロー、アプリコットゼリーがある。オムライスは食べ方の説明書きも付いていた。
　暖かくて美味しかった。こういう工夫が見られるのが嬉しい。

１－３－４　映画

　さて、今回もjunは映画三昧。３本見た。
　まず、「メン・イン・ブラック３」。宣伝程には面白いと思わなかった。
　次に「プロメテウス」。エイリアンの誕生話のようなもの。ここでも主役は女性だった。
　「白雪姫と鏡の女王」。白雪姫の物語だが、王女が主役と言ってもいい物語だ。何しろジュリア・ロバーツが演じているのだから。これと同じ時期にもう一つの「スノーホワイト」という映画が上映されていた。今年は白雪姫の当たり年？見ていて飽きない映画だが、残る物は無い。気楽に見られるのがいいといえばいい。
　ｎｏｒｉは順に勧められて「テルマエ・ロマエ」を見た。

　成田出発は遅れたものの、ほぼ予定通りに着陸。飛行機を降りるとムッとする暑さだった。
　入国審査は時間がかかると聞いていたが、まあ、２０分くらいで済んだのだからいいか。ＥＵ諸国とは別の窓口だったが、そちらも混んでいて同じようだった。
　荷物のターンテーブルに行ってみると、既に大半はポーターさんが集めておいてくれたのでいつものように探す必要は無かった。
　バスのところまで運んでくれたので、これまたラクできた。
　大型バスなので、ゆったりと自由席。それでホテルに向かった。まだ外は明るい。

　ホテルは空港ホテルということだったが、結構走りでがあってバスで２０分もかかった。
　ただ、部屋は悪くは無かった。
　ツイン。バスタブ、湯沸かし器、ドライヤー、ズボンプレッサーなどが揃っていた。インターネットが無料で使用可なのは有り難い。ただ、冷蔵庫は有料。部屋の電気は数が多く明るい。
　テレビは日本語表示有り。でも、日本語の放送はやっていなかった。
　トイレは洗面所とは別の独立した部屋にある。ただし水道はない。こちらの人は手を洗わないのかなぁ。