8月2日(木) 東京−モスクワ−バグー(アゼルバイジャン)

自宅(0626)−神田(0722)−山手線−日暮里(0731)−スカイライナー7号(0826)空港第二ビル ※成田集合時間場所等:第二ターミナル3階Hカウンター37番 10時00分
機内へ(1130)−動く(1200)−SU584:02H・G:10時間25分−離陸(1230)食事(1340)軽食(1950)−ここよりモスクワ時間時差-5時間−モスクワ空港着陸(1738)−ビジネスラウンジ(1830〜2225)−バスで飛行機内へ(2325)

1−1 出発
 6時半頃家を出る。今日はまた少しアレンジしたコースで成田空港へ向かった。普段だと山の手の内回りで日暮里に向かうのだが、神田から京浜東北で日暮里に行った。以前だと、京成のスカイライナーはホームで切符を販売していたので、そのつもりで飛び乗ろうとしたら、今は販売をしておらず、おかげでスカイライナー1本を乗り過ごさざるを得なかった。日暮里駅はJRを含めて改良工事中のようで、しばしばJRから京成へのアクセス方法が変わる。京成駅の看板を見ると、スカイライナー専用駅を今のホームの上に造るらしいが、これで快適に乗り換えることが可能になるのだろうか。京成といい、京急といい、どうもJR系から一歩分の悪い扱いを政策上受けているように思えるのは気のせいだろうか。
 
1−2 成田空港にて
 ともかくも、成田には8時半頃には到着した。未だ時間があったが、とりあえず集合場所に向かう。
 
1−2−1 T旅行社
 最近よく利用するE社やS社はカウンターを設けず、ゲリラ的に成田空港でカートには他をくくりつけるなどして集合をしているが、今度の利用したT社は往復の荷物の自宅成田間の輸送費も旅行代金に含まれていることもあってか、臨時のものとおぼしき状態ではあったが、一応カウンター利用である。各社1円でも値下げの競争をし、しのぎを削っている訳なので、ここいら辺は評価が分かれるところだろう。
 カウンターへ行くと、既に旅行社側の宅配便サービスを受けている我々の荷物はカウンターに並んでいた。燃料サージ代金が安くなったのかどうかは知らないが、ここで一人千円の返金を受ける。入れ忘れた荷物をスーツケースに入れるなどしているところに、添乗員氏が現れる。9時半に再集合とのことだったので、少し腹の足しになればとのことでマックに行く。今のところ、第一は良いところを見つけたが、第二は安い食事どころがマック以外わからないからだ。

1−2−2 チェックインカウンターへ
 今回の旅行は、最終到着地のバグーまでと、帰りもエレヴァンから東京までの往復がビジネスクラスなのだ。金額的に妥協できる程度の物であったことと、日程的なことを考えて英断したのだ。
 9時半近くになったので、再度カウンターに行くと、航空会社の係員のような人がチェックインにもう人が並び始めているというので、居合わせた他の人とともに、荷物を持って場所まで誘導された。そこでCクラスというと、前の方に連れて行ってくれた。最初にCクラスからチェックインも始まる。日本語のすごくできる外人が、横入りしたとばかりに、係員に文句を言っている。その横を通って、チェックインカウンターへ。
 搭乗券は乗り換え地のモスクワ空港までだが、荷物はバクーまで流す。40sを少し超えていた。60sまでいいのだが、バクーからトビリシまで行くときはエコノミーなので、そこまでは40キロ制限を守らないといけない。そのあと、新しくなったサクララウンジの場所を聞いて、すぐにゲートを通る。今回パソコンを外しただけで、すんなりと通過。(写真のSVOはモスクワ・シェレメチボ空港で、GYDがバクーのコード。)

1−2−3 サクララウンジ
 サクララウンジは南口からはいるとすぐ目の前だった。そこで少しまったりとした時間を過ごす。飲み物や軽い食べ物がなどが置かれている。
 職場に10時までは携帯を生かしてあると言ってきた則は、10時を過ぎた時点からもうワインである。新しいサクララウンジは無線も有線のLANも使えて、便利だ。無線はシンガポール航空のものも入ってくるので、おそらくはラウンジ近くでも使えるのではないだろうか。ただ、出発便の案内画面が見られないので、その確認のために何度か外へ出なければならず、そこがやや不便だった(今もってラウンジに表示がないのは不可解だ)。

1−3 搭乗 (1130)
 ラウンジでまったりしていたら、11時30分から搭乗開始のアナウンスがあった。あわててラウンジを出てシャトルに乗る。98番ゲートから今日のアエロフロートは出る。早足で向かったが、優先搭乗は終わろうとしている時間だった。ギリギリ入って、席に座る。

1−3−1 ビジネスクラス
 席は2−2−2の3列。前との間もゆったりしていて、何よりフラットシートになるのがいい。ただ、頭上の荷物置き場は、我々の荷物が大きいと言うべきだろうが、結構小さかった。よいこらと押し込んで、すぐにウェルカムドリンクとなった。
  順さんは赤ワイン、則はスパークリングワインにした。どういう訳か、外の人たちはすぐに飲み干すと下げるのに、我々の所はお代わりをくれた。これでビジネスクラスが2回目となる我々は優雅な他の客と相反し、どん欲な姿が既に読まれてしまっていた格好だ。

1−3−2 食事 (1340〜)
 ゲートは定刻に閉まったが、順番待ちが結構あって、12時30分に離陸した。
 離陸後1時間くらいで、メニューを聞きに来た。このクラスの食事は、お仕着せではなくたくさんのメニュー中から選ぶらしい。このメニューが正直分かりずらい。たくさんのメニューが並んでいて、選べばよいものが何かが判然としない。あーだこうだとやっていたら、そのうち日本人乗務員を呼んできてくれた。おかげで事なきを得て、注文終了。
 まずテーブルの上にナプキンを敷く。そこへ金属のナイフとフォークを並べる。全く普通のレストランと同じだ。食器もガラス製であったり陶器であったり、一つ一つの料理に合わせてある。
 肝心の食事はというと、まずは、手始めに焼き鳥。次に前菜5品の盛り合わせ。サラダ。スープ。メーンは牛肉煮か舌平目のムニエル。機内食は結構日本の宴会料理風だった。ということで、またまたワインを飲み続けることになった。一般席は有料というアルコール類も、我々は飲み放題だ。最後はケーキかアイスクリームと紅茶で締め。何かすごい贅沢だ。味も悪くなかった。
 2回目の食事は、それから6時間後。今回は軽食だったが、殆ど口に入らなかった

1−4 トランジット
 モスクワは雨だった。飛行機を降りた所で全員で集合してトランジットの手続きに行った。といっても、全て添乗員さんがやってくれるので待っているだけだ。窓口は4つ。半数以上は日本人の団体が占めている。モスクワは各地への乗り継ぎ地点になっているので、ここから各地へ散らばっていく。
 手続きが済んで先へ進むと、そこにはレストランやら免税店が少しだがある。ここで待ち時間が何と6時間もある。これが今回ビジネスクラスにした大きな理由だ。ラウンジが使えるからだ。以前からの経験でモスクワ空港はきわめて座る場所が少ない。昔より少しは洗練されてきてはいるが、みな浮浪者風に地べたに座り込んだり、寝たりして過ごさなければならない。これはいやだった。

1−4−1 ラウンジ
 ビジネスの搭乗券でよいのかと思ったら、更に他の場所へ行って個人名を書いたカードをもらった。それらは全て添乗員さんに手続きをしてもらった。簡単に考えていたのに申し訳ない。
 場所は予め則が調べておいてくれていたのですぐに分かった。
 中に入ってみると結構な混雑で、なかなか座る席が見つからない。しばらくウロウロしてようやく確保できた。ここで過ごすのかと思うとうんざりするような雑然とした場所ではあるが、他の人は椅子もない所で、冷たいコンクリートに座ることを考えれば天国の部類に入るだろう。
 ジュースやコーヒー、ビールなどの酒類、クッキーなど結構な内容だったが、既に機内食でお腹が膨らんでいたので、飲み物程度に抑えてぼんやりと時が過ぎるのを待っていた。
 一度則が席を立ったときに、部屋の明かりのスイッチに触れていくつかの明かりを消してしまった。エブリバディー・アイムソーリーと、皆に謝った。

1−5 機内
 ようやく時間になったので、手続きに行った。ゲートは簡単なチエックではいることができたが、バスに乗るのが大変だった。係員がおしゃべりをしながらのんびりとやっているからだ。狭い通路が大渋滞だった。(優先搭乗もなかった)
 日が変わってすぐに離陸となった。ビジネスクラスは我々二人だけだったので、客室乗務員も我々の専属のようだった。ロシア人は愛想がないといわれていたが、日本からの人も今回の人もとても感じがよい。かなり改善されてきているようだ。
  すぐにお手ふきが来て1時間もするとまた食事となった。時間も時間だけに軽食だ。
  その後はまた席を倒して寝た。