アメリカ合衆国西部国立公園周遊

9月22日(火) 快晴

起床(0500)朝食(0600)デスバレー・ホテル発(0735)デスバレー国立公園(0735~1207)ヨセミテ国立公園(1630~1954)夕食(2022~2108)オークハースト・ホテル着(2112)就寝(2300)


12-1 朝

USANP10_09_09092.jpg 起床(0500)。今日は大移動の日だ。今日も出発は結構早め。まあ、家にはあんまり関係ないが。
 朝食は6時から昨日のレストラン。ビュッフェスタイル。
そこで、昨夜は熱帯夜でよく眠れませんでしたね、という会話があったが、家はぐっすりと眠れたので、そんな風には思えなかった。



12-2 デスバレー国立公園(0735~1207)

デスバレー・ホテル発(0735)デビルスゴルフコース(0750)


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USANP10_09_09121.jpg ホテルから出るとき、ちょこちょこ忙しく動き回る鳥がいた。ロードランナーというのだそうだ。
USANP10_09_09147.jpg そこからバスでデスバレーの観光に向かう。
 ゴツゴツした岩の平原はデビルスゴルフコースだ。こんな所では悪魔しかゴルフをやれないというユーモアの名付けなのか。



12-2-1 バッドウォーター(0805~0850)

USANP10_09_09308.jpg ここが一番のメーンの場所。海抜で言うと-87mになるのだそうだが、noriの時計では-75mしかなかった。杖の先、ほんとはここにSEE LEVELと書いてある。
USANP10_09_09247.jpg バスを降りてからメロンの網目状の塩原を歩いて行く。これが全て塩だ。
USANP10_09_09286.jpg よく見て手で触ってみると塩の結晶が出来ている。それが塩の面を押し上げるようになっているのが網目状に見えるのだ。ただ、色が一寸汚れているのが、残念。
USANP10_09_09282.jpg そんな風に思っていたら、ガイドさんが中に入りましょうと言って、道のない方へ入った。こちらは人が踏み入れてないのだろう、綺麗な塩の結晶がたくさんあった。そこで、塩積み。綺麗そうな所を選んで結晶を集めた。これでここのお土産が出来た。
USANP10_09_09291.jpg インディアン達はここの塩の出来方でその年を占ったのだそうだ。



12-2-2 ヨセミテへ遠い道のり

ビジターセンター(0915~0935)ボラックス採石場跡(0938)

USANP10_09_09422.jpg そこからヨセミテを目指して行くことになる。途中ビジターセンターで休憩。ボラックスなどの展示があった。少し休んでからバスを走らせると、ボラックスの採石場跡をが見えた。
USANP10_09_09485.jpg そこから先は、砂地にブッシュ(バックウィードという植物)が並んでいる地帯を通る。ここを称して「デビルズコーンフィールド(悪魔のコーン畑)」と言うのだそうだ。確かに綺麗に列をなすようにブッシュが並んでいる。



12-2-3 砂丘(1012~1040)

USANP10_09_09500.jpg こんなに荒れた土地に砂丘がある。昨日、ラスベガスで買った靴を履いていったのだが、夏用で穴がぼこぼこ開いている靴のため、砂が入り込み、その砂が熱くて熱くて参った。
 何が見えると言うことでもなく、ただ砂の上を歩いただけだが、こんな所に砂丘があるという事が不思議だった。見渡す限り砂丘なので、その先はどうなっているのか、どのくらい広いのかなど詳しくはわからなかった。



12-2-4 暑さの中で

USANP10_09_09541.jpg この辺りからバスは更にゆっくりの走行となった。早め早めに休憩を取るのも、オーバーヒートになるのを防ぐためだとか。それほど気温が高い。各自動車会社が新車の耐久テストをするのもこの辺りだとか。要するにここでのテストに耐えられればOKということらしい。
USANP10_09_09569.jpg 一山越えると白い大地が目の前に広がった。その中に一本の筋が真っ直ぐに通っている。近づいてはっきりとわかる様になるとそれはこれから我々が通る道だった。



12-2-5 PADRE CROWLEY ポイント(1207~1215)

USANP10_09_09663.jpg 更に岩がゴツゴツとした山に入ると、ビューポイントがあったのでバスストップ。越えてきた白い大地と一本道がここからもよく見える。目の前の山並みはシエラネバダ山脈。これからしばらくは見え隠れして姿を現す。
USANP10_09_09552.jpg 適当な所で、またバスの中で昼食のサンドイッチを食べる。我々はこうして食べられるが、ずっと運転しているドライバーさんは気の毒だ。



12-3 ヨセミテへ

オーエンズバレー(1244頃)ローンパイン(1303~1330)日本人収容所跡(1343頃)インディペンディンス(1350頃)ビショップ(1432)グローリーレイク(1510頃)

USANP10_09_09792.jpg オーエンズバレーという谷を越えて次のローンパインという町で、ビジターセンタ-へ行く。トイレ休憩のためだが、生憎と、トイレが閉鎖されているというので近くのマクドナルドへ移動。
USANP10_09_09768.jpg 初めて本場のマックへ入ったので、当然のようにマックシェイクを頼む。Lサイズと言ったが、どうも通じない。ビゲストワンプリーズで通じた。店員がびっくりしたような顔をしたが、あまりそういう人はいないのか、小さな体に不釣り合いと思ったのか。
 ここからも周りの山の様子がきれいに見える。茶色の山はアラバマヒルと言うのだそうだ。


USANP10_09_09830.jpgUSANP10_09_09833.jpgUSANP10_09_09836.jpg そこからまた走る。と、左側に小さな小屋と鉄条網が見えるようになってきた。そこが第二次大戦で日本人が収容された所だという。全ての権利を奪われて押し込められたのだそうで、この様な扱いを受けたのは日本人だけだったという。アメリカはその後のイラク戦争の時、同じようなことを在米イラク人に対して行おうとしたが、反対してつぶしたのがこの当時のことを経験した日本人達だという。そういう説明がなければさっと通り過ぎてしまうような小さな施設だった。
USANP10_09_09964.jpg その後もいくつかの町を過ぎ、やがてグローリーレイクやモノレイクなどが見え始め、いよいよヨセミテに近づいてきたことがうかがい知れるようになった。



12-4 ヨセミテ国立公園(1615~1954) world_heritage_logo2.gif226

USANP10_09_10114.jpg ヨセミテ国立公園シエラ・ネバダ山脈のほぼ中央西側に位置する。16時15分看板到着。16時30分ゲートを通過。してようやくヨセミテ公園の中に入る。山、川、森、湖などこれでもかというくらい自然の美を集めている所だ。これがこの公園の魅力なのだろう。反面、黒く焦げて葉も付けていない木々の群れも目立つ。山火事の後遺症なのだとか。ただ、これだけの自然になるとそれも必要なことなのだそうだ。

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12-4-1 トゥオルメミドゥ(1645~1700)

USANP10_09_10182.jpg 木々に挟まれて一寸した草原が広がっていた。そこでバスストップ。川向こうに半分に削られた大きな岩山が見える。左側半分を氷河によって削り取られ、その削られた破片が目の前にある大きな岩だという。半端な岩ではない。自然のすごい力を目の当たりにした。
USANP10_09_10195.jpg ここを流れている川は透き通った水の流れ。そこに靴のまま入って先ほどの砂丘の砂を洗い流した。気持ちよかった。



12-4-2 オルムステードポイント(1717~1745)

USANP10_09_10272.jpg 次にストップしたのは、もっと大きなハーフドームの見える所。ビューポイントへ行くためには斜めになっている岩を上って行かなければならないのだが、この岩は滑りません、というガイドさんの言葉通り平気で上れた。そこには1本の木があった。こんな所に良くも生えていて成長していると関心し、記念写真を撮った。
USANP10_09_10260.jpg この力強さにあやかりたいものだ。その気の向こうにハーフドームが見える。これがこのヨセミテの売り物の一つにもなっているようだ。これもやはり氷河によって削られたということだが、別の説もある。



12-4-3 トンネルビューポイント(1858~1902)

USANP10_09_10410.jpg それからまたしばらく走り、トンネルを一つ、二つ、三つと通り抜け、四つ目の手前でストップ。トンネルビューという所だ。
USANP10_09_10423.jpg ここからは、先ほどのハーフドームと、更にはエルキャピタン、ブライダルベールフォールを見る事が出来た。このエルキャピタンもここの見物の一つだ。この季節、もう滝が落ちるのは見られないかと思っていたが、ブライダルベールフォールは、わずかではあるが水が落ちているのが見られた。日が暮れかかってきていたので、急いでバスに戻った。まだまだ先は長い。USANP10_09_10452.jpg
 日がどんどん落ちていき、綺麗な夕焼けが見られるようになった。周りは山火事の無残な姿だった。まだ白い煙を上げている所もあり、たびたび火事が起こっていることが想像できた。
 周りはすっかり日も落ちて暗くなったころにようやくゲートを出た。そう、今日の宿は、公園内ではなく公園の外に出なければならない。何と遠い所に宿を取ったのか。
それにしては道中急ぐわけでもなく、やけにのんびりした旅だった。19時54分、ようやくゲートを通過して町におりていった。



12-5 夕食(2022~2108)

USANP10_09_10466.jpg ホテルに入らず、まずは夕食を摂ることになった。OKAという日本食のレストラン。魚や味噌汁など、胃に優しい献立だった。



12-6 オークハースト・ホテル着(2112) アメリカンベストバリューイン 218号室 バスタブ、インターネット

USANP10_09_10469.jpg 明日の出発は早い。連泊なので、荷物は適当に処理して就寝(2300)。