13-1 朝
夕べの到着は遅かったが、今朝は早い。起床は4時40分。このホテルにはレストランがないというので、出発もまた早いのだ。荷物整理をするだけの時間と言うことで、モーニングコールの20分前という起床時間。我が家にしては珍しく遅い。
13-2 朝食(0602~0628)
ホテルを出て(0600)まずは朝食のレストランへ。まだクローズの看板が出ていたが、特別に用意してもらったらしい。セットメニューだったが、十分な内容だった。それにしても、レストランの着いていないホテルとは・・・。飲み物はジュースと牛乳があったが、それぞれ持ち帰り可能な容器に入っていたので、junはジュースを、noriは牛乳をゲット。ただし、noriの牛乳は飲みかけでバスに置きっぱなしにしておいたら、帰りにはなくなっていた。きっと運転手さんが片付けてくれたのだろう。すまない。
13-3 ヨセミテ国立公園(0700~1857) 226
ゲート入る(0700)ヨセミテロッジ着(0800)公園内ツアー(0845~1715)ゲート出る(1857)
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今日は公園内のツアーに参加するというので、その出発に合わせての時間設定になったらしい。朝ということもあってバスはスイスイ走り、予定より早くヨセミテロッジに着いた。ここのロッジが主催しているツアーということだ。ここに泊まれれば最高だったのに。
添乗員達が受付を済ませてからバス乗り場へ行き並んで順番を待った。
13-3-1 公園内ツアー(0845~1715)
バスは40人乗り程度の大きさで、我々グループの他にも乗ってくる混載だ。運転手はビリーさんという。この人がガイドしながら進めてくれるのだが、勿論英語。そこでうちのガイドさんが通訳しながら補足説明してくれることになった。このビリーさん、自分のウェブサイトを持っているというのでnoriは早速アドレスを聞いた。(Fontana-Art.com)
13-3-2 グレイシャーポイント(1015~1105)
バスははじめにグレイシャーポイントへ向かう。一端ゲートまで戻って脇道へ入るので、到着までの時間が長い。その間森の中の道なので風景に変化が無く正直飽きてくる。そのせいか人を押しのけるように先を争って一番前に座った人たちは皆眠りこけていた。
ようやくグレイシャーポイントに到着。まずはトイレに行ったが長い列ができていた。これは珍しいことで、ここが一大観光地であることを伺わせた。
このグレイシャーポイントからは、ハーフドームと周りの山々、深い谷と底を流れる川の様子が見て取れる。
ハーフドームは、巨大な半円形の花崗岩で、ヴァレーからの高さが約1444mもあり、ヨセミテ大渓谷のシンボルともいえる物だ。氷河によって削り落とされたという説や、ドームは一つではなかったという説など未だに多くのことが謎に包まれている。でも谷に向かって切断面とおぼしき面を見せている姿は、氷河によってく刷り撮られたという考えが素人には受け入れやすい。
また、夏場なら約739mという大きな落差を誇るヨセミテ滝も見られるのだが、残念ながら水は涸れて流れ落ちていなかった。単なる岩盤が見えるだけでむなしい。あまりにむなしいから、こうなるという想像図をつけた。
13-3-3 昼食(1215~1325)
昼食は予約が1年先までいっぱいというワオナホテルで取った。サラダにパスタは嬉しいメニューだ。いつものレモネードはピンク色で驚いた。
13-3-4 マリポサグローブ(1350~1520)
またバスに乗り、少し先で今度はトロッコのような乗り物に乗り換える。これに乗ってこのマリポサグローブを1周する。勿論遊歩道もあり歩くこともできるが、時間の関係で今回はそれはできない。このガイドも英語だが、嬉しいことに日本語の説明ヘッドホンがある。我々はそれを耳に当てて解説を聞くことになる。
大きなセコイアの木の間をトロッコは走る。
セコイアとは、別名ジャイアント・カリフォルニア・レッドウッズとも呼ばれる世界一巨大な木のことだ。成長したセコイアの木の高さは100m近くになる。この高さ自体は周囲の木々と比較してもずば抜けて高いというわけではないが、セコイアの場合は縦に高いだけではなく、太さも尋常ではない。幹の太さが直径4mから6mに及ぶことは珍しくないし、地表から100mの高さでも、幹はまだ4~5mもあることもある。
多くのセコイアは樹齢1000年以上。中には大昔の山火事で内部をくり抜かれたように焼けたものもあり、洞窟のようにくぼんだ内部を歩き回ることもできる。焼け窪んだ内部を車で通れるものさえある。また、山火事で地面に倒された木もある。シエラ山脈に最初に入植した人々は、なんとこのえぐられた幹の中に家や家畜小屋を建てて暮らしていた。
一言、でっかい、につきる。森の中には動物も時々見かけた。ここでは人間がいてもそこに現れるほどに、人間を彼らが信頼していると言うことだろうか。(mariposaとはスペイン語で蝶の意味)
途中2度の休憩を挟んで元の所へ戻ってきた。そこで待っていたビリーさんのバスにまた乗り込んだ。
そこからまた走る走る。単なる山道を走るだけなので面白くない。ビリーさんは一生懸命に解説らしきことを話していくれているのだが、全くわからないので、退屈した。
13-3-5 トンネルビューポイント(1632~1645)
ここで停車。昨日とは違って明るい中で見る事が出来た。さすがに人が多かった。その合間を縫って、どうにか二人の写真を撮れた。
13-3-6 ヨセミテロッッジ着(1715)
出発地点のロッジへ戻ってきた。本当に、ここに泊まれたら良かったのに。ガイドさんもここを勧めたのだそうだが、旅行会社がどうしてもOKを出さないとか。その辺の事情はよくわからないが、ここだったら、昨日も今日もかなり時間に余裕を持って他の楽しみも出来たのにと思う。
希望者はヨセミテ滝を見に行ったが、途中で水のない滝を見ていたので、我が家はロッジ周辺でのんびりした。ここにもリスがいてその可愛い姿を写真に収めたりした。
我々のバスが迎えにきたので、ホテルへ向かう。
13-4 ホテルへ (1750発)
またホテルまでは長い道のりだ。一度往復している道なので特に見るべき物もなく、それでも気に入った場所があるとカメラを構えたりしながらバスの中を過ごした。
約1時間後にゲートを出た。
13-5 夕食(1925~2033)
13-6 オークハースト・ホテル着(2040)
国立公園巡りは今日で終わり。長い移動で疲れた。が、その分アメリカのいろいろな顔を見ることが出来て、その広大さを味わった。疲れはしたが見どころ一杯で楽しい旅だ。最後の訪問地でもいい思い出を作りたい。
就寝(2250)。