カダフィの国リビア

2009年12月25日(金)晴れ


・ドバイ空港着(0525)・搭乗(1843)EK745 31FG ・離陸(0928)(-2時間)・トリポリ空港着(1312)・バス空港発(1454)・トリポリホテル着(1530)・夕食(2000)


2-1 ドバイ空港にて

・マルハバラウンジ(0625~0750)・140番ゲートに入る(0810)・バスに乗る(0815)

libya_0021.jpg 乗り継ぎのロビーへ入るときに簡単にX線検査。難無くパス。
 次の便まで4時間ほどあるので、エミレーツの無料レストランが使えるという。希望者でそこへ向かったが、結構な人で混雑していたので、我が家は集団から離れ、プライオリティパスが使えるマルハバラウンジへ行くことにした。
 エミレーツのトランジット客がサービスを受けられるレストランとは反対側の方向にあるので、かなり歩いてようやくという感じで到着。手続きは簡単に済んだ。
 中は広くてゆったりと椅子が配置されていた。それはそれでよいのだが、そのために椅子の数が少なくほぼ満席状態で、韓国が中国の男性と相席させてもらった。(後でわかったのだがエレベータの裏にも座席があり、そこは空席が目立った。)
 アルコールもあるなど、飲み物の種類も豊富だったが、機内食で結構腹にたまっていたので、軽く済ませて、パソコンやゲームをしながらゆっくりと過ごした。椅子の座りごごちがよいので、気持ちがいい。帰宅時も、ここが利用できれば申し分ないと思った。
 我が家は二人ともタイツをはき、長袖のTシャツに上着というスタイルだったので、暑かった。係員は半袖なのだ。しかもコートは真冬用の厚いもの。荷物になった。
libya_0022.jpg 9時発なのだが、8時15分から搭乗になるので、それまでゲートに来てくれと言われていたので、8時前にそこを出て、140番搭乗口へ向かう。マルハバラウンジは232搭乗口の近くなので、かなり歩く。人混みを抜けて歩いて行くので、結構時間がかかった。
 8時少し前について椅子に座ったと思ったら、すぐに搭乗口のある部屋へ通された。本来はここで1000$チェックを受けるはずだが、そういうことはなかった。リビアでは流入する難民阻止対策であろう、1000$の所持金を入国用件にしている。航空運賃を支払える者にそうした対策はおそらくは不要だろう。
 そこからバスへ案内された。そのバスに乗っている時間の長いこと。しばらく建物沿いを走っていたが、やがて建物から離れ、広い空港内を走ってようやく40分に飛行機に到着した。なるほどこれなら早めに集めるはずだと納得。


2-2 トリポリへ

・搭乗(0843)・離陸(0928)・朝食(1010)・-2時間 リビア時間にする・飲み物サービス(1130)・昼食(1150)・着陸(1312)

libya_0027.jpg 今度の飛行機は、2-4-2の並び。これまで2回とも窓際の列だったから、期待したのだが、こういう時に限って内側の4列の2席、31のFGだ。今回は窓際がよかったのに。動き出す前におしぼりのサービスがあった。9時28分に離陸。
 機体内部はかなり寒めに温度が設定されている感じで、終始寒かった。junはコートを足に巻き、上は毛布でくるんでいた。noriは隣空から失敬した2枚の毛布を上下に使って巻いた。それでも少し寒かった。
 直ぐに添乗員さんがイミグレーションカードを持って来てくれた。既にほとんど書き込まれているので、我々はサインだけすればよかった。そしてそれをパスポートに挟んで格納して終了。
libya_0029.jpg そうこうしているうちにまた食事だ。コンチネンタルと言うことで、ぺちゃんこにつぶれたクロワッサンとフルーツとケーキ。ぺちゃんこでも美味しかった。noriはこのときも赤ワインを所望。
 ちょうどエジプトの上辺りを飛んでいるときに、一部の客がしきりに窓をのぞき込んで騒いでいたので、ピラミッドでも見えたなおかなと思って、noriが窓を探しに行ったが、かなわなかった。騒ぎの原因はよくわからなかった。


libya_0035.jpg トリポリ時間で11時30分になるとまた食事の準備が始まる。
 ここではjunも赤ワインを飲み、noriは白ワイン。これが飲み納めになる。
 メニューはチキンとラムがあったのだが、生憎とラムは品切れと言うことで二人ともチキンになった。なかなかスパイシーで美味しかったが、こう食事ばかりでは全部は食べきれなかった。


2-3 トリポリにて

・着陸(1312)・イミグレーション(1340)・荷物受け取り(1410)・両替(1423)・バス発(1454)

libya_0041.jpg 予定よりもかなり早くトリポリに着いた。
 が、いつものように入国するのは大変だ。入国カードは旅行会社の方で記入してくれているので、審査前に係員に渡すだけですんだが、まずは行列。一人一人ゆっくりと審査するので、なかなか前に進まない。とにかくニコニコしていてくださいというので、junはできるだけの愛想笑いをした。この審査官、変な日本語を使ってちょっとご機嫌だった。笑いのうちにすんで、とにかく胸をなで下ろした。
 それからもう一度X線を通って荷物を取りに行った。無事に全員のが出てきた。
 そこから両替に行くが、金曜日の昼時とあって、どこも閉まっていたので、しばらく待たされることになった。ようやく開いた所で、noriは50$(62DL)、junは30ドル(37DL)を替えた。実はリビアではつい最近まで博物館などで写真を撮る際にはカメラ代・ビデオ代が必要だった。まぁこれはよくある話だが、最近になって入場料を値上げすることと相殺にしたらしい。その分旅行会社の負担が増えたともいえる。
libya_0042.jpg 空港からは大型バスに乗ってホテルへ向かう。だいぶくたびれたベンツだ。空港の周辺には何もない。ただきれいに舗装された道路が通っているだけだ。これといった特徴もない風景だ。道路は時に4車線にもなった。


libya_0052.jpg 市街地に入ると高いビル群が建ち並ぶ。ビルと言ってもアパートのようだ。建設中のもたくさん見られた。これからどんどん発展していくのだろう。それにしてもカダフィの看板が町中に溢れている。40と言う数字も見えるが、これはカダフィの革命から40年と言うことなのだろう。
 途中で水を購入してから、地中海に面したホテルへ着いた。


2-4 ホテル バブ・エル・バール  639号室

libya_0066.jpg ホテル着は15時30分。ホテルでは一部の中東諸国同様にパスポートを預けるようになっている。手続きの途中で、海側の部屋はダブルになるが、と言う確認がなされた。それで了承した。


libya_0079.jpg 部屋は、バスタブ付きの、ベットは小さめだがまぁいい部屋だったが、タオルやスリッパが一人分しかないとか、電気系統が壊れていて使えないなどのトラブルがあった。明日も泊まるので、一応添乗員さんにアピールした。一生懸命に交渉してくれたようで、タオルは二人分、電気はスタンドを運び入れると言うことで決着した。客の数が少ないこともあるのだろうが、比較的早く荷物も部屋に届けられた。また解決するまでに、代わり番こに風呂にも入った。風呂はバスタブがあり、持参した風呂の栓を使用して、あまり熱い湯ではなかったが旅の疲れを癒すことが幾分かはできた。
libya_0084.jpg 夕食は午後8時からと言うので、たっぷり時間がある。そっこで洗濯をしたり、先にも書いたように入浴したり,そして居眠りをしたり、旅の記録したりして過ごした。
 夕食はホテルのレストランで、ビュッフェスタイル。終えた人から自由解散と言うことだったが、結局我が家は最後の方で、食卓の上のペットボトルを調子よく手に入れて部屋へ戻った。
 疲れていたので、少し荷物の整理をして9時前には就寝した。寝ている間結構咽が渇いた。先ほどくすねたペットボトルが大活躍した。部屋は風の切る音が終始相当五月蠅かった。後で気づいたのだが、ベランダに出るドアの締まりが悪く、そこは発する音だった。