2b 12月27日(月) 「シュンドルボンの森」一日目
起床(0530)出発(0730)フェリー(0949~1127)ガソリンスタンドにて昼食・ランチボックス(1200~1230)モングラ港着(1444)乗船(1452)軽食(1534~)小舟クルーズ(1640~1741)夕食(1920~2010)就寝(2030)
2ー6 クルーズ船
モングラ港着(1444)小舟(1450~1452)乗船(1452)
ようやくモングラ港に着いた。飛行機移動ならもう少し早くつけたのかもしれないが、このコースも結構おもしろかった。飛行機は11時頃にジェソールという街に到着する。それは後日訪れる街なのだが、ここで昼食をとる予定だった。そこからやはり数時間はかかる距離なので、結果的には1時間と誤差のない到着になったと思われる。
さて港には小さな船がたくさん並んでいた。桟橋を歩いていると周りの泥炭地にムツゴロウのようなハゼが見られた。 港からすぐに大きな船に乗るのではなくまず小舟に乗って、宿泊するコキルモニ号へと向かう。
2ー6ー1 船の様子
一階が食堂、厨房、船員の部屋、二階が客用部屋、トイレ(水洗トイレが6つあり、うち5つが洋式)三階がオープンデッキとなっている。シャワーは、トイレで兼用。水シャワーなので誰も使いませんよね、と添乗員さんの言葉。多分、そうなるのだろう。
部屋は二段ベッドが2つの4人部屋、このタイプがたぶん4部屋、後は二段ベッドが1つ、このタイプが10部屋。それを一人の人が使用。
我が家は当然4人部屋。上の段に寝て下の段を荷物置き場にと思ったのだが、上に上るのが大変なので、逆にした。枕カバーも折り線が着いており、シーツもきれいだった。また、久しぶりに蚊帳という物を見た。心配したほどのこともなく、快適に寝れそうだ。
2-8ー2 デルタ地帯の村に上陸
(バングラデシュの太陽光発電事情)
一つの村に上陸した。ここから夕日がきれいに見えます、ということだ。現地ガイドは「島」に上陸と言っていたが、衛星写真を見る限りにおいては、ガンジスデルタ地帯の大河とその支流との間に挟まった村のようだ。
小さな集落ができている。家は粗末な造りだが、子供たちはここでも人なつこく寄ってきた。
耕作地のような物はなく漁業で生計を立てているようで、魚の処理をしていたり、捕ってきたカニを見せてくれたりした人たちがいた。(後でグーグルマップを見ると耕作地帯らしいものも見える。)
ところでここの魚の処理用の器具は興味をそそられた。どこかの国にもあったように思うが、三日月型の円弧の内側に刃がついていた、そこに必要な部分を当てて押し切る形のものだ。
見学して帰る頃、かなり日が落ちて暗くなってきたので、電気がつき始めた。中州なのでどこから電気がきているのだろうと思っていたら、屋根の上に見つけた。ソーラーパネル。全ての家にあるのかどうかはわからないが、ガイドさんは当然のように言っていたから、かなり普及しているのか?
船に乗ると、人々が集まって見送ってくれた。
追記:1
さてこの太陽光発電、帰国して知ったのだが、なんと日本をもしのぐともいえる勢いで普及をしているという話だ。下記のように小型ながら、普及世帯数では日本を2010年には抜くとも。(出典)
グラミン銀行参加の企業であるグラミン・シャクティの50ワットのソーラーセットは、「太陽光発電パネル1枚、バッテリー1個、コントロールボックス1個、そして蛍光灯3本、さらに配送、設置、および基本トレーニングを含む」となっているという。(出典)決して、アジアの最貧国と侮ってはならないと感じた。
追記:2
最後の女性の写真だが、この人がこの村で主に説明をしてくれた。といっても、特別な人ではなかったようだ。ところでこの女性、額に赤い印がある。この国ではほとんどがイスラム教徒と聞いていたので、彼女はヒンディーなのかと聞いてみた。この国は、ウィキ-ペディアによれば、89.7%がイスラムで、ヒンズー教徒は9.2%。
答えは、ファッションなのだそうだ。そしてちなみに彼女の宗教は、キリスト教。なんと0.3%にしか過ぎない。このようなバングラデシュでも辺境の地域にキリスト教徒が存在していることに興味がそそられた。
より大きな地図で 上陸したあたり を表示
クリックすると拡大します。