平成22年12月28日(火) 「シュンドルボンの森」二日目

3a 12月28日(火) 「シュンドルボンの森」二日目


アザーン(0530)起床(0540)小舟クルーズ(0655~0800)ハルバリアから上陸散策(0942~1045)小舟クルーズ(1045~1115)昼食(1200~)モングラ港着(1347)モングラ港発(1355)バーゲルハット(1450~1702)クルナ・ホテル着(1755)

3-1 夜中

 夜中、トイレにも行ったが、そこはスイッチで必ず付いたので、懐中電灯の心配はなかった。ただ、天井から水滴が落ちるので、ドキッとした。その正体は朝に分かった。
 また、寝ずの番なのか、船尾にずうっと一人がいた。

3-2 朝 

アザーン(0530)起床(0540)エンジン開始(0600頃)やや明るくなる(0615頃)日の出(0650頃)

 朝、岸の方からアザーンが聞こえてきた。たぶん近くに村でもあるのだろう。もしかしたら昨日小島の村からかもしれない。あの村にも確か、平屋だが拡声器のついた建物があった。
 起床時間よりも早かったが、電気もついたことだし起きようかとモゾモゾしていると、エンジンが動き出した。もちろん船に電話などなく、モーニングはノックでするとのことだったが、これではモーニングノックがなくても皆起きるはずだ。
 早めに外へ出たnoriが、日が昇ってくると言うので、船尾へ出て、幻想的な夜明けを見た。ただ、かなり靄が深いようで、太陽は見えなかった。
 それでもすでに出漁している船があった。
 テラスへ行ってみると、雨が降ったかのようにイスの上に水がたまっていた。手すりもビッショリだった。夜中のトイレの水滴の正体はこれ。湿気が多いせいだというが、その量たるや半端じゃない。
 小舟も同じ様で、船員さんがゴザを敷いていた。
 このシュンドルボンで、我が家は253個目の世界遺産訪問になる。ということで記念撮影。
 この頃ようやく太陽がうっすらと見えた。



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3-3 小舟クルーズ(0655~0800)

 朝食前にまたミニクルーズに出かける。
 朝靄の中に徐々に太陽が姿を見せ始めたが、輝きはなく、ぽっかりと浮かんでいる様だ。水面に映って、まるで太陽が二つあるみたい。
 船はかなり湿っていた。我が家は100均のレインコートのズボンをはいていたので影響はないが、皆ビニールを敷いたりしていた。
 このクルーズの目的は、自然の森の中に動物や鳥を見つけること。沢山いるんですよと言う触れ込みがすごかったのでそれなりに期待をしていった。
 確かに森は深い。川の中に取り残されても強く生きている木々などある種の感慨もある。
 ようやくと鳥が見られた。カワセミらしい。ガイドさんが指さす方を皆必死で見て写真に収めたりした。この後もたまにこの鳥を見かけるくらいで、大した収穫はなかった。
 ここでもカニ取りをしている船があった。 
 ようやく周りも明るくなってきて、鳥の姿などもはっきりと見えるようになった。



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3-4 朝食(0815~)

 一旦船に戻って朝食。簡単なメニューだが、おいしく頂いた。デザートのバナナは真ん中が黄色かった。
 その後洗面。一応水道もあって水はでるのだが、ミネラルウォーターを使う。



bangla1328_28 1119.jpgおかゆにふりかけをかけて食べた
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3-5 ハルバリア(harbaria)から散策(0942~1045)

小舟出発(0940)

 今回は上陸することになった。船のすぐ先がその上陸地点。ほんの目の前だが、やはりそこまでは小舟で行く。到着した地点に、ハルバリアの森林事務所(Forest office)があり、そこからの小トレイルとなる。




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3-5-1 上陸(0942)

 急ごしらえで作ったような階段を上る。板張りで結構怖い。前に落ちた人がいますと言うことだが、わかる。
 銃を持った人が護衛として付いてくる。虎対策だというが、ガイドさんでさえ、これまでに1回しか遭遇したことがないというのだから、まあそういうことはないだろう。



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3-5-2 木道

 森林事務所の前を通り過ぎると、その先は木道になっていて、歩きやすい。人の側からいえば滑ることもないし、自然の側からいえば踏み荒らされる心配もない。
 少しいくと泥炭地に短い木のような物が突き出しているのが沢山見られるようになった。これはマングローブの木根だそうだ。こんなところにも生きるための工夫が見られる。
 また、少しいくと虎の足跡だというのが見られた。これは今朝の物ですね、ということで、くっきりと見えたが、果たして本物?junはかなり懐疑的だ。滅多に現れない虎が、今朝歩いていた?ということはもっと用心しても良さそうなのに、全くそんなそぶりもない。もしかしたら、これは観光用に森林事務所の人がつけたのでは無いかと言うのがその言い分だ。



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3-5-3 一段と高い木道

 高い見張り台のところから木道は一段と高くなる。
 この辺りまで来ると周りは木根だらけだ。出始めたばかりの物からかなり古そうな物まで、木根林とでも言えそうなくらい。
 木道の端まで行って、戻ることになったのだが、ガイドさんが下に降りたのを見てnoriも追随。かっこよくポーズを決めたところまではよかったが、戻ろうとしたとたんに滑って転んでしまった。それほどに足下はドロドロしていた。というか、粘土細工の時のドベが全体に広がっている感じで、底なし沼というわけではないが、粘土の池に落ちた感じだった。まぁみっともないと言えばそれまでだが、下に降りた人はガイドさん以外おらず、貴重な体験ができた。なお靴の写真を見ると悲惨だが、クロックス社製の靴の中の足はビニール袋でラッピングされており、靴ごと洗うことでそう大事にはならなかった。
 とはいえ、ガイドさんや付き添ってきた船員さんのお世話になってしまったことも事実ではある。



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3-5-4 森の中の道

 見張り台まで戻ってくると、ちょっと森の中に入ってみましょうと言うことになって、銃を持った人について行った。
 道と言えるほどの道もないので、木々をかき分けながら進んだ。ここは乾燥している地域で、足下はしっかりしていた。しばらく行ってUターン。



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3-5-5 貯水池

 森林事務所の人の飲み水にするために雨水を貯めている池だそうだ。周りにはブーゲンビリアなどの花も咲いていて、手入れされている様子が見られた。
 そこで休んでいると、シカと言うガイドさんの声で、シカがいることに気がついた。が、遠すぎて、また木が邪魔をしてなかなかはっきりと確認することが難しかった。
 たった一頭だけだったが、ガイドさんと添乗員さんはホッとしたようだ。
 そこからまた小舟に戻った。



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3-6 小舟クルーズ(1045~1115)

 すぐに船に戻るのかと思ったら、時間があるので少しクルーズしましょうと言うことになった
 先ほどの上陸地点とは反対側へ船を進めた。
 小舟に乗ってから気がついたのは、noriのズボンがびっしょりと汗に濡れていること。先ほどの冷や汗か?みんなに笑われた。
 程なく陸でひなたぼっこをしているワニを発見。が、エンジンの音ですぐに水中へ潜ってしまった。
 その後もサルを見かけた。動きがすばしこくてなかなかとらえるのは大変だった。
 ワニは戻るときにも見ることができた。
 それにしても、ワニはここだけだったが、最近は野生の猿とシカには連続して出会っている。そのたびに大騒ぎをしている。 
 船に戻ってから、またワニと川イルカを見ることができた。が、いずれも遠すぎたり動きが速かったりしてなかなか捉えられなかった。
 ところで、朝一番から約1時間の小トレイルを終える、船でクルーズしている頃はかなり気温も上がったせいもあって、汗をかくほどだった。特に我が家は、100均のビニールズボンをはいているので、その下に汗が水分となってたまり、noriなどお漏らしをしたようにびっしょりになってしまった。皆に笑われた。



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3-7 昼食(1200~)

 昼食もなかなか豪華だった。
 いろいろと工夫をして作ってくれているのだが、あまり動いていないせいもあって、あまり食は進まなかった。



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3-8 下船

小舟で移動(1344~1347)モングラ港着(1347)

 また小舟に乗り換えてモングラ港に戻ってきた。上陸した。
 ここからまたバスに乗っての長い道のりを移動する。
 行く前はどんな船の旅になるのかと不安もあったが、終わってみればなかなか快適なものであった。あまり代わり映えのない景色だが、それものんびりした時間を楽しむ気があれば十分に楽しいものだ。



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表紙

2010年12月26日(日) バングラデシュへ

12月27日(月)
 シュンドルボンの森へ

12月28日(火)
 シュンドルボンとバーゲルハット

12月29日(水) プティア

12月30日(木) マハスタンとカタナガ-ル寺院

12月31日(金) パハルプ-ル

2011年1月1日(土) ソナルガオンとダッカ観光

1月2日(日) ダッカ観光

1月3日(月) 帰国

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