平成22年12月30日(木) カタナガール寺院

5 12月30日(木) カタナガール寺院

起床(0430)マハスタン(0820~1020)レンガ工場(1045~1107)昼食(1250~1340)カタナガ-ル寺院(1508~1553)ボグラ・ホテル着(1958)夕食(2010)

5-5 レンガ工場(1045~1107)

 バスで走っているとかなり数多く目に付いた高い煙突が、レンガ工場だ。乾期しか作業ができないというので、今がかき入れ時とばかりに工場が稼働している。あまりにも多くて興味を持つ人も少なくなかったので、予定にはなかったが、見学に立ち寄ることになった。今回は、このように予定にないが、誰かが希望するとすぐに行動するということが何度かあった。それでいいときもあるが、あまりにも予定変更が多すぎるのもどうかと思う。ただ、いろんな所を見て欲しいという現地の人の気持ちかと思って黙って受け入れた。
 ここでは、粘土の土を作る人、それを運ぶ人、型に入れてレンガの形を作る人、それを焼き場へ運ぶ人、焼き上げるようにそれらを積み上げる人、火を入れて焼く人、としっかり分業されていた。
 ここでも人々に囲まれたが、その中にかなりの子供がいた。なぜだろうと思ったが、他の所で、ほったて小屋のようなものが立ち並び、子供が遊んでいたのを目にした。働くために家族で住み込んでいるのかもしれないと思った。要するに乾期を利用した出稼ぎ、かな。



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5-6 町の風景

 とにかく人の切れ間がない。大きな市は確かに飛び飛びにあるが、その間に何もないかというとそんなことはない。畑で働く人もそうだし、道ばたに自分だけの売り場を広げている人もそうだし、何かしらしている人が切れ間無く続いているのだ。
 人口が多いというが、まさにそれを目の当たりにしている感じだ。しかもその人たちは生きることに一生懸命だ。
 ここでもこの国の人たちの几帳面さが見られるのが、野菜の並べ方。カリフラワ-やキャベツ、バナナなど、きれいに並べて売っている。
 人を待っているリキシャですら、きちんと整列している。
ただ、これほど働いている人たちばかり目にすると、中東の暇そうな人たちの方が、生活にゆとりがあるのだろうと思ってしまう。怠け者、などと罵倒できないことを感じてしまった。
 どちらがいいとは言えないが、この国の人たちはあまりにも生きることに必死すぎる。


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5-7 昼食(1250~1340)

 ロングプ-ルという町の国営ホテルで、ベンガル料理。
 きれいな建物で、ここに泊まればよいではないかと聞くと、サービスが悪いという。どうもサービスの割に値段が高いというのが理由らしい。料理はおいしかった。



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5-8 道々

 昼食後はもう一つの見所、カタナガ-ル寺院を目指す。カントノゴル寺院ともいい、読み方によってわかりにくい。
 しばらく畑が続いたかと思うと、そこへ向かう途中も働く人たちばかりが目に付いたが、その人たちの工夫というのだろうか、川の浅瀬?にも水田が造られていたことだ。使える所はすべて使い切るという工夫に感心する。
 カンタナガール寺院の標識のある道へ入ると、それまで放し飼いにされていた牛が、ここではしっかり家畜としてつながれて庭で飼育されていた。
 バス一台がやっと通れるような狭い道を通って行くと、ようやくそれらしい地区に入った。対面から車がくるとすれ違うのに一苦労だ。
 やがて寺院の残骸のような建物が見えてきた。


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5-9 カタナガール寺院(1508~1553)

 バングラデシュにあるヒンズー教の寺院の中で、最も美しい寺院の一つと言われている。世界遺産に指定されるとすれば次はこの寺です、とガイドさんは言っていた。
 一大観光地なのか、門前には土産物屋がいくつか並んでいた。
 この寺院は、1722年頃にマハラジャ・プランナットによって工事が始められ、1752年に彼の養子のマハラジャ・ラムナットによって完成された。
 15m四方の正方形をした3層建てになって、上に行くに従って小さくなる。かつてはそのテラスの四方には飾り付けられた塔が聳えていた。その数9個。ラヴァ・ラトナ型の寺院だった。それは外から見るとまるで王冠のように見えたという。しかし、1897年に地震によって上部が崩れ落ちた。その模型がおかれていたので、往時を偲ぶことは出来る。ただ、財政の関係や、オリジナルのテラコッタの様子などが分からないために復元は難しいのだそうだ。そのオリジナル、イギリス時代に大部分が盗まれてしまって所在は不明とのこと。ガイドさんかなり残念そうだった。
 この寺はすべての方向から内部の神が見られるように、四方にアーチ型の入り口がある。
 また壁面は、動物や植物、幾何学模様、神話の一場面、当時の生活様式や娯楽の様子などを模した美しいテラコッタの彫刻で埋め尽くされている。
 壁面のテラコッタは、ヒンズー教のマハーバーラやラーマヤナをモチーフにした神話で埋め尽くされている。また、動物、音楽、狩り、男女の姿などいろいろな図柄が見られる。一つ一つ細かく見ているといくら時間があっても足りない位だ。一個一個すべて異なっているそうだ。
 一番下には、馬に乗って行進する兵士、ゾウの上で水パイプをふかす貴族などイスラームの風俗などムガ-ル時代のものもみられる。
 ここでnoriは砂糖菓子を試食。当然ながら砂糖でできた塊のようなモノだからかなり甘い。この寺院の祭りの時に教唆fれるモノというような説明だった。


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5-10 道々

 人口が多い国だということは、長い距離をこうして移動しているとよくわかる。道の両側は人の家か店、田畑が切れ間なく続いている。
 それでもこうした風景も見慣れてきた。
 日が落ちかかる頃、あちこちで家路につく人たちを見かけた。暗くなる前に帰らないと本当に真っ暗になってしまうだろう。
 それでも、部分的に電気を付けて商売をしている所もあった。


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5-11 ボグラ・ホテル着(1958) ナ-ジ・ガ-デン 118号室

 連泊の2日目。
 今日もノックして部屋に入りたがるホテルマンがいたが、拒否。



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5-12 夕食(2010)

 ホテルにて。やはり今日もベンガル風中華料理ということ。これがここの売りなのかも。今日はビ-ルは飲まず。だが、人によっては6本も購入する人がいた。更にワインボトルも。隠すように包んで持ってくるのだから,添乗員が気の毒になった。


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5-13 就寝

 部屋に戻って、簡単な荷作りをしてから二人宴会。我が家は荷物の中にお酒を忍ばせて持ってきているので、それを飲む。どうしても飲みたいなら、このくらいのことはしなければ。


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表紙

2010年12月26日(日) バングラデシュへ

12月27日(月)
 シュンドルボンの森へ

12月28日(火)
 シュンドルボンとバーゲルハット

12月29日(水) プティア

12月30日(木) マハスタンとカタナガ-ル寺院

12月31日(金) パハルプ-ル

2011年1月1日(土) ソナルガオンとダッカ観光

1月2日(日) ダッカ観光

1月3日(月) 帰国

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